”細部がわかる人”に教えを乞う
(今日のお話 1795文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は久しぶりに社内にて業務。
企画書作成や、メルマガシステムの修正など。
仕組みを作るのは、骨が折れますが、
それが未来の時間を作ってくれると思い、
地道な作業をしております。
さっさと終わらせて、
外へ出たいとうずうずしていた1日でした。
さて、早速ですが本日のお話です。
ではどうぞ。
■この前の祝日に、
1年半振りくらいにスーツ以外の服を買いに、
嫁と新宿にショッピングに行きました。
自慢ではないですが、
私、センスがありません。
仕事着はある程度
気を遣っている(つもり)ですが
プライベートになると、本当に無頓着です。
服の選定基準は、
ほぼ着心地と値段重視ですから、
最近買った服は、
テニス用のポロシャツと、
テニス用のハーフパンツと、
テニス用のサングラスくらい。
(テニス関連しかない…)
ちなみに、全部大好きなユニクロです。
直近、購入した私服も、
そういえば嫁に適当に買ってきてもらいました。
・・・とはいえ、
休日に勉強会や、
また仕事に関連するイベントに参加することも
ちょくちょく増えてきている今日この頃。
願わくは、ちょっと大人っぽい服で、
「しゃんとしている風」な服装を、
休日もしておきたいな、とふと思いました。
そんなわけで、服を買いに出かけました。
■ちなみに、私事の紹介で恐縮ですが、
嫁は元々美術系の学校に通っていたため、
よくオシャレと言われます。
かつ、自分のセンスは当てにならないため、
一緒に買い物にきてもらって、
新宿のルミネやらISETANやらを巡りました。
そこで、とあるショップに入りました。
シャツを見ても、
正直、自分は何がよいかわからない。
何がどう違うかも、よくわからないし、
センスがある服とは何かも、わかりません。
そんな私、とある白シャツを見て嫁に言います。
私「うわー、これ11000円もするよ。
無地で白シャツなのに・・・。
ユニクロでいいんじゃね?」
嫁「いやいや、これはポケットの作りがちょっと小さいし、
襟の形も小さく作ってるのよ。だから綺麗に見えるんだよ。
あと、プリントじゃなくて、柄が刺繍になっているところも、
ちゃんと作ってあるし。値段相応のいいシャツだと思うよ」
とのこと。
とあるハーフパンツを見て、
私「結構、これ好き」
とすると、
嫁「いいと思うよ。でも、今持っている服と合わせづらいよね。
こういう色は、組み合わせが難しいんだよねえ…」
と、
こんなやりとりが繰り広げられました。
■ここで私が思ったこと。
それは、
”嫁が指摘した服選びのポイントを、
自分は全く気が付かなかった(気にも留めなかった)”
ということでした。
例えば、
・ポケットの作りがちょっと小さい
・襟の形も小さく作っている
・刺繍が丁寧にされている
・単体は良いけど、組み合わせが難しい
などの細かい違いです。
言われるまで全く分からなかったし、
言われてもよくわからないものもありました。
加えて、嫁曰く、
「服飾学校に通っている人は、
もっともっと気を配っているし、ボタンの形とかなんとか
もっともっと細かい所もわかる。
おしゃれな人は、そういう”細かい部分”がわかっている」
とのこと。
■この一連の話を聞いて、思いました。
「これってレベルの違いを表す物差しだよなあ」
そう、妙に納得してしまいました。
料理でも、時計でも、
職人でも、絵描きでも、書道でも、写真でも、
テニスでも、サッカーでも、何でも言えることですが、
実力がある人、
その道を深く知る人こそ、
<細かい部分にこだわりがある>
のは、あらゆる分野で通用する原則なのだと思います。
”神は細部に宿る”とは、良く言ったもの。
こんなことを踏まえて、
自分の日常の行動を考えるのであれば、
「もし何が違うかわからない」
「細かい部分に気が付けない」
と客観的に自分のことを感じたとき、
・”細部がわかる人”に教えを乞う
・”細部がわかる人”に意見を聞く
などの工夫をすることが大事なのでしょう。
■残念ながら私は、
服よりも無形の物(セミナーとなど)が
好きな性質(たち)ですから、
服に関しては、”細部がわかる人”には
なかなか近づけないでしょう。
自分は人材育成の分野で”細部がわかる人”を目指し、
着るものについては、それが好きで”細部がわかる人”(嫁)に
引き続き教えを乞う、というプロセスで行こう、
と密かに思った次第です。
得意分野は人に任せ、
より大きな成果を生み出す。
”相乗効果”ですね。
(第六の習慣 シナジーを創り出す より)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。