売れる営業とは、意図的に「交通事故」を発生させるもの
(本日のお話 1887文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は二件のアポイント。
ならびに、7つの習慣のフォロー研修3時間コースの立ち会いなど。
夕方からは会社の同僚と夕食。
その後、夜は、サムライ塾の集まりで、
皆でひたすら対話をしておりました。
一年間かけて取り組んできたサムライ塾も、
今週土曜日でいよいよ終わり。
まだ早いのですが、感慨深いものを覚えます。
皆が最終日の発表、魂を込められることを祈るばかり。
*
さて、本日のお話です。
昨日、会社の同僚と
「優秀な営業とは?」
というテーマで話し合っていたのですが、
その中で出た話で、お互いに非常に盛り上がり、
そして双方納得する話がありました。
本日はその話について、
ご共有をさせていただくと共に、
思うところをお伝えしたいと思います。
タイトルは、
【売れる営業とは、意図的に「交通事故」を発生させるもの】。
それでは、どうぞ。
■営業の世界での言葉に、
「交通事故」
と呼ばれる表現があります。
(あまり好ましい表現ではありませんが)
どのような状態を「交通事故」というかというと、
・たまたま良い案件を引き継いだ とか、
・たまたま良いお客さんと出会った、とか、
・たまたまいい人を紹介してもらった、とか、
・たまたま電話したらお客さんが検討しているタイミングだった
みたいな、
”「たまたま、鉢合わせるように」受注に至るような状況”
を、
『交通事故的な案件』(=たまたまな受注)
と呼ぶことがあります。
■正直、私もこういうこと、
たくさんあります。
(むしろ、そればかりかも)
・普段電話は取ることはないのに、
たまたま取った電話が、とある、志ある社長だった。
その繋がりから話を聞いていった結果、
大きなパートナーシップ契約に至った、
とか、
・たまたま営業をしていた先方の上司が代わり、
「7つの習慣」の愛読者だったから、展開が急激に拡がった、
みたいな話。
そして、昨日話をしていた同僚とも、
「いやいや、とはいっても、
そういうのあるよね!」
と盛り上がったのでした。
■しかしながら、その後、続けた話が、
特にお互いに、一番納得したことでした。
それは、
「とはいえ”売れる営業”とは、
『交通事故的な案件』すら、
高確率で引き起こせるものである」
という話でした。
”偶然”や”チャンス”と呼ばれるものが、
万人に等しくあるとは思いません。
しかし、誰にでも、
「チャンスの兆候」
というのは、多かれ少なかれ、
あると思うのです。
要は、その兆候を掴み、
実際に形にできるかどうか、
がポイントなのです。
■例えば、それは「パチスロ」みたいなもの。
町中に溢れるパチスロでも、
『大当たり確定』
と呼ばれる現象が、
各ゲーム機に設定されています。
それは、
・映像の演出が変わったり、
・光り方、音の出方が変わったり、
・とある絵柄の揃い方がそろっている
など、見る人が見ればすぐわかるもの。
その「兆候」が出ていれば、
それは”チャンス到来”を表しており、
「スリーセブンを目押し(タイミングを合わせて押す)すれば揃う」
状態になっている、というもの。
だから、「兆候」に気付きさえすれば、
そのチャンスを決めればよいだけ。
押せば倒れる状態なのです。
しかしながら、
”その兆候に気がつかない素人”(私のような)は、
「押せば倒れる」
のに、台を離れてしまう、
その貴重な兆候をおめおめと逃してしまうわけです。
チャンスが目の前に来た時に、
1,その兆候に気がつけること
2,チャンスを決め切れること
この条件を持っていることこそが、
「実力者」たる証拠である、
と思います。
■そして、”営業”も同じ話だと思うのです。
それは他の職種でも、同じかもしれない。
世の中は、様々な変数が絡み合って動いているため、
「偶然」が占める要素は、多いです。
「偶然」も「必然」にできること。
目の前に来た「チャンス」を決め切れること。
まるでロジカルな話でもないですが、
それでも、大事な話だと思うのです。
そしてそのためには、結局のところ、
”たくさんスロットを回すかのごとく、まずは行動量を増やす。
「偶然」「チャンス」に出会う確率を増やす”
ことにつきます。
世の中は、偶然だらけ。
しかし、それすら味方にできるような
そんな活動をしてこそ本物。
だからこそ、
【売れる営業とは、意図的に「交通事故」を発生させるもの】
のだと思います。
私自身、まだまだ交通事故の起こしっぷりがたりませんが、
手数に工夫、日々の努力で、偶然を発生させたい、させていこうと
改めて思った次第です。