噂の「マネジメントゲーム」をやって思ったこと
(本日のお話 2117文字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は、新入社員研修「ディスカバリー」の、
フォローアップ研修の立ち会い。
また1件のアポイントなど。
*
また、昨日「人事交流会」のご案内を、
一部の方にさせていただいたところ、
たくさんのご返信をいただきました。
(※皆様、ありがとうございました!
また、こちらの誤りで、送信の際、お名前が消えてしまった方がおりました。
大変失礼いたしました。)
*
ちなみに、昨日は、走行距離0キロ。
<現在の走行距離 147キロ(あと103キロ)※あと7日>
明日こそは走らねば。
*
さて、本日のお話です。
本日土曜日「マネジメントゲーム」という、
前から一度やってみたかったゲームに、
初挑戦してきました。
結果、惨敗(=ビリ)でしたが、
大変、勉強になる(凹んだ)時間でした。
今日は、そのお話について、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【噂の「マネジメントゲーム」をやって思ったこと】。
それでは、どうぞ。
■皆様は、
「マネジメントゲーム」
という教育ゲーム、ご存知でしょうか。
それは、かのソフトバンクの創業者であり、
日本長者番付一位にもなった、
かの有名な孫正義氏、肝煎りのゲームとして知られています。
ソフトバンクでは、経営幹部120名を集めて、
皆でこのゲームに熱中したこともある、とのこと。
孫正義氏いわく、
「実際の事業の重要なキーファクターについて、
これほど要素が取り入れられているゲームを
僕は見たことがない」
とのこと。
すなわち、それぐらい
「スゴいゲーム」である、ということです。
■かねがねから、
そんな噂を聞いていたものですから、
「一体どんなゲームなのだろう」
「いつかやってみたい」
と思っておりました。
そして、本日、やってみて気がついたこと。
それは、
『結局、「自分の思考のクセ」で、モノを考え、判断している』
ということでした。
そして、その思考のクセが、
時に「負債」(=リスク)を生み出すことがある、
とまざまざと感じさせられたのでした。
■少しわかりづらいと思いますので、
補足させていただきます。
私は、これまで
「営業」を軸として、ずっと働いてきました。
そんな私が「マネジメントゲーム」なるもので、
会社経営をして、そして黒字を目指そうと奮闘するのですが
毎回毎回、
・売ろうとしすぎで、在庫がなくなる
・売ってばかりで、研究開発が弱い
・売ろうとしすぎて、タイミングを外す
・売ろうとしすぎで、固定費を考えていない
・売ろうとしすぎで、仕入れ感覚が甘い
・売ろうとしすぎで、リスクを考えていない
となり、積もり積もって、
気持ちのよいくらい、
「劇的な赤字」(!)
になったのでした。(とほほ、)
■「会社は営業だけじゃない」、
そんなことは、わかっているつもりだったのです。
当たり前の話、会社には
「営業」以外の大切な要素が、たくさん、たくさんあります。
よく、人、モノ、金、なんて言われますように
「マネジメントゲーム」で出てくる要素だけでも、
「人」なら、
セールス、経理、研究開発、
リスク管理、工場のワーカー、マーケティング
がありますし、
「モノ」なら、
仕入れ・在庫、
市場の相場、競合、工場など生産能力や、
機器類を含めた会社の固定資産
がありますし、
「お金」では、
銀行からの借り入れや、
現金、税金、
がある。
そして、これらのものが、
複雑に絡み合っていて、その「バランス」を取りながら、
”会社は利益を出し、存続している”
ということ。
言ってしまえば、
いやいや、今更なにを、こーんなに当たり前のこと!
と自らツッコミたくなるようなことを、
結局、
「理解しているようで、何も理解していない」
ということを、
まざまざと見せつけられたのでした。
*
少なくとも、マネジメントゲームを通じて、
丸裸にされた私は、
「バランス感覚はなく、
営業、営業、営業の一本槍で売りまくり、
安売りして、赤字になるダメ経営者」
だったのでした。
結局、私は「自分の思考のクセ」から、
抜けることができなかった、
それが、一つの敗因だったのです。
■しかし、これは、
何も私だけではないようです。
「マネジメントゲーム」には、
その人の”思考のクセ”が必ず現れる、
と言います。
そして「思考のクセ」とは
『自分が大切だと思うこと”こそ”が、大切である』
と信じている、否信じたいということではないか、
そう、私は思うのです。
例えば、ですが
「営業」は、”売ること”こそが”正義”と信じている。
「アシスタント部門」は、”無駄なく進める”ことが”正義”と信じている。
「カスタマーサポート」は、”顧客満足”こそが”正義”と信じている。
「法務」は、”リスクが極小であること”が”正義”だと信じている、
こんなことがあるから、
多くの会社で、管理部と営業の衝突があるのでしょうし、
生産と開発の衝突があるのだろうし、
人事と現場の衝突があるのでしょう。
別にそれは普通のことであって、
信念を持って、
「自分が大切だと思って、毎日やっている」
としたら、当然ながら思考は、
その方向に引っ張られていくものなのです。
■しかしながら、同時に思うのです。
もし、より上の視座を持ちたいのであれば、
広い視点で物事を見て、物事を多角的に判断していこうとするのであれば、
それこそ、一つの組織の責任者として、
良き「マネジメント」を身に着けようと願うのであれば。
自分の専門分野だけに囚われ、
『自分の思考のクセ』だけにとらわれる事は、
時に成長を阻むものになってしまうかもしれない、
と思うのです。
だからこそ、
『自分の思考のクセが生み出す負債(=リスク)に気がつく』
ことを、何度も、何度も、何度も、
身を持って感じることが必要なのでしょう。
そしてそのためには、
今回ご紹介した、「マネジメントゲーム」は、
とても面白く、おすすめです。
(”100回やると、見える世界がガラリと変わる”
と言われています。ちょっと長いですが)
と、いうことで、
長々と書いてしまいましたが、
最後に、言いたい事は、
「マネジメントゲーム面白かった。
できる方、今後一緒にやりましょう」
ということで、締めくくらせていただきます。
========================
<今日の未来習慣>
「自分の思考のクセ」を客観的に考えてみる
(そしてそのために「マネジメントゲーム」をやってみる)
========================
最後までお読みいただき、ありがとうございました!