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377号 2014年9月17日

「あなたのことが信じられないの」と、言われないように

■おはようございます。紀藤です。

連休中、扁桃炎で寝込んでいたとき、
何か気を紛らわせられるものはないか、と思い、
「hulu」(テレビや映画が見放題のサービス)の無料体験なるもので
アメリカのドラマを見ていました。

少し前、何かの雑誌で、
”「ブレイキング・バッド」、というドラマが特に面白い”
と聞かされていたので、それを見ることに。
(ちなみに、アメリカのドラマの評価で100点満点中99点をとり、 
 ギネス記録を樹立したほど面白い、そうです)

内容としては、真面目な化学教師が、
ガンで余命2年を宣告されたことから、
悪の道に染まっていき、麻薬精製を始める、というストーリー。

元々は「家族に資産を残したい」という動機で始めたのですが、
どんどんと、”道を外して(ブレイキング・バッドの意味)”いきます。


■詳細は興味があればぜひ見て頂きたいのですが、
その中で、ふと印象に残ったシーンがありました。

内容としてはこんな感じです。

”状況:
主人公の化学の先生。最近の様子がおかしい。
奥さんに言っていることも、つじつまが合わない、また不信な行動がいくつも見受けられる。
その状況が続き、妻が泣き出す”
その状況で二人は口論になります。

ウォルター(主人公)
「どうしたんだ、スカイラー(主人公の奥さん)
 何が不満なんだ。納得できるまで、説明するよ」

スカイラー(主人公の妻)
「・・・ちがうの。言っていることが信じられないんじゃなくて、
”あなたのこと”が、もう信じられなくなったの・・・(涙)」


■ウォルターは一生懸命、
最近あった不審な行動を説明します。

彼は頭がいいので、
話のつじつまを合わせることは上手。

不信な行動に対しても、一見、
自然な”言い訳”ができていました。

しかし、スカイラー(妻)は納得しませんでした。

そして、言ったのは、

「言っている内容、じゃなく、”あなた”が信じられない」。


■「7つの習慣」では”信頼口座”という言葉が出てきます。

人と人がお互いに良い人間関係を築き、協力し、
相乗効果を発揮するために「信頼」は欠かせない、
というのは何となくわかることかと思いますが、
その「信頼」は”銀行口座のようなもの”である、
と例えています。

そして、ウォルターが何度もしてきたように、
・約束を破る
・言行不一致
・自分の理論だけを主張する
こういったことを繰り返すと、
「信頼口座」から”引き出し”がされます。

そして、それが積もり積もって、
最後には、不信となり、
「あなたの言う事は、もう、何も信じられない」
という悲しい結末になってしまいます。

しかも、「信頼口座」が完全にマイナスになってから、
いくらフォローをしようとしても、時すでに遅し。

一度失った信頼は、ずーっと、
相手の心のどこかに残り続けるようです。


■私たちも、日々の人と関わる上において、図らずも
”「信頼口座」からの引き出し”
をしてしまっていること、あるかもしれません。

塗り重ねた嘘や、つじつま合わせの言動などは、
結局ばれてしまうのでしょうね。

ドラマを見ながら、気を付けないといけないな、
と思った次第です。

あと、一度見出すとハマるので、
アメリカドラマにもお気を付け下さい(汗)


今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。

【本日の名言】 人の動機に疑惑の目が向けられた途端、
その人の行動すべてが歪めて見られる。

               マハトマ・ガンジー

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