一見意味のない時間を、誰かと過ごす価値
(本日のお話 1709文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は終日研修でした。
夜からは、東京から福岡に飛び、
博多駅の焼鳥屋で、
1人芋焼酎を飲みながら焼き鳥を食べておりました。
こういうのも、いいですね。
また本日からは「7つの習慣」研修の立ち会い。
多くの方に、たくさんの気づきと変化があることを、
心より願っております!
*
さて、本日のお話です。
最近読んでいる本で
『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤 航陽 (著)
という本があります。
これからの未来を考える上で、
とても面白く、大変お勧めの一冊。
(特に若い方は、絶対読んだほうがいい!と思いました)
その中で、タイトルの『お金』ではなく、
『組織マネジメント論』についても書かれている項目があったのですが、
その箇所を読んで、
「これって(特に組織において)とても大事なことだよなぁ」、
といたく共感する思うことがありましたので、
皆様に、その学びをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【一見意味のない時間を、誰かと過ごす価値】
それでは、どうぞ。
■先述の著書『お金2.0』に書かれていたことが
”経済でも、お金でも、組織でも、
「仕組み」により動かされている”
ということが強調されていました。
お金でも、経済でも、組織でも、
伸びているモノ・コトには、理由があり、
それが「仕組み」である、と言うわけです。
そして、その中で、
『持続的に成長する組織の条件』
というものが紹介されていました。
(以下、引用です)
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「コミュニケーション」ですが、
これは人事部門などがよく注力する領域です。
部門の飲み会やら会社の総会やらで、
参加者が面倒だと考えている人も多いでしょう。
ただ、実は組織としてはこういった交流の場が重要で、
業務とは関係ない話でもしてメンバーが仲良くなっていると、
いざ仕事でトラブルがあったり、悩んでいる時にも、
気軽に声をかけることができて、互いに協力しあうこともできます。
会社で働くメンバー同士の交流の機会が増えるほど
企業としての一体感は高まります。
私も経営をしていると、
『一見意味のない時間を一緒に過ごした人ほど、
その後に深い関係性を築きやすい』
ということに気付かされます。
引用:『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』佐藤 航陽 (著)より
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■「一見意味のない時間を一緒に過ごす」。
”一見意味ない時間”というと、
削ったほうがいい、なくしたほうがいい、
というように思えるかも知れません。
例えば、
・ワークライフバランスだから
仕事とプライベートをそれぞれ考えよう、
とか、
・もっと時短を、効率化を、といい
無駄な時間はなくしていく、
とか、
・やることをやって、終われば帰る、
とか
・ランチタイムも自分の時間だから、
本を読んだり好きなことを一人ひとりしていればいい
などという考えもあるかもしれません。
■しかしながら、
「お金」を取り巻く経済システムを考える専門家である.
佐藤氏いわく、
「組織もシステム」
であり、そのシステムが、
持続し、継続し、成長していくためには、
やっぱり「仕組み」がある、といい、
そしてその一つが、
『コミュニケーション』
である、と言うわけです。
*
人は社会的な生き物ですから、
なんだかんだで、
・認められたい
・人とつながり会いたい
・喜びを分かち合いたい
という性質を持つものです。
お互いの素顔が見えた方が、
一緒にいて居心地がいいし、
腹を割って話すことができるだろうし、
心を開くこともできるのでしょう。
■『一見意味のない時間を共に過ごす』こと。
何気ないランチをする。
みんなでボーリング、卓球する。
仕事終わりに軽くご飯を食べる。
ただ、意味もなくダベる。
ダラダラ飲む。
実は、見えないけれども、
見えないからこその価値があるのだろうな、
と思います。
「持続するための組織のシステム」として、
『コミュニケーション』が必要。
そして、それを形作るものの一つとして
【一見意味のない時間を過ごす】
ということ、すなわち、
何気ない日々つながりが、
仕事でもプライベートでも、
とってもかけがえのないものだろうな、
と思った次第です。
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<今日の未来習慣>
職場の人と、ランチに行く
(普段行かない人だとよりGOOD)
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。