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417号 2014年11月18日

「自信がある」のも解釈次第

■さて、早速ですが本日のお話です。

今日は「自信を持つ」ということについて、
一つお話をご紹介させて頂きます。


例えば、ここに水を入れたコップがあります。

研修で、受講生に「これは何ですか?」と質問をすると、誰もが「コップです」と答えます。

では、水の代わりにボールペンを差してみたらどうでしょう。

「本当にこれはコップですか?」
「本来コップとは、何をするものですか?」

このように質問すると、みなさん戸惑われます。

目の前にある器を「コップ」と定義すれば、水を飲むための道具となりますが、
ペンを入れるとペン立てになります。

そこで私はもう一度質問をします。

「この器がコップだというのは事実ですか?解釈ですか?」

そこで器の使用目的が、使う人の解釈によって限定されることに気づくのです。

これと同じことが、「自信」にも言えます。

「自分」という人間をどのように捉えるか、どのように解釈するかによって、
自分の価値や評価、役割は違って見えてくるのです。

「自信がある、ない」もその1つ。

だから私は、「自信が持てない」と悩む人にはこう言いたい。

自信がある。自信がない。そのどちらも正しい。

なぜなら、自信とはその人自身の思い込みや解釈だから。

自信があると思えば積極的に行動ができ、ないと思うと行動の抑止が起こる。

「自信のつくりかた」青木仁志 著


■不思議なもので、
気分が乗っているときは何でもできそうな気がするのに、
逆に何だか上手くいかないスパイラルに入っているときは、
何をやっても失敗するような気がする、
そんな心理状態も、上のお話と同じなのかもしれません。


■「7つの習慣」では
”See-Do-Getサイクル”
という言葉が紹介されます。

これは、まず”ものの見方(See)”があり、
それから”行動(Do)”があり、
そして”結果(Get)”がある、というもの。

つまり先ほどの話に当てはめると、

「自分には自信がある」と見ていれば(See)、
 自信があるように行動する(Do)

という話になります。

「自信」というものは、
能力のあるなしではなく、
ただの思い込みにしか過ぎないのかもしれません。

であるならば、
メンタルやマインド面を強化したり、
それに向き合ったりすることが思った以上に大切なのでしょう。


自分のことをどう見ているか、
そして、それはなぜか?
考えてみると面白いかもしれませんね。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 改革は内部から成るもので、
外部からもたらされるものではない。
               
               エドワード・ギボン

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