「赤い羽根募金」よりも、ずっともっと、意義あることがある
(本日のお話 1660文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
ならびに夜は、テニススクールに行き、
その後、12キロのランニング。
1日25キロ歩いたり、走ったりした日でした。
ここから糖質制限をして、
体重65キロ→61キロまで落として、
勝田マラソンに臨みたいと思います。
この1ヶ月は、
動いて動いて動きまくろうと思います(肉体的に)。
<現在の走行距離 38キロ(あと212キロ)※1月20日まで>
*
さて、本日のお話です。
先日、ある会社の役員の方が、
営業研修の前にスピーチをされたのですが、
その内容が「本当にそうだよな」と、大変共感するものでした。
そして、その話を聞きながら、
ある昔の記憶を思い出したのでした。
本日はその話をご紹介するとともに、
思ったことをご共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【「赤い羽根募金」よりも、ずっともっと、意義あることがある】。
それでは、どうぞ。
■10年程前、私の友人と、
新宿の街中を歩いている時の話。
街中で、募金を集めている人がいました。
「恵まれない人に、ぜひ募金をお願いします」
そんな風に、一生懸命呼びかけていた、
中年の男性だったと思います。
しかしながら、どうもその人の見た目が、
みすぼらしく、幸せそうでない。
だから、誰も募金せず、素通りするだけでした。
それを見て、ふと友人が、
「日中から、募金ね。
一生懸命働いて、稼いで、社会に還元したほうが、
絶対効率と思うんだけどね」
と、なにげに口にしていました。
もちろん、募金が悪い、という話ではありません。
がしかし、募金の人が、全員が全員、
善意でやっているかどうかはわかりませんし、
(諸々黒い噂もあるようですから)、
そのことが彼の頭をよぎったのかもしれません。
しかし、言いたいのは、
”学生などがボランティア精神を育むという意味なら、良い。
稼げる能力、立場にある人が、それを二の次にして
募金活動とは順序が違うのではないか”
という疑問だったのでした。
そして、私もそれを聞いて、
「確かにそうだよな。バイトして1000円寄付したほうが、
効率良さそうだよな」
と、至極納得した記憶があります。
■そして、先日の営業研修での話。
ある営業部門の役員の方がした話は
こんな内容でした。
「赤い羽根募金、緑の羽根募金、ありますよね。
でも、それを一生懸命集めても、
10円×1万人で、10万円しかならない。
でも、皆さんが頑張れば、社会にそれ以上の価値をもたらすことが出来る。
今ある仕事に一生懸命やって、価値を生み出すこと。
そうすれば、”社会のお金を循環”させることができる。
そうした方が、何倍も価値を生み出すということを知ってほしいと思います。」
そんなお話でした。
そして、その話を聞いたとき、
10年前の友人の話が、リンクしたのでした。
■思うのですが、
”今、自分が立っている場所”
を掘り下げ、そこで価値を生み出すことは、
当たり前のようですが、非常に大事なことであると思います。
確かに、ボランティア、募金活動は、
”貢献感”があるものです。
だから、悪いとは思いません。
赤い羽根募金に勤しむことも、
確かに価値を生み出すのでしょう。
しかし、自分が携わっている仕事は、
社会が求めていたから、生まれてきたものであり、
であるならば、そこを最優先に、
圧倒的に価値を生み出す働きをしたほうが、
そうする努力をしたほうが、実はよっぽど「時間対効果」が高いはず。
だからこそ、
・自分が携わっている仕事
・自分が持っている仕事の目標・数字
・自分が関わっている身近な人達
・自分が専門としている領域の知識、
それらのことを、
確実に成果としてあげることを、
土台として作らなければいけない。
そこで貢献出来ていないから、ということで、
ボランティアなり募金なりをする、
というのは、何だかちょっと、違う気がするのです。
(と、私は思うのです)
大事なことは、価値を生み出すこと。
自分の行動で、幸せになる人が、
より多く生まれること。
綺麗事のようですが、それが一つの基準だと思いますし、
「社会により多くの価値を生み出す」
ことになると、そう改めて思うのです。
■資本主義社会で、何となく、
「お金は悪いもの」
のように感じている人もいるかもしれません。
しかしながら、かの有名な孫正義氏は、
『人類の共通の価値観は、「愛」と「お金」である』
と述べたそうです。
どんな文化でも、価値観でも、人種でも、
戦争をしたくない、つながっていたい、
そうやって「愛」を求めています。
これは”人類共通の価値観”である。
同様に、
自分達が価値あるものの基準を作るために、
人は「お金」という共通のツールを生み出してきた。
これも、”人類共通の価値観”である。
と言います。
一つの尺度として、
”「社会に価値を与えた証拠」としてのお金”
に注目すべきだし、
そのためにも、
・自分の領域、
・自分の専門分野、
・自分が今立っているところ
にて、多くの影響力を発揮し、
そしてインパクトを生み出すことが、
何より大切なことなのだろう、
そしてそのための努力をすることが、
「真の社会貢献」なのだろう、
だからこそ、
【「赤い羽根募金」よりも、ずっともっと、意義あることがある】。
そのように思った次第です。