”知の交流”を通じて、人は新たな仕事の仕方を覚える
(本日のお話 1792文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
ならびに、その他、
社内でのセールスミーティング、
他プロジェクトのミーティングなど。
また夜は会社の、少し早い
クリスマスパーティー(兼忘年会)でした。
*
昨日のミーティングでは
”卓越した生産性を目指す『5つの選択』”
というプログラムについて、
どのようにすれば価値が伝わるのだろうか、
手前味噌ながら、良いプログラムなのに、
なかなか価値が伝わらないよね、
そんなディスカッションをしました。
本日はその話の中で、
改めて大切だと感じたことについて、
思うところをお伝えできればと思います。
タイトルは、
【”知の交流”を通じて、人は新たな仕事の仕方を覚える】。
それでは、どうぞ。
■最近は本当に便利な世の中になりました。
スマートフォンができたので、
「営業訪問先」の地図を印刷しなくてもよくなったし、
データの保存もクラウドで、
かつ容量も大きくなったので、
いちいち消したり、整理をしなくてもよくなったし、
メールも、仕事も、
いつでもどこでも出来るようになりました。
痒いところに手が届くようなアプリや、
googleの拡張機能なども増えて、
「こんなのあったらいいな」
と私達が想像するものは、
ほとんど出揃っていると思います。
例えば、私が使っているものだと
◯『メールの誤送信を防ぐ機能』 ~safety for gmail~
→メルマガの誤送信を防ぐgmailの拡張機能。
CCで送ってしまったら、大変ですからね。
◯『スマートフォンとパソコンで、ToDoリストを連携するアプリ」~gTasks~
→最近知ったアプリです。
手帳でのタスク管理を辞めたので、とても便利になりました。
◯『皆が同時に、ワードのシートを入力できる機能』 ~google ドキュメント~
→この1年間、別々のところにいる仲間で、
”WEB会議(zoom)をしながら、資料を一緒に作成する”というのに、
大変重宝しました。
などなど。
■こう並べてみると、
何となく枝葉の機能であり、
「こんなもの、テクノロジーに踊らされているだけじゃないか、
やはり面と向かっての会話だろう!人が集中してやれば問題ない。」
と思う方もいるかもしれません。
確かに便利ではあるものの、
”本質ではない”
とも思います。
しかし、ある研究結果によると、
”人間の集中力には、1日に使える限界値がある”
とも言われていますし、
限りある時間、限りある集中力を
より有効に使っていくために、
『テクノロジーを支配する(活用しつくす)』
という考え方は、とても大事ではないか、
と思うわけです。
■ちなみに、私はデジタルが苦手です。
手帳も、基本全部手書き。
ノートも、全てアナログ派でした。
しかし、ここ最近、急激に、
「仕事の仕方」が変わってきたな、
(=デジタルの強みを活かすようになってきた)
と思うのです。
それは、なぜか?
その理由は、先日からも伝えている
「サムライ塾」というプロジェクトで、
”全く違う職種の人達と、共に働いたから”
このことに、尽きると思うのです。
私のキャリアは、
飲食→人材採用→人材育成、です。
しかし、他の仲間は、
・海外の大学→コンサルティング会社
・IT企業の営業とか、
・ウェアラブルデバイスの会社で働く人
・製薬会社研究員→経理
などなど、私と全く違うキャリアの人々。
そんな彼らと一緒にプロジェクトを進めると、
・情報の整理の仕方が違う
・使っているツールが違う
・資料の作成の仕方が違う
と、様々な”違い”に気がつくのです。
そして、そこに発見がある。
■経営学者の入山章栄氏の書いた、
『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』
によると、
”ダイバーシティといっても、
「タスク型の人材多様性」こそが、組織のパフォーマンスを高める”
と述べています。
「タスク型の人材多様性」というのは、
『能力・経験』の多様性のことです。
性別や年令の多様性ではありません。
つまり、
「組織のメンバーが、
いかに多様な教育バックグラウンド、
多様な職歴、多様な経験を持っているか」
こそが、組織パフォーマンス(成果)を高めるのだ、
ということです。
■色々な人が集まると、
仕事の仕方も、
考え方も、
アイデアも、
それぞれの方法が集まります。
そういった”違い”に触れるからこそ、
新しいやり方を学ぶことができ、
仕事の進め方もバージョンアップできるのだろう、
私はそのように感じます。
すなわち、
【”知の交流”を通じて、人は新たな仕事の仕方を覚える】
そのように言えると思うし、
だからこそ、外に出て、
色々なやり方を学ぶことが大切なのだろう、
そのように思った次第です。