「任せて安心」という『信頼』を獲得して初めて、大きなチャンスは訪れる
(本日のお話 2100文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1日、テニスで汗を書き、
カフェでひたすら読書の1日。
土曜日は、ほぼ朝までフルスロットルだったため、
日曜日は若干ガス欠気味でしたが、頭を休ませ、復活いたしました。
皆さま、今週も頑張りましょう!
*
さて、本日のお話です。
最近はずっと「新入社員研修」の導入検討とのことでご相談をいただき、
色々な会社に訪問をする日々です。
この時期、多くの人事の方が、
新入社員研修について検討されていること、
強く感じております。
さて、その中で、私達が提供している
「新入社員向け」の研修プログラムで、
『新入社員研修「ディスカバリー」』
というものがございます。
今日はこのプログラムの中身を引用しつつ、
「社会人として大切である」、と思うことについて、
共有させて頂きたいと思います。
タイトルは、
【「任せて安心」という『信頼』を獲得して初めて、大きなチャンスは訪れる】。
それでは、どうぞ。
■「信頼」という聞き慣れた言葉。
“「信頼」なんて必要ない”、
という人など恐らくいないくらい、
原則的で、大切な言葉です。
この「信頼」があるからこそ
営業と顧客であれ
上司と部下であれ
夫と妻であれ、
友人同士であれ、
仕事のプロジェクトメンバー同士であれ、
その深い関係が成り立ち、
「チームとしての力」が発揮されるものでしょう。
(信頼がなかったら、疑ってばかり、
確認次ぐ確認で、遅々として前に進まないですよね)
■そんな「信頼」を考えつつ、
「新入社員」がいつ何時も大切すべき、
頭に置いておきたい言葉がある、
と思うのです。
それが、
【「任せて安心」という『信頼』を得る】
という言葉。
新入社員研修「ディスカバリー」で伝えている言葉です。
これは、新入社員に限ったことではなく、
全ての社会人に必要なことですが、
特に、まだ独り立ちを出来ていない新入社員にとっては、
ものすごく重要な言葉である、と思うのです。
■仕事を覚えている最中の新入社員は、
当然ながら、「経験」がありません。
しかし、どこかのタイミングで、
「よし、そろそろこの仕事を任せてみるか」
と上司や周りが思い、役割を、
仕事を得ていきます。
“仕事が(新入社員に)任される”
という時が訪れ、
何かにチャレンジをする機会が得られるのです。
■そして、その背景には言うまでもなく、
(よし、◯◯を任せてみるか)
という誰がしかの「判断」がある。
「何かの判断基準」を持って、
任せる、任せないを決めているのです。
「彼女には、この顧客を任せてみよう」
「彼は、まだまだだから、もう少し簡単な作業から任せてみるか」
「彼は、頑張っている。この重要なプロジェクトを任せてみるか」
“普段の行い”を、
見えないメガネを掛けて見つつ、
そして、任せる範囲を決めている。
そして、
【「任せて安心」という『信頼』を得られているどうか】
が、影響の小さい仕事なのか、
チャレンジフルな仕事なのか、
同期の中でも1人か2人くらいしか任せられない
会社にとって大切な案件なのか、
が決まってくるのです。
だからこそ、
【「任せて安心」という『信頼』を得られているどうか】
が、新入社員の成長の角度を決める、
大切な要素である、と思うのです。
■では、その
“「任せて安心」という『信頼』”
は、どのようにできているのでしょうか。
米国のCEOが選ぶNO1本にも選ばれた、
『スピード・オブ・トラスト』
によると、以下の4つの要素で出来ている、といいます。
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<「信頼性」の4つの核>
(能力)
1,結果 ・・・ 「成果」を出しているか
2,力量 ・・・ 「基礎力(知識・スキル)」があるか
(人格)
3,意図 ・・・ 「目的・意義」を持って仕事をしているか
4,誠実さ ・・・ 「言行一致」しているか、「尊敬」できる人物か
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イメージで言えば、
「1‚結果」、「2‚力量」は、
目に見える部分、木で言えば「葉や幹」にあたり
「3、意図」「4,誠実さ」は、
目に見えない部分(でも感じる部分)、
木で言えば「根」にあたります。
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これらの4つの観点を持ち、
私たちは誰もが、見えないメガネをかけて、
「彼女は、任せられた仕事は結果を出してきただろうか」(結果)
「彼は、スキルを持っているだろうか?」(力量)
「彼女は、仕事に真剣だろうか?逆境でもあきらめないだろうか?」(意図)
「彼は、嘘がない人物だろうか?」(誠実さ)
などを測っているのです。
そして、その上で、
「彼は信頼できる」
「彼女にこの仕事預けて大丈夫だ」
「この営業に仕事を任せれば成果を出してくれる」
という“見えない判断”を下しているのです。
「信頼」が十分にあれば、
言わずもがな、「大きな仕事」を任せられることなります。
それは「チャンス」なのです。
そして「チャンス」を得るから、
ますます人は成長をすることができるのです。
だからこそ、
【「任せて安心」という“信頼”を獲得して初めて、
大きなチャンスは訪れる】
といえるし、それこそが、
まずは受け身、学びから始まる新入社員が
常に持っておくべき大切なキーワードである、
そう思う次第です。""