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1430号 2018年1月13日

噂の「マネジメントゲーム」をやって思ったこと

(本日のお話 2117文字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。

昨日は、新入社員研修「ディスカバリー」の、
フォローアップ研修の立ち会い。
また1件のアポイントなど。



また、昨日「人事交流会」のご案内を、
一部の方にさせていただいたところ、
たくさんのご返信をいただきました。

(※皆様、ありがとうございました!
  また、こちらの誤りで、送信の際、お名前が消えてしまった方がおりました。
  大変失礼いたしました。)



ちなみに、昨日は、走行距離0キロ。

<現在の走行距離 147キロ(あと103キロ)※あと7日>

明日こそは走らねば。



さて、本日のお話です。

本日土曜日「マネジメントゲーム」という、
前から一度やってみたかったゲームに、
初挑戦してきました。

結果、惨敗(=ビリ)でしたが、
大変、勉強になる(凹んだ)時間でした。


今日は、そのお話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


【噂の「マネジメントゲーム」をやって思ったこと】。


それでは、どうぞ。

■皆様は、

「マネジメントゲーム」

という教育ゲーム、ご存知でしょうか。


それは、かのソフトバンクの創業者であり、
日本長者番付一位にもなった、
かの有名な孫正義氏、肝煎りのゲームとして知られています。

ソフトバンクでは、経営幹部120名を集めて、
皆でこのゲームに熱中したこともある、とのこと。

孫正義氏いわく、

「実際の事業の重要なキーファクターについて、
 これほど要素が取り入れられているゲームを
 僕は見たことがない」

とのこと。


すなわち、それぐらい
「スゴいゲーム」である、ということです。


■かねがねから、
そんな噂を聞いていたものですから、

「一体どんなゲームなのだろう」
「いつかやってみたい」

と思っておりました。


そして、本日、やってみて気がついたこと。
それは、

『結局、「自分の思考のクセ」で、モノを考え、判断している』

ということでした。

そして、その思考のクセが、
時に「負債」(=リスク)を生み出すことがある、

とまざまざと感じさせられたのでした。


■少しわかりづらいと思いますので、
補足させていただきます。

私は、これまで
「営業」を軸として、ずっと働いてきました。

そんな私が「マネジメントゲーム」なるもので、
会社経営をして、そして黒字を目指そうと奮闘するのですが


毎回毎回、


・売ろうとしすぎで、在庫がなくなる

・売ってばかりで、研究開発が弱い

・売ろうとしすぎて、タイミングを外す

・売ろうとしすぎで、固定費を考えていない

・売ろうとしすぎで、仕入れ感覚が甘い

・売ろうとしすぎで、リスクを考えていない


となり、積もり積もって、
気持ちのよいくらい、

「劇的な赤字」(!)

になったのでした。(とほほ、)


■「会社は営業だけじゃない」、
そんなことは、わかっているつもりだったのです。

当たり前の話、会社には
「営業」以外の大切な要素が、たくさん、たくさんあります。

よく、人、モノ、金、なんて言われますように
「マネジメントゲーム」で出てくる要素だけでも、


「人」なら、

セールス、経理、研究開発、
リスク管理、工場のワーカー、マーケティング
がありますし、

「モノ」なら、

仕入れ・在庫、
市場の相場、競合、工場など生産能力や、
機器類を含めた会社の固定資産
がありますし、

「お金」では、
銀行からの借り入れや、
現金、税金、

がある。

そして、これらのものが、
複雑に絡み合っていて、その「バランス」を取りながら、

”会社は利益を出し、存続している”

ということ。


言ってしまえば、
いやいや、今更なにを、こーんなに当たり前のこと!
と自らツッコミたくなるようなことを、

結局、

「理解しているようで、何も理解していない」

ということを、
まざまざと見せつけられたのでした。



少なくとも、マネジメントゲームを通じて、
丸裸にされた私は、

「バランス感覚はなく、
 営業、営業、営業の一本槍で売りまくり、
 安売りして、赤字になるダメ経営者」

だったのでした。

結局、私は「自分の思考のクセ」から、
抜けることができなかった、

それが、一つの敗因だったのです。


■しかし、これは、
何も私だけではないようです。

「マネジメントゲーム」には、
その人の”思考のクセ”が必ず現れる、

と言います。


そして「思考のクセ」とは


『自分が大切だと思うこと”こそ”が、大切である』


と信じている、否信じたいということではないか、
そう、私は思うのです。



例えば、ですが

「営業」は、”売ること”こそが”正義”と信じている。

「アシスタント部門」は、”無駄なく進める”ことが”正義”と信じている。

「カスタマーサポート」は、”顧客満足”こそが”正義”と信じている。

「法務」は、”リスクが極小であること”が”正義”だと信じている、


こんなことがあるから、
多くの会社で、管理部と営業の衝突があるのでしょうし、
生産と開発の衝突があるのだろうし、
人事と現場の衝突があるのでしょう。


別にそれは普通のことであって、
信念を持って、

「自分が大切だと思って、毎日やっている」

としたら、当然ながら思考は、
その方向に引っ張られていくものなのです。


■しかしながら、同時に思うのです。

もし、より上の視座を持ちたいのであれば、
広い視点で物事を見て、物事を多角的に判断していこうとするのであれば、

それこそ、一つの組織の責任者として、
良き「マネジメント」を身に着けようと願うのであれば。


自分の専門分野だけに囚われ、
『自分の思考のクセ』だけにとらわれる事は、

時に成長を阻むものになってしまうかもしれない、
と思うのです。


だからこそ、


『自分の思考のクセが生み出す負債(=リスク)に気がつく』


ことを、何度も、何度も、何度も、
身を持って感じることが必要なのでしょう。

そしてそのためには、
今回ご紹介した、「マネジメントゲーム」は、
とても面白く、おすすめです。


(”100回やると、見える世界がガラリと変わる” 
  と言われています。ちょっと長いですが)



と、いうことで、
長々と書いてしまいましたが、
最後に、言いたい事は、

「マネジメントゲーム面白かった。 
 できる方、今後一緒にやりましょう」

ということで、締めくくらせていただきます。


========================

<今日の未来習慣>

「自分の思考のクセ」を客観的に考えてみる
(そしてそのために「マネジメントゲーム」をやってみる)

========================
 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

【本日の名言】 鏡は自惚れの醸成機である如く。
同時に自慢の消毒器である。

夏目漱石”

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