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390号 2014年10月7日

語尾を少し変えてみることの効能

■おはようございます。紀藤です。

昨日は台風で、交通機関の乱れなど、
色々と大変な方も多かったのではないでしょうか。

私の周辺は大きな被害はありませんでしたが、
いやはや、自然の力には敵わないと感じるばかりです。

■さて、今日のお話は、
「中村天風」という方の教えから、
一つ感じたことを共有したいと思います。

ちなみに「中村天風氏」とは、
日本初のヨーガ行者で、
各界の著名人に大きな影響を与えた大人物の一人。

彼に師事をした人物は、
稲盛和夫
永守重信
双葉山
東郷平八郎
山本五十六
原敬
松本幸四郎
堀越二郎
などの錚々たる面々です。

そんな天風氏は、世の中に何を伝え、
そしてどんな影響を与えたのでしょうか。

以下、彼の講話から見てみたいと思います。


(常に明るく、生き生きいるために大切なこと、という話の流れで)

「言葉を、気をつけなさい、言葉を。
 多くの人は、言葉と気分というものが、直接関係があるという大事なことに、
 正しい自覚を持っていないようです。
 「困った」「弱った」「情けない」「悲しい」
 「腹が立つ」「助けてくれ」「どうにもならん」
 というような言葉の充満しているなかに生きているお互いは、
 そういう言葉に価値のない感化を受けちまうことがあるんです。
 どんな場合があっても、不平不満を口にしないこと。
 これまた大切なことですよ。」

~中村天風氏 講話より~


■天風氏は、
「常に心を積極的に持つこと」
が物事を好転させる秘訣である、
ということを説き続け、
消極的に事を考える無意味さ、
虚しさを強く否定していました。

そして、それこそが、
人生の浮き沈みに関係なく、
常に幸福であるために大事な事である、
とも伝えていました。

これを信じる、信じないは人それぞれ。

しかしながら
先の天風氏の講話を例に考えてみると、
いつもいつも、年がら年中
「困った」「弱った」「助けてくれ」と言っている人は、
あまり良い影響は周りに及ぼさない、というのは事実でしょう。

逆に、いつ何時も
笑顔で、前向きにハツラツとして、
積極的な姿勢でいる人のそばに人は集まる、
そんなものではないでしょうか。


■「7つの習慣」において、
自分自身が、自分自身の効果的な人生を送るために、
「第一の習慣 主体的である」という習慣で、

【主体的な言葉を使う】

ということを提案しています。

これは先ほどあげた、
「困った」「弱った」などの言葉は使わず、
「何とかしよう」「出来ることをしよう」という言葉を使う、
ということと等しいことです。

・「仕事にいかねばならない」ではなく、「仕事にいこう」
・「勉強しなければならない」ではなく、「勉強しよう」
・「メルマガ書かなければならない」ではなく、「メルマガ書こう」
不思議なもので、このように言葉を変えるだけでも、
何故だか気分も変わってくるものです。

そして周りにいる人も、
「~しよう」と言っている人の方が、
応援したくなるものでしょう。


■「7つの習慣」であれ、「中村天風」であれ、
東洋・西洋関係なく、言葉と気持ちは影響し合っている、
といいます。

どっちを言っても同じ時間、同じ労力。

であるならば、
語尾を少し変えて、
天風氏の言うような「積極的」な方に天秤を傾けた方が、
お得なのだろうな、とも言えそうですね。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 その一語一語、
その言葉のすべてが、
人生に直接的に影響する暗示となる。

                   中村天風

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