テニススクールの2人のコーチの教訓
■おはようございます。紀藤です。
昨晩は久しぶりにテニススクールへ。
このところ急激に気候の変化があり、
10月、私もかつてないほどの体調を崩してしまいました。
2週間に1度は39度の熱をだし、喉を腫らし、
体調がよかったときを思い出すのが難しいほど・・・涙
ようやく回復をしてからのテニススクールは、格別の味でした。
とにもかくにも、健康第一ですね。
■ちなみに、テニススクールには、
当たり前ですが、たくさんのコーチがいます。
若くてテクニックが凄いコーチもいれば、
年輩だけど教え方が上手なコーチもいます。
私のクラスの担当は主に2名のコーチ。
1人のコーチは、若い男性です。
テニスが好きで好きでしかたなく、
鉄鋼業の営業から、脱サラをしてテニススクールのコーチになった、
錦織選手を彷彿させるキラキラしている37歳。
自身も大会に出たりとテクニックを磨くことを怠っていません。
教え方だけでなく、実力もあるコーチです。
「サーブはこうやるんだよ」と言って見せる見本は、
素晴らしく感嘆の声が、皆から漏れます。
そして、もう1人のコーチは、女性。
丁寧で優しく、好印象なのですが、
テニスのスキルは、正直なところまあまあ。
(といっても、私より全然巧いですが・・・)
そして、テニスへの熱意もまあまあ、と言った感じです。
「サーブはこうやるんだよ」と言いながら、
連続でミスをしてしまったりします。
生徒から「ドンマイ!」と言われたりします(苦笑)
■そんな2名のコーチに教えてもらっているのですが、
ある時、自分自身の「教わる姿勢」が違う事に気付きました。
巧い男性のコーチ(前者)が担当の時は、
いつになく真剣に聞いている自分。
逆に、まあまあの女性のコーチ(後者)の時は、
少し流して聞いている自分。
教えていることは、正直どちらも同じで、
・軸をぶらさない
・体を回して打つ
・最後まで振りぬく
など、基本に忠実なことでしかありません。
でも、無意識的に、
私はコーチを区別していたようでした。
■このことを考えたとき、あるお話を思い出しました。
それは、私たちがお伝えしている
リーダーシップの研修「リーダーの4つの役割」に関すること。
その中で、チームを導き、成果を上げるリーダーは、
そのリーダー自身がメンバーの
【模範となっている】
という内容です。
リーダーが言っていることがいくら素晴らしくても
リーダー自身がそのように行動をしていなければ
誰も言う事を聞いてはくれません。
言ったことと、やっていることが一致しており、
背中で見せるからこそ、
言葉に重みができ、人を動かすことができる。
そのような、当たり前だけど、
つい忘れがちな事実をお伝えしています。
■先ほどのテニスの例も、同じなのかもしれません。
「言っていることを、できている人」の言葉の重みは、
「言っているけども、できない人」の言葉よりも何倍も深く刺さるもの。
もちろんこれはあくまでも一つの例で、
超一流のスポーツ選手となれば、
必ずしもそうではないと思います。
しかしながら
「言っていることが、出来ているかどうか」
は結構見られているものであり、
それが相手への影響力に少なからず関わっている、
ということは念頭に置いておきたいものだなあ、と思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。