「自信がある」のも解釈次第
■さて、早速ですが本日のお話です。
今日は「自信を持つ」ということについて、
一つお話をご紹介させて頂きます。
例えば、ここに水を入れたコップがあります。
研修で、受講生に「これは何ですか?」と質問をすると、誰もが「コップです」と答えます。
では、水の代わりにボールペンを差してみたらどうでしょう。
「本当にこれはコップですか?」
「本来コップとは、何をするものですか?」
このように質問すると、みなさん戸惑われます。
目の前にある器を「コップ」と定義すれば、水を飲むための道具となりますが、
ペンを入れるとペン立てになります。
そこで私はもう一度質問をします。
「この器がコップだというのは事実ですか?解釈ですか?」
そこで器の使用目的が、使う人の解釈によって限定されることに気づくのです。
これと同じことが、「自信」にも言えます。
「自分」という人間をどのように捉えるか、どのように解釈するかによって、
自分の価値や評価、役割は違って見えてくるのです。
「自信がある、ない」もその1つ。
だから私は、「自信が持てない」と悩む人にはこう言いたい。
自信がある。自信がない。そのどちらも正しい。
なぜなら、自信とはその人自身の思い込みや解釈だから。
自信があると思えば積極的に行動ができ、ないと思うと行動の抑止が起こる。
「自信のつくりかた」青木仁志 著
■不思議なもので、
気分が乗っているときは何でもできそうな気がするのに、
逆に何だか上手くいかないスパイラルに入っているときは、
何をやっても失敗するような気がする、
そんな心理状態も、上のお話と同じなのかもしれません。
■「7つの習慣」では
”See-Do-Getサイクル”
という言葉が紹介されます。
これは、まず”ものの見方(See)”があり、
それから”行動(Do)”があり、
そして”結果(Get)”がある、というもの。
つまり先ほどの話に当てはめると、
「自分には自信がある」と見ていれば(See)、
自信があるように行動する(Do)
という話になります。
「自信」というものは、
能力のあるなしではなく、
ただの思い込みにしか過ぎないのかもしれません。
であるならば、
メンタルやマインド面を強化したり、
それに向き合ったりすることが思った以上に大切なのでしょう。
自分のことをどう見ているか、
そして、それはなぜか?
考えてみると面白いかもしれませんね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。