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1406号 2017年12月20日

ちょっとした「しんどさ」は ”幸福感”を引き立ててくれる

(本日のお話 1456文字/読了時間1分半)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。

ならびに夕方からは、
明日の研修のため、愛知県に移動し、
夜は実家に泊まり、父母と団欒。

また、新しいマラソン用のシューズを買いました。
1ヶ月後のレースに向けて、250キロ走ります。

<現在の走行距離 26キロ(あと224キロ)
 ※1月20日まで>

です。

練習します。



さて、実家にて父母と話をしていたのですが、
その際、母がやっている、”市場のバイト”の話になりました。

お会計やら販売やらの仕事を
週3くらいでしているのですが、
その仕事が結構なかなか大変なようで、

「しんどい、きつい、やめたい」

としきりに言っておりました。


今日はその母の話を聞きつつ、
ふと思ったことがありましたので、
皆様にご共有したいと思います。


タイトルは、


【ちょっとした「しんどさ」は ”幸福感”を引き立ててくれる】。


それでは、どうぞ。

■世の中は、”相対的”に出来ています。


「明るい」があるから「暗い」があり、

「豊か」があるから「貧しい」があり、

「高い」があるから「低い」があり、

「男」があるから「女」がある、


というように、
全ての事柄が対になっているようです。


冬の「寒い」屋外から、
暖房の聞いた部屋にはいるから、
その”対比”で、

「あー、あったかい」

となり、そこはかとない幸せを感じられるのでしょう。


■そして、それは、

「幸福感」

についても同じことが言えるのでしょう。


例えば、私はマラソンをやります。

練習やレースは、追い込むときもあります。
そうすると、”しんどい”わけです。

ですが、その

「しんどさ」

を欠いた走りをした場合、
”走る気持ちよさ”は感じられたとしても、


『達成感』

『成長実感』


という、
「何かを得た!」という感覚は、
少なくなるわけです。

当然、走り終わった後のビールやお風呂の旨味も、

「しんどい」があった分だけ、
「×(掛け算)」の割合が増すのでは、

と思うわけです。


■しばしば「仕事は大変だ」とありますが、

本当に「大変」なのは、


”何もやることがなく、
エネルギーを使い切れないまま、
延々と休みが続くこと”


であると私は思います。


1年も2年も、やることがなく、
ぼーっとテレビを見続けたとしたら、

・「生きている感覚」が、少しずつ失われ、

・「このままでいいのか」という感覚になり、

・「自分の人生は何なのか?」ごとき不安に駆られる、

という話も、珍しくありません。


”「休みの開放感」は、ある意味、
「仕事の負荷」があるからこそ、堪能できる”


そういったことも、
一つの事実である、と思うわけです。


■母曰く、

「朝7時から11時まで、
 上司に、ガミガミ言われてイヤ」

という話をしますが、

「じゃあ、それがなかったらよいのか?」

と私が、聞いてみると、
それはそれで違うようです。


メリットを考えた時に、


・微々たる金額だけどお金がもらえる

・朝起きて、11時以降目が覚める

・不快があるから、日常の開放感がある


という捉え方もできるよね、

そんな見方もできるから、結果は
「まあ、全体ではプラスだろう」

という話になっていました。


■今、問題となっているような、

・働き”すぎ”、

・自分を追い込み”すぎ”

はあまりよろしくないにせよ、
適度なストレス、負荷は、
時にプラスに働くものです。

スイカに塩をかけると、甘みが増すようなもの。


ちょっとした、「塩っ辛さ」は、
”甘み”を引き立ててくれるのです。

ちょっとした、「しんどさ」は、
”幸福感”を引き立ててくれるのです。


ということで、

『「しんどい、きつい」は、そこそこあったほうが、
 幸せを感じられるものである』、

そんなことを、思った次第です。

【本日の名言】 ある人たちにとっては幸福なことが、
他の人たちにとっては不幸なのだ。

レイモン・ラディゲ”

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