”何となく話を聞いて、聴診器を当てただけの診察”はやめる
(今日のお話 1507文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
午後はお世話になっているお客様主催の、
とあるイベントに伺いました。
豪華なホテルで、300~400人ほどの
参加者が集まった盛大なもので、
私自身とても勉強になるとともに、非常に刺激を頂きました。
(お誘い頂いた、O様、M様、
また御挨拶させていただいた皆様ありがとうございました!)
そのイベントに参加をして、
改めて感じた「教訓」を、
今日は、ご共有できればと思います。
今日のお話は、自分自身の
大きな反省と自戒を込めて。
■私の名刺の職種欄には
”クライアントパートナー”、
とあります。
何の職種ですか?と聞かれれば、
カッコよく言えば「コンサルタント」ですし、
よく使う表現で言えば「営業」。
何でもいいのですが、要は、
”お客様(クライアント)のパートナー(伴走者)”
という意味合いで
この職種名が付いています。
そんな職種の名前はどうでもよいのですが(汗)
「営業」でも「コンサル」でも
<お客様と関わる人が、決して忘れてはいけないこと>
があるな、と先日のイベントで強く思ったのです。
■それは何か。
当たり前で、かつシンプルな話なのですが、
それは、
<お客様に価値を提供すること>。
この1点だけは外してはいけない、
というよりも、外したら生き残っていけない、
このことは誰もが
否定できないことではないでしょうか。
そして、そのために、
何を最も優先にすべきなのか。
これまた当たり前の話なのですが、
【お客様を隅々まで、深く深く理解しようとすること】
ではないか。
私自身、
お世話になっているお客様のイベントに参加し、
「(恥ずかしながら)まだまだ何も知らなかったんだな」
という戒めと共に、強く強く思ったのです。
■成果を求められる昨今、
どうしても「今日・明日の結果」を
迫られてしまいがちなのかもしれません。
しかしながら、
本当に良質な価値を提供しようとし、
かつ長期・継続的な関係を築こうとするのであれば、
『何となく話を聞いて、聴診器を当てただけの診察』
では、長きにわたって、
いい提案・価値を提供することは難しそうです。
できることならば、
『一昼夜かけての人間ドック』
くらい、しっかりじっくり健康診断をして、
深く深く理解しようとする。
それでこそ、
「お客様を真に理解すること」ができ、
良質かつ長く効く提案ができるのではないでしょうか。
■…とはいうものの、もちろん
会う人すべてにそうしていたら、
時間がいくらあっても足りませんし、
業界・業種によっても違いがあることも事実。
ですが、あくまでも基本として、
営業だろうがコンサルだろうが、
深く質の高い価値を提供しようとするのであれば、
【お客様を隅々まで、深く深く理解しようとすること】
というスタンスを忘れず、
表面だけではわからない、
・現場の雰囲気だったり、
・お客様のクライアントのことだったり、
・歴史や人間関係だったり、
・これからの未来のことであったり、
を深く深く知る必要があるのでしょう。
■「7つの習慣」でも、
より人と人が関わるあらゆるシーンで
より高い成果を求めるのであれば、
<第五の習慣 まず理解に徹し、そして理解される>
ことが重要である、といいます。
それを受けて、
少し視野を広げて考えてみれば、
営業やコンサルだけでなく、
“誰かに何かの価値を提供する、
あらゆるプロフェッショナル”
つまり働く私たちにも
同じことが言えるのかもしれません。
しつこいようですが、
【価値を提供したい相手(お客様)を
隅々まで、深く深く理解しようとしているか】
このことは、
常に忘れないようにしておきたい、
そのように思った次第です。
私自身、まだまだすぎて、
甚だ恥ずかしい限りですが、
戒めと意志を込めて。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。