八重洲の「靴磨き職人」から学ぶ、プロの技を”まずもって見ること”の大切さ
(本日のお話 2235文字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに読書など。
最近、名著を大量に発見しており、
読みきれておらず、口惜しい限り。
(また出会った名著一覧については、
改めてご紹介いたします)
2週間前に風邪をひいてから、
全く走れていないため、3月11日の
「古河はなももフルマラソン」に向けて、練習を開始いたします。
意志が弱い人間ですので、ここで宣言として、
”2月28日までに、160キロランニング(1日8キロペース)”
をして、自分を律して行きたいと思います。
<現在の走行距離 0キロ(あと160キロ)※あと21日>
*
さて、本日のお話です。
先日、”とある専門店”へ行き、
そこで見聞きした話を経てから、
自分の視野や、力量が、
格段にアップすることを体感いたしました。
本日はその経験から学んだことについて、
皆様にご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【八重洲の「靴磨き職人」から学ぶ、プロの技を”まずもって見ること”の大切さ】
それでは、どうぞ。
■まずは、私(紀藤)の情けない話から。
私、「営業」という仕事をやってきたのにも関わらず、
長年「自分の身なり」に気を遣うことなく、
薄汚れた靴、フニャフニャのカバンで、
やってきてまいりました。
(今思えば、プロ失格ですが 汗)
しかし、社会人の大先輩から、
「真面目な話、ちゃんとしないとあかんですよ。
プロとして失格です。舐められます」
と数年前に言われたことから意識を改め、
ようやく「靴を磨く」とを覚えたのが2年前。
■それから、自分なりに工夫をしたりして、
”自分で靴を磨く”
ということをしてきたのでした。
その中で出会ったのが
「靴磨き本」の名著。
例えば、
『紳士靴を嗜む はじめの一歩から極めるまで』飯野 高広 (著)
『靴磨きの本』長谷川 裕也 (著)
などは、素晴らしいものがあり、
読んで、実践をするだけで、
格段に靴が上手に磨けるようになったのでした。
(上記の本は本当におすすめ。
男性ビジネスパーソン、特に営業の方などは、
必読本ではないかと思います)
■ですので、今までは、
”靴磨き”
というのは、自分でやるか、
または、「ミスター◯ニッツ」で、
ちょろっとやってもらうか、
くらいでしたが、偶然通りかかった、
”靴磨き専門店”に先日入ってみたのでした。
それが、
【靴磨き本舗】
なる、東京八重洲の地下などにあるお店でした。
そこで、恐らく30歳くらいの、
男性の若い方(でも何だかプロっぽい人)が
靴を磨いてくれたのですが、
その技量、仕上がりが、
自分でやったものと、全く違うレベルで、
大変驚いたのでした。
■その職人さんの慣れた手つきと、
その流れるような工程に、思わず見とれます。
どうやらその方は、靴が大好きで、
もう何万足と磨いてきているそう。
5年間、ひたすら磨き続けてきた、と言います。
その職人さんに、靴を磨かれながら、
こんな質問をしてみました。
「”靴磨き”で、特に気をつけていることは
どのようなことですか?」
と。
すると、彼はこう答えました。
「できるだけ、多くの種類、色んな靴を磨くこと、かもしれません。
同じ革靴でも、その作り、乾燥の仕方、
履き方などによって、磨き方が変わるんです。
例えば、
”どのクリームを使ったほうがよいのか?”
”どのくらいの力加減で磨いたらよいのか?”
”ワックスがけの量はどれくらいが適量か?”
など。
ただ、(靴を)光らせるだけだったら
1年位でできるようになりましたが、
本当に靴の味を引き出すには、
少なくとも3年はかかると思います」
そう慣れた手つきで靴を磨きながら、
語ってくれたのでした。
■この時に、思ったこと。
それは、1つは、
『結局は、量稽古が必要である』
という原則的な話、
そして、2つ目、
一番学びになった、気付きになったこと、
【”プロの技”を、「まずもって見る」ことの大切さ】
だったのでした。
■今まで私は「靴磨き」について、
本で読んで学んでみました。
しかし、思えばその道のプロに、
目の前で磨いてもらったことはなかった。
もう少し詳しくいうならば、
確かにあったかもしれないけれど、
『自分が、基本的な流れを学んだ後、
「プロとの違いは何か?」という視点で、
観察することはなかった』
と、はたと思ったのでした。
*
よく言われるように、
”百聞は一見にしかす”
です。
本で学ぶこと、
自分で色々試してやることは、
物凄く大切です。
それがなければ、プロのやっている意味もわからないから。
ですが、ある一定量、自分で基礎を押さえたら
そこから先は”自分の経験値”だけで
戦おうとしても、やはり限度があるもの。
ある程度、基礎を覚えた後は
『その道のプロ』
の技を、五感を通じて、見ること、感じること。
そして、その”機会を作ること”。
そのことが、
自らの視野を広げ、
能力を劇的に高める上で、
大変重要なことである、
当たり前の話しながら、
そのように思ったのでした。
■テニスやバスケットなど、
”明らかに技術が大事”
と思われるものについては、
積極的にプロから学ぼうとしますが、
私達の日常に組み込まれている、
何気ないこと、”一応できること”は、
ついルーチンで回しがちです。
(例えば、歩き方、走り方、話し方、掃除の仕方
靴の磨き方、歯の磨き方、などなど)
ですが、
”当たり前の行動”、
”自分で出来ている風の行動”
も、もっとレベルを上げることができるでしょうし、
そうすることで、生活の質、人生の深みも、
もっともっと見えるようになる、
そのようにも思います。
ということで、
【靴磨き本舗】
よければ、行ってみて下さいませ。
(私がスゴイと思った男性がいるかはわかりませんので、悪しからず)
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<今日の未来習慣>
『靴磨き本舗』で靴を磨いてもらう
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。