『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
(本日のお話 1876文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、朝から友人、妻と共に、
池袋にて、お茶を飲みながら、
未来について語らっておりました。
一緒に話をした一人は、
シェアハウスを5棟運営しており、
親友である平岡くん。
今は100人の入居待ちが続くという、
大人気のコミュニティシェアハウスを運営している、
『絆家』
というシェアハウスを経営している彼。
多くの人の人生に多大な影響を与えており、
”シェアハウスにおけるコミュニティづくり”
という点で、
一線を画したノウハウを持っているため、
きっとこれから爆発的な成長を遂げるのだろう、
と確信させられた次第。
本当に心から応援するとともに、
自分も頑張ろう、頑張らねば、
と思った1日でした。
そして今日日曜日は、
これからフルマラソン。
ベストを尽くしたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
今週の一冊のコーナー。
今週の一冊は
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『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
佐藤 航陽 (著)
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です。
■一時期、山の手線内などで、
一気に広告が貼られていたこの本。
『お金2.0』
というギラついたタイトルと、
またそのビジュアルから、
「投資でお金、楽に儲けられます!」
みたいな話かと勝手に思っていたので、
食わず嫌いをしていました。
が、友人が、
「とても勉強になる一冊だよ」
と言っていたのを聞き、読んでみたのが先日。
結論から言うと、
”未来を考える上で必読の一冊である”、
この本を読み、
そのように感じ、感銘をうけたのでした。
■いま世間を騒がせている、
・仮想通貨、
・フィンテック
・シェアビジネス
・評価経済などなど、
色んな新しいキーワードが飛び交い、
日々耳にします。
しかしながら、
”それが複合的に絡み合い、
これからどんな未来を作っていくのか”
については、色んな要素がありすぎて
リアルに想像ができない、という人も、
多くいらっしゃるのではないか、
と思います。
この本では、
”お金、経済を動かす新しいテクノロジーが繋がった結果、
既存の「お金の価値」をどのように書き換えていくのか”
を具体的に述べてくれます。
■特に、今の世の中で、
違和感を覚えられている現象が、
”消費経済(実体経済)”
(=労働して給与をもらい、コンビニに行ってお金を払うという一般的な経済))
と
”資産経済(金融経済)”
(=お金からお金を生み出す経済)
の乖離が凄まじい、
ということ。
一生懸命、観光地で接客をして、
美味しいご飯を提供している旅館の
スタッフの時給が800円。
対して、
お金でお金を生み出す、
金融の世界ではお金を右から左へ動かし
ものの一瞬で数十億、数百位億を生み出します。
そこで働く人も、年収1億超え、
なんて人もざら。
資産経済は、消費経済の、
なんと「9倍」もある(!)と言われています。
しかし、この構造、
私はどうしても違和感を覚えます。
直接、笑顔を生み出している人、
汗水たらして、モノづくりに勤しむ人、
伝統工芸品を生み出す職人さん、
そこには、
”「喜び」「感動」「感謝」という感情”が伴い、
その「ありがとうの対価」として、
代替不可の価値があるとう感覚があります。
しかし、
何かを生み出しているのではないのに、
お金がお金を生むって、なんだか妙だ、
しかもそれが、
「実際のモノづくりの9倍もある」なんて、
更に変だ、
と感じるのです。
そして、
そんな違和感を覚える人が、
一部に増えてきているようです。
■そして、この現象についても
『お金2.0』でも触れています。
そんな違和感がある中、
・お金がお金を生み出し、
「お金が余っている状態」になってくる。
・話題になっている
”ブロックチェーン”によって
金融機関を通さず、中央集権ではないお金の仕組みが実現される。
・”クラウドファンディング”など、
直接、応援したい人にお金を融通させられる仕組みもできる。
・”評価経済”で、本当に価値ある人、モノが、
適切に評価されてしまう時代になっていく。
すると、
『価値があるモノ・こと』
の方が、お金を持っていること以上に
相対的に価値が上がっていくのではないか、
と述べています。
■世の中を動かしているのは人の感情。
そこにテクノロジーが、
facebookやappleが私達の生活を変えたように、
今の仕組みを劇的に変えていくでしょう。
今確実に発展するだろうテクノロジー、考え方が
これからどのように「お金と経済の未来」を変えていくのか、
俯瞰的に理解する上で、
大変わかりやすく、オススメの一冊です。