『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』
(本日のお話 2935文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日、羽生選手のフリー、
皆様、ご覧になられましたでしょうか。
本当に、素晴らしかったですね。
というより、素晴らしい、という
言葉で言い表すと失礼なくらい、羽生選手の、
「心の清らかさ」を見せてもらったように、私は思いました。
*
66年ぶりの金メダルを獲得した直後、
彼の口から出た言葉が、
「まず、一言、言わせて下さい。
この場を作ってくれた、オリンピックに関わってくれたスタッフの皆様、
共に滑ったスケーター、たくさんのコーチ、サポーター、皆様に、
本当に、心より感謝します。ありがとうございました。」
というようなコメントでした。
それを聞いた時に、
彼はきっと、自分のためだけに滑っているのではない。
それ以上に彼の背後にいる多くの人、
スケートを思う人のために滑っていて、
その想いに応えたい、
という重みを抱えて滑っているのだろう、
だから、彼のとてつもない強さが発揮されているのだろう、
そう感じて仕方がありませんでした。
*
テレビを通じて、しかもニュースでみて、
物理的にも時間的にも離れているのに、
たった数分間で、あそこまで引き込まれ、
一体感を感じさせられる経験をしました。
本当に尊い存在だと思いましたし、
月並みですが、同じ日本人として誇りに思います。
あまり、テレビを見ない私(紀藤)ですが、
本当に感動しました。
*
ちなみに、私(紀藤)は昨日、
午後からは友人からとてもお勧めされていた、
グロービスの「クリティカル・シンキング」という講座(の説明会)
に参加してまいりました。
仕事柄、つい
「あり方」「人格面」ばかりに目がいきがちなのですが、
ロジカルに説明する、全体を見渡すなどの能力も磨いていかなければいけないな、
と改めて思った次第です。
羽生選手ではないですが、
「心技体」、全部、大事です。
*
また夜は 2冊の読書。
ランニングは、まだ走れず(空手のダメージにより)。
*
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
本日のお話です。
毎週日曜日は、
オススメの1冊をご紹介する「今週の1冊」のコーナー。
今週の1冊は、
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『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』
樺沢 紫苑 (著)
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です。
■これは、ぜひ読んで頂きたい、
オススメの一冊です。
私も、「時間術系」の本は、
たくさん読むのですが、
(「生産性」の研修も提供していますので)
最近読んだ時間術系の本の中では、
ぶっちぎりでオススメの1冊です。
*
この著者の方は、精神科医でありながら
執筆活動も行い、日々ランニングもこなし、映画も見る。
毎日1冊は本を読む。
でも、毎日睡眠時間は7時間以上。
このような生活を実現させ、
膨大なアウトプットを日々しているという方です。
そんな著者の生活リズムを見て、
周りの方は、
「まるで 3人いるようだ」
「どのような時間の使い方をしているのか」
と疑問に思い、
そのコツ、内容を答えたところ、
それが、あたかも
「”神がかった”ごとき時間術である」
と言われた、とのことで、
この『神・時間術』というタイトルにした、
とのこと。
なんだか、胡散臭いタイトル、
と思われた方もいるかもしれませんが、
内容は至ってロジカルかつ、
読みやすい名著です。
■さて、皆様は、
「時間術」と言うと、
どのような事を思い浮かべるでしょうか。
結果につながる「時間術」とは、
そもそも、何なのか?
たくさんのことを、
短い時間で多くこなせば良いのか。
やることやらないことを、
取捨選択できる力があれば良いのか。
タスクを人に、
依頼する力があれば良いのか。
いろんなテクノロジーを使い、
時間をより多く捻出すればよいのか。
おそらく、全部正解なのでしょう。
*
しかし、著者は「時間術」の中で、
”最も大切なキーワード”とは、
『集中力』
である、というわけです。
この『集中力』を、
自在にコントロール出来るようになれば、
平等に与えられた24hという時間を、
より、効果的に使うことができる、と。
■『集中力』を適切に活用できれば、
タスクをただ管理し、
単調にこなし、後ろから前に進む
「一次元の”線”」としての時間の使い方が、
『集中力』という要素が加わることで、
1分あたり生み出す価値が大きくなる
いわば、ただの”線”に”深さ”が加わり、
「ニ次元の”面”」のような時間の使い方ができるようになる、
と言います。
つまり、成果に繋がる時間術の公式は、
『「仕事量」=「集中力(仕事効率)」×「時間」』
である、
という訳です。
■みなさんもご経験があると思いますが、
・締め切り間際、ものすごい集中力を発揮し、
通常を2時間かかりそうなものが30分で終わった、
とか、
・夜、大切な友人との約束がある日。
「絶対間に合わせたい!」と思ったとき。
普段は残業しがちなのに、その日は定時に仕事が終わった、
とか、
・夕方はぼーっとして、
いつまでたっても仕事が終わらない。
でも、朝はものすごく集中ができる、
など、ご記憶にありませんでしょうか?
我々は機械ではなく人間です。
いつ何時も、同じように
動けるわけではない。
気分や体調などで変わります。
だから、先の話で言えば、
『”集中力”のスイッチが入る瞬間』
というものが、
確かに存在しているのです。
■そして、『神・時間術』とは
この
『”集中力”のスイッチが入る法則』
を知り、
それを自在にコントロールする、
たくさんのヒントをくれる本です。
*
加えて、良いところが、
”時間術”のヒントのネーミングが、
コミカルで覚えやすいところ。
小難しくなくて、とっつきやすいのがいいです。
思い出しやすく、実行し易いです。
例えば、
・『ケツカッチン仕事術』
(→夜、大切な友人との約束がある日。
「絶対間に合わせたい!」と思ったとき。
普段は残業しがちなのに、その日は定時に仕事が終わった、という先のやつです)
・『ストップウォッチ仕事術』
(→ストップウォッチを押して仕事をすると、
スピードが上がる。私はメルマガを書く時にやっています)
・『不動明王起床術』
(→目をカッと見開いて、太陽の光を5分見ると、
副交感神経→交感神経へと切り替わり、目が覚める)
・『(集中力を高める)15・45・90の法則』
(→集中力が持続する時間のサイクルのこと)
などなど。
一つ一つの「集中力」を高めるヒントが、
・誰しもが感じた事がある「体験」を元にしている
・そこに、脳科学の「理論」で根拠を示している
・面白く、深く、印象に残るキーワードで伝えてくれる
という点で、一線を画する、
価値ある一冊だと思います
■今、「働き方改革」と言われる世の中です。
やる事は沢山ある中、
いかにして、より短い時間で、
より多くの成果を出すことができるのか、
このことが、我々一人一人に問われています。
そして、その解決のための、
ヒントが、たくさん書かれている本です。
キーワードは、
『集中力』
です。
「集中力」をコントロールするための、
・運動
・食事
・睡眠
・自己投資
・趣味
あらゆる側面が「脳」に与える影響を解き明かしつつ、
未来の働き方に向けて、多くの示唆を与えてくれると思います。
よりパフォーマンスを高めていきたい方に、
とてもおすすめの1冊です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。