「ジョハリの窓」から学ぶ、人間関係を円滑にするヒント
(本日のお話 1936文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに夜は会食。
『リーダーが壁にぶちあたった時に読む本』
の著者であり、サントリー酒類販売の役員でいらっしゃる、
神田さんと、渋谷にてお食事をいたしました。
メルマガをお読み頂いていたところからご縁が繋がりましたが、
著書の印象通り、非常にエネルギッシュな方で、
病み上がりなのにも関わらず、お酒を飲みすぎてしまいました。
楽しい時間でございました。
*
また、風邪もだいぶ回復してきたので、
そろそろまた走り始めようと思います。
*
さて、本日のお話です。
昨日に引き続き「組織開発」について
学んだことをご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【「ジョハリの窓」から学ぶ、人間関係を円滑にするヒント】
それでは、どうぞ。
■「ジョハリの窓」という、
有名な人材開発の場で使われる、
モデルがあります。
(きっとご存知の方も、たくさんいらっしゃるかと)
簡単に説明すると、
”他人とのコミュニケーションを円滑にするためツール(方法)”
と捉えていただくといいと思います。
有名なモデルですが、
改めてこの話を本で見ていて、
「やっぱり便利だよな」
と改めて感じたのでした。
(なので今更ですが紹介しております)
■私は、前職で人材採用に関わる仕事をしていました。
その際に、よく
「離職が起こる理由ってなんなんですかね?」
みたいな話を、企業の人事から聞かれることがありました。
もちろん、一概には言えないのですが、
その中で、上位に挙げられる大きい理由の一つが、
『半径5メートルの人間関係がすこぶる悪い』
ことである、とよくお答えしていました。
(何かのデータで見ました)
考えてみればそうだな、という感じですが
会社全体、というよりも、同じ島で働いている、
・同僚の◯◯さんとのウマが合わない
・上司の△△さんに理解してもらえない
・営業担当の■■さんとの関係が悪い
と感じていることのほうが、
当人にとってはよっぽど辛い。
その人と人との軋轢が、
冷たい関係、ギクシャクした間柄が、
積もり積もって不満、不安となっていく。
そしてどこかのタイミングで、
耐えられなくなり、辞めてしまう。
だから、「離職問題」も、
”半径5メートルの特定の身近な誰かとの関係”
が原因ということ、多いですよ、
なんて話をしていたのでした。
■人は、”人との繋がり”を無視することができません。
私(紀藤)はあまり気にしない方ですが、
それでも、やっぱり良くない関係があると、
気になりますし、憂鬱になります。
そんな中、もし職場の中の人間関係が
「あの人は、本音を言わない」
「あの人は、腹の中にイチモツ持っている」
「あの人とは、距離を感じる」
という人”だらけ”だったとしたら。
そして、自分自身も組織の中で、
・「常に本音を隠している」という状態
・「自分の状況を理解してもらえていない」という感覚ばかり
・「上司・同僚の気持ちも状況もわからず真意も見えない」状態
だとしたら。
きっとまるで、
真っ暗闇で格闘技をしている如く、
不安で、孤独で、
無意識に人を傷つけてしまったり、
または自分が傷ついたり、
ということにも、
なりかねないのでしょう。
■「ジョハリの窓」から、
だいぶ話がハズレてしまいましたが、話を戻しますと、
「ジョハリの窓」は、
”他人とのコミュニケーションを円滑にするツール”
です。
自分や相手の深い部分/本音を、
以下の4つの窓にわけて、整理することができて、
とても便利だと思うのです。
ちなみに、こういった分け方で、
一人の人間で一つずつ、自分の状況を整理するのです。
1 開放の窓(自分にも、他人にも分かっている姿)
2 盲点の窓(他人に分かっているが、自分には分かっていない姿)
3 秘密の窓(自分に分かっているが、他人には見せない姿)
4 未知の窓(自分にも他人にも分かっていない姿)
そして、こういった分け方で、
「自分のこと」「相手のこと」を整理していくと、
「あ、本音ではこう思っていたんだ」
「逆にあなたはこう見えているよ」
というお互いの理解が進み、
コミュニケーションが円滑になっていくきっかけになる、
ということ。
そして、
「1 開放の窓」
が増えていくと、その時、
関係性は大変よくなっている、
などと言われます。
■多くの人が、口に出さずとも、
”お互いを理解し合いたい”
と思っていること、多いのでしょう。
「ジョハリの窓」は有名な話ではありますが、
こういったツールを知っているかどうか、はもとより、
”こういったツールを、
とりあえず使ってみよう、とするかどうか”
ということも、些細なようで、
大きな結果をもたらしうるものである、
そんなことを思ったのでした。
「しっているよ」というのと、
「しているよ」(=やってみた)というのは、
雲泥の違いがあります。
一度試しに身近な組織で、
やってみると面白い気付きがあるでしょうし、
「人間関係を円滑にする一助」
になるかと思います。
ぜひ。
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<今日の未来習慣>
・誰かに協力してもらい、
自分の「ジョハリの窓」を作ってみる
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最後まで読みいただき、ありがとうございました。
本日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。