メールマガジン バックナンバー

380号 2014年9月22日

「只管〇〇」という、唯一無二の学習法

■おはようございます。紀藤です。

週末はテニスをしたり、
家で趣味の英語勉強をしたり、
まったりと過ごしておりました。

ちなみに私事ですが、
私が好きな事の一つに、

「勉強方法の勉強」

があります。

つまり、
『2週間でスコア100点UP!TOEIC勉強法』とか、
『できる人の勉強法』とか、
『英文法がわかる本』とか、
『iPhone活用 英語学習法』
『語源から学ぶ。英語の身に付け方』
『英語リスニングのお医者さん』
などなど、
色々な人が語る勉強法や、
「○○メソッド」のようなものを知ること自体が、
非常に好きなのです。

ですから、気が付けば、
家には大量の英語学習本が積み上がってしまいました。


■とはいえ残念なことに、
たくさんの人の勉強法、
たくさんの人が語るコツ、
たくさんの人が成功したというメソッド
をどれだけ読み、
どれだけ理解したとしても、

結果は悲しいかな、
決して劇的に向上することはありません。

本を読めば読むだけ、
その量に比例して能力が向上するか、
と言われたら「否」と言わざるを得ません。
(私自身で証明済みです…涙)

結局どうすれば英語能力が伸びるのか、
このことを考えてみたとき、その答えは、
一つに絞られるように感じました。


■”国広正雄さん”という
「同時通訳の神様」として知られた方がいます。

その方が15年以上前に、
『英語の話し方』という本を出版し、
75万部という大ベストセラーを記録しました。

そこに書いてある彼が推奨する、
唯一無二の英語学習法、

それは、

【只管朗読】

という方法でした。

どんな方法かというと、
「ただひたすら1000回読む」
ただ、それのみ。

「只管朗読」とは、
「只管打坐」という仏教・禅の言葉が由来です。
※「只管打坐」…
余念を交えず、ただひたすら座禅すること。
「只管」はひたすら、ただ一筋に一つのことに専念すること。
「打坐」は座ること、座禅をすること。

そこから、
「ただただ、同じものを読み続けよ。
 それが結局は英語を身に付ける基礎である」 
と彼は英語学習の真髄を得たとのことでした。

私もそのやり方に感銘を受け、
しばらく前からその方法を中心に実践をしていますが、
確かに能力の向上を感じつつあります。


■色々と取り留めもなくお伝えしてしまいましたが、
今日お伝えしたいこと、それは、

【結局は理論を知るより、実践すること】

が大切である、ということを
強く思うわけです。

私が発信させて頂いている
『7つの習慣』というメソッドもそうですし、
その他の本・教育も同様です。

理論を知ったところで、
「じゃあできるのか?」と言われたら、
必ずしもそうとは言えません。

むしろ、殆どの場合、
出来ないのだと思います。
(私も正直なところ、「7つの習慣」まだまだ全然できておりません(汗))

出来るようになるためには、
先ほどの「只管朗読」ではないですが、
理論や、そこで語られる「方程式」のようなものを
何度も何度も何度も練習し、
繰り返して失敗して初めて、
「ちょっとできるようになったかも」
くらいが、現実的な学びのペースなのでしょう。


■知っていることと、
できることはイコールではありません。

何かを「できる」ようになるためには、
「練習」を避けては通れません。

だからこそ、「これはいい!」と思うものがあったのなら、
それを取り込むべく、
「只管○○」という姿勢で取り組み、
1000回くらいの勢いで繰り返し、
自分の血肉にしていくことが大切なのだろうな、
と思った次第です。

大変ですが、それくらい
「自分のものにする」
というのは難しいのでしょうね。


今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 千日の稽古を鍛とし、
万日の稽古を練とす。
                宮本武蔵

365日日刊。学びと挑戦をするみなさまに、背中を押すメルマガお届け中。

  • 人材育成に関する情報
  • 参考になる本のご紹介
  • 人事交流会などのイベント案内

メルマガを登録する

キーワードから探す
カテゴリーから探す
配信月から探す