不振事業によく見られる症状
■おはようございます。紀藤です。
以前読んだことがある、
『V字回復の経営』(三枝匡 著)という本を
久しぶりにパラパラとめくっていました。
すると、こんなフレーズが
目に留まりました。
【不振事業によく見られる症状50】
01. 組織内に危機感がない。
一般企業の業績悪化と社内の危機感は逆相関の関係である。
業績の悪い会社ほどたるんだ雰囲気であることが多く、
業績のよい成長企業のほうがピリピリしている。
■上記は、50あるうちの症状の1番目です。
ですが、とても考えさせられるものです。
また、ある経営コンサルタントの方も
このようにいっています。
『企業内に良好な人間関係が維持されているということは、
革新が行われていない実証である』
■「7つの習慣」のコヴィー博士も、
”第六の習慣 シナジーを創り出す”という、
違う人間が協力をする
「創造的協力の習慣」とも呼ばれる習慣において、
このように言っています。
『シナジーを創り出すとは、
お互いの希望を出して取引し、
ほどほどのところで妥協するのではない』
■良好な人間関係や、いい雰囲気というのは、
とても大切だし、居心地の良いものです。
でも、見方を変えるとそれは、
”組織やチームが本来目指しているものを見失っているサイン”で、
もしかすると、妥協や遠慮が蔓延しつつある兆候なのかもしれない、
と思うと、すこしドキッさせられるようにも感じます。
■どんな組織であれ、チームであれ、
何かのために生まれ、存在しているはず。
""""目的を見失って、努力や意見の衝突を避けるだけ(そして業績が下がっていく)""""
ではなく、
""""目的を見失わず、それに向かって必要な衝突は歓迎する(そして業績も上がる)”
という考え方を選択することが大切なのだろうな、
と改めて感じた次第です。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今日が皆様にとって、素晴らしい一日になりますように。""