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568号 2015年7月3日

自分の天気を持つ

■おはようございます。紀藤です。

昨日から奄美大島に来ております。

少し早い夏休みを頂き、
「常夏の気分を味おう!」と来たものの、
なぜか旅行期間だけ、ピンポイントで雨。

お日様が見えません(涙)

奄美空港に到着し、曇天の空を見上げ、
このような望まない状況(雨天)に想いを馳せ、
少し切ない気持ちになっていたら、

ふと「7つの習慣」で紹介している、

【自分の天気を持つ】

というエピソードを思い出しました。

今日は奄美大島での、
「自分の天気を持つ」という教訓について、
感じた気付きを共有したいと思います。


■さて、「7つの習慣」のセミナーでは、
とある映像が出てきます。

それが【自分の天気を持つ】というお話です。

ざっくりお伝えすると、こんな内容。

”ある看護師の女性がいた。

そして彼女が受け持っている男性で、
非常に扱いづらい患者がいた。
いつも「ナース!」と呼びつけては、ひどい対応をする。 

そんな患者を相手にするたびに、
看護師の彼女は、嫌な気分になり、
みじめに感じていた。

その患者が「早く死ねばいいのに」とすら思っていた。

・・・

そんなとき、彼女は「7つの習慣」のコヴィー博士の話を聞く。

そこで聞いた話は

「人は、”刺激”と”反応”の間にスペースを空ける力を持っている」

という内容だった。

博士は、

”「嫌な事(=刺激)」があったとしても、それに対して
「どう思い、どうリアクションするか(=反応)」を、
私たちは選ぶ力があるのだ”

と言った。 

「そんなこといったって…」という反発の気持ちと共に、
その言葉を頭の中に繰り返していると、彼女の中で変化があった。

そして突然閃きがあった、

『嫌なこと言われたからといって、
必ずしも自分が惨めな気持ちになる必要はない!』

衝撃と共に、意識が変わる瞬間だった。

嫌なことをされても、周りが雨でも、それと関係なく、
「自分の天気を持つ」ということは、
可能だということに気付いた。”

というお話。 


■どうでしょう、このお話の意図するところ、
何となく感じられましたでしょうか。

看護師が嫌な事をされて、今まで惨めになっていたけど、
「患者が嫌な事をする≠自分が嫌な気分になる」
であることに気付いた、という話でした。

恐らく多くの人にとって、
「とはいっても嫌なことがあれば、腹が立つし、惨めになるよ」
というのが普通の感覚だと思います。

それもその通り。
だって人間ですから、嫌なものは嫌。

しかしながらこの看護師が、
はっとした気付きは、

<嫌なことがあっても、嫌な気分になることだけが全てではない>

という教訓だったわけです。

(そして、このことを「7つの習慣」では、
”第一の習慣 主体的である”という項目で、
「刺激と反応の間にスペースを空ける」という表現で伝えています)


周囲の環境が望まない状態であったとしても、
自分の心持ちは自分でコントロールできる。

言い換えるならば、

【自分の天気を持つ】

ということでしょう。


■・・・と冒頭の奄美大島に来た話から
だいぶ話が広がってしまいましたが、
この「自分の天気を持つ」という話に想いを馳せながら、

『旅行先の奄美大島が曇りだろうが、雨だろうが、
 その旅がつまらなくなるわけではない。
 だから出来る限り楽しもう』

と思い至った、というお話でした。

ちょっと切ない気持ちは残りますが、
それに引っ張られて、嫌な気分になっていてはそれこそ損。

というわけで、
持ってきたkindleで、
久しぶりにゆっくり小説を読んで、
充実した時を過ごそうと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 偽善者でも何でもよい。
表面を作るということは
内部を改良する一種の方法である。

                  夏目漱石

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