使わない筋肉は、痩せ細り、消えてゆく
（今日のお話 1507文字／読了時間2分）
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
午前中は「7つの習慣×助成金」の説明会イベント。
1週間前、急遽告知したにも関わらず、
お集まり頂いた皆様、ありがとうございました。
また、午後はとある会社の、
人材育成制度についてのヒアリング。
１３：３０～１７：３０まで７名の方に、
ほぼ休みなしで、率直なご意見を頂きました。
現場の方の声を聞いてこそ、
見えてくる事実があるものだなと、
最近つくづく思います。
そしてまだまだ知るべきことはたくさんありそう。
「お客様を深く知る」
このスタンス、大切にしたいと
改めて思った１日でした。
■さて、本日のお話。
「使わない筋肉は、落ちていく」というお話です。
では、どうぞ。
■最近、風呂上りに鏡を見て、
何となく薄っぺらくなった
自分の体に気が付きました。
テニスばかりしていて
細くなったということもありますが、
どうやら、それ以外の理由もありそう。
その理由を考えてみると、
単純に「筋肉が落ちた」のだ、
とわかりました。
一時期、カッコイイ胸板に憧れて、
やたら腕立て失せをしていたのですが、
（腕を開いて腕立て伏せをすると、胸筋がつきます）
残念ながら、飽きっぽい私。
何か別のことにハマり、
すっかり”胸筋強化 腕立て伏せ”
をやらなくなってしまいました。
そして当然ながら、
せっかくその時つけた胸の筋肉も、
使わなければやせ細っていきます。
そうして、気付けば、
今の貧弱な胸板に戻ったのでした。
■・・・さてさて、なぜこんな話をしたのか。
当たり前ですが、
「私の筋トレ事情を皆様にお伝えしたかった」
という話ではありません。
何がお伝えしたいのかというと、
この、誰もが納得できる、
【「使わない筋肉は、落ちていく」という現象は、
”あらゆることに通ずる原則”ではないか】
ということを、
お伝えしたかったのです。
というのも、
私は研修を通じて、
「新しい考え方」を提供していますが、
この原則、当たり前だからこそ、
見落としていらっしゃるよう方が多いように見受けられます。
つまり、”学び”というと、
「一度学んだらそれで終わり」
「研修とは、”新しいことを知る”もの」
（２回も３回もやるものではない）
みたいに、どこかで感じている人が
多いように感じるのです。
例えば、偉い人とか上司が、
「研修やったんでしょ。
だったら学んだこと、できるはずでしょ？」
（研修で一回学んだら、モノになっていて当然だろう）
と、我が物顔で部下に聞くようなイメージでしょうか。
■でも考えてほしいのです。
本当に
「研修で、１回聞いたら本当にできるようになるのだろうか？」
と。
思うのですが、
「新しいことを”知る”」というのと
「新しいことを”使えるようになる”」のは、
全く違う次元の話であると思うのです。
「新しいことを知る」のであれば
１回聞けばよいかもしれませんが、
こと「新しいことを”使えるようになる”」には、
当然ながら『反復・練習』が必要になります。
そして、それをしなければ、
せっかく集中的に研修でつけたはずの筋肉も、
私の胸筋のように、どんどんやせ細っていって
いずれぺらっぺらで”あるだけのもの（知っているだけのもの）”
になってしまうのではないか・・・
そのようにも感じるのです。
■繰り返しになりますが、
「使わない筋肉は落ちていく」
ことと同様に、
どんなにいい”学び”や”研修内容”でも、
「使わない”新しい考え方”は忘れていく」し、
「使わない”考え方”は衰えていく」
そういうものだと思います。
それは、
・マーケティングの４Ｐ
・企業分析の３Ｃ
のようなビジネスフレームワークでも、
・７つの習慣
・ナポレオン・ヒル
のような仕事・人生に対する考え方でも、
根本は同じでしょう。
と、するのであれば、
・そもそも使う必要がない知識は身につける必要がない
とも言えますし、また
・いいと思ったことは、どんどん使わないと消えていく
という事が言えるのでしょう。
■くどいようですが、
使いようによっては、
どんなに素晴らしい知識であっても
使わなければ、なくなります。
使わなければ、そこから何も生み出されることはありません。
だからこそ、学んだときに
「ビビッ！」と来たことは、
その瞬間からどんどん使っていくべきですし、
忘れないように１回学んで終わりでなく、
定期的に２回も３回も学び直す。
そんな姿勢が大事なのではないか、
そのように強く思うのです。
使わず、鍛えず、
やせ細った胸板を見て思った、
紀藤の気付きでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい１日になりますように。
