相手の幸せを、心から喜ぶために大切な”〇〇マインド”
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、皆既月食に、ノーベル賞受賞、
心躍るニュースがたくさんありましたね。
直接自分には関わらないものの、
日本が世界に誇れる活躍をするのを聞くと、やっぱり嬉しいもの。
経済成長が・・・など色々言われたりしますが、
これからの日本にも期待したい
■さて、水を差すような話なのですが、
スゴイ方々の話を聞いたり、
そのストーリーを身近に感じたりすると、
「すごいなあ」と思うと同時に、
「いいなあ…(ちょっとヤキモチ)」とか、
「俺も負けてられんぞ(ライバル心)」
と少なからず感じること、
正直なところ、私はちょくちょくあります。
特に身近な人だと、そう感じてしまいがちかもしれません。
(人間できてなくてスミマセン・・・)
■小学生の頃、道徳の授業の
ある小説でこんなエピソードがありました。
(2人の少女が話をしているシーンで)
「ねえ、人が悲しむときに心から一緒に悲しむのと、
人が喜んでいるときに心から一緒に喜ぶこと、
どっちが難しいって思う?」
「うーん、難しいなあ…」
「私はね、一緒に喜ぶ方が難しいと思うの。
だって、嫉妬しちゃうから。」
この話は、人間の心理を表している例でしょう。
■頭では「嫉妬はよくない」と思っていても、
ついそう感じてしまう。
誰かが上手くいくのを見ると、
自分がダメなように感じてしまう。
他人が成功すると、
自分の取り分がなくなるように感じてしまう。
多少くらいはあるのが人間のような気もしますが、
これがあまりにも、
あからさまに全面に出てしまうと厄介です。
周りの人が上手くいっても喜べないばかりか、
”やっかみ”ばかりが募っていくわけですから、
何より自分自身、苦しくなるでしょう。
(このことを「7つの習慣」では
”欠乏マインド”と呼んでおり、
実は、ほとんどの人が受けている脚本づけである、と言っています)
■では、どうすればよいのか。
どうすれば、”欠乏マインド”の逆の、
心の底から相手の幸福を喜び、
利益を分かち合ってもまだ溢れるほどある、と思える、
【豊かさマインド】
に至ることができるのか。
このことについて、
コヴィー博士はこのように言います。
「”豊かさマインド”は、
深い価値観や内的な安定性(心の安らぎ、強さ)、自尊心から生まれるものである。
”豊かさマインド”を持つには、
まず、第一、第二、第三の習慣を身に付け、
個人としての喜び、満足感、充足感を得ていなければならない。
それがあって初めて、
他者の個性、望み、主体性を認めることができる」
スティーブン・R・コヴィー
■つまり、いくら
「相手の喜びを心から称えたい」と思っても、
自分自身の心のコップがカラカラであったら、
なかなか人のことを喜ぶのは難しい、
自分が満たされて、そして相手を満たすことが出来る。
というのが実際のところである、
ということでしょう。
良く言われることですが、
相手を真に認めるためには、
・まず自分を認めること
・自分自身の目標を持ち、
自分のゴールに向かって進んでいることに充足感を持ち、
人と比較をしない「幸せの定義」を見つけること
・”相手は相手、自分は自分”、
と客観的に見つめられる自分を作ること、
なのが重要なのでしょう。
実は遠回りのようで、
自分自身のことを深く考え、軸を持つことが、
本当の意味で、
「相手の幸せ」
を喜び、そして協力し合うことに繋がっていくのでしょうね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。