思考の「無限ループ」を意図的に破壊する方法
(本日のお話 1548文字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに社内打ち合わせ、
今後の計画など事務作業。
夜は、お世話になっている
お客様であり友人(と私が勝手に思っている方)と会食。
*
最近、「外に出る」「人と会う」こと減らして、
自分自身で考える「内省」の時間を、
多くとるようにしています。
それは今、色々考えたいこと、
自分で考えたいことが多いからですが、
そのプロセスの中で思うことがありました。
今日は上記の「内省」のプロセスを経て、
思ったこと、考えたことについて、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【思考の「無限ループ」を、意図的に壊す方法】
それでは、どうぞ。
■「自分の人生は、自分の責任」。
しばしば言われることですし、
それが事実だと思います。
受験、留学、結婚、就職 etc
人は自分自身の転機に、
”自分一人で考え、自分がどうしていくか”を
決めていくという瞬間が、誰しも訪れます。
また、個人的な悩みのときも同様です。
人間関係、仕事、家庭、健康、
自分で今後どうするのか、
頭を悩ませ、考える瞬間は、生きていく上で、
誰もが直面する「課題」と言っても過言ではないかもしれません。
■そして、私自身、今後の人生を、
深く考える事が多いのですが、
その中で「内省」をして思ったことがありました。
それが、「内省」は確かに大事。
でも、結論がでないことがある。
そんなときは、
”一定期間、考えまくった後に、
人に意見を求めることは効果的である”
ということでした。
これ、当たり前のようなのですが、
結構、大事だと思うのです。
■少し話は変わるのですが、
将棋やチェスにおいて、
『千日手』(せんにちて)
と呼ばれる状態があります。
これは、
”将棋やチェスにおいて駒の配置と手番が、
全く同じ状態が1局中に何回か現れること”
であり、
「千日たっても決着がつかない状態になること」を意味します。
要は「無限ループ」に陥っている、という状態ですね。
そして、こういうとき、
将棋ではどうするかというと、
『同じ局面が4回現れると千日手で無勝負となる』
というルールがあります。
つまり、
”同じことを繰り返していても埒があかないし、
時間の無駄だから、はじめからやり直す”
ということですね。
リセットするのです。
■そして、この話を聞いて、思うこと。
まず1つが、
色々悩み、考えるとき、しばしば、
”自らが「千日手」状態に陥ってしまう”
ことがあるのではないか、ということ。
*
人は、自分が持っている情報、
選択肢、思いつくアイデアなどは、
多くの場合、たかだか知れています。
思考にクセがあるからです。
だから、
1時間悩もうが、2時間悩もうが、
5時間悩もうが、1日中悩もうが、
もっと言えば1週間、悩み続けようが、
出てくる答えは大体一緒だったりする。
つまり同じところを堂々めぐりして、
”無限ループ”に陥り、”「千日手」状態”になっていたりすること、
まずこれが、結構あるのではないか、
と思うのです。
■そして、もう一つ、思うこと。
それは、「千日手」になったら、
リセットすること、やり直すことの大切さです。
「千日手」で”無限ループ”が繰り返されていると、
気づいているのに、4回で負えずに、10回、20回とやっても、
いってしまえば、”時間の無駄”、なのです。
だから、一旦リセットすることを考えたほうが、よい。
*
では、どうすればよいか。
その一つのアイデアは
【外部からの介入】
だと思います。
多くの場合、
”思いもよらぬ解決策”
”イノベーティブなアイデア”
”考えもしなかった発想”
は「外からもたらされる」ものです。
組織論でもよく言われますが、
「イノベーション」とは内部だけで起こることはない。
未知のアイデアが入ってきた時、
すなわち、”外部”が介入してきた時に起こるのです。
だからこそ、
「”無限ループ”に陥ってしまった悩み」
「”千日手状態”の悶々とした思考」
に気づいたら、
”信頼できる友人、上司、家族”
”自分の悩みにおける専門家”
などに意見を求め、
『「外部の介入」を意図的に生み出すこと』、
それが、
【思考の「無限ループ」を、意図的に破壊する方法】
ではないか、と思ったのです。
■考えることはよいことですが、
自分の「思考のクセ」にとらわれて、
ハツカネズミのようにカラカラと同じ車輪の上を回っていても、
目指すところには近づきません。
思考の「千日手」に陥らないよう、気をつけましょう。
ぜひ、人に意見を求め、相談しましょう。
と、最近色んな方の意見に助けられ、
気付かされて思う次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。