「動詞」でごまかさず「動作」に落とし込む
(今日のお話 2335文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
そして夜は送別会。
偶然にも(?)以前お世話になっていた人事の方と、
お互い会社は変わりつつ、
巡り巡って再びお会いすることになるなど、
最近は不思議なご縁を感じることが増えています。
”人の繋がり”とは運命めいたものを感じるな、
と思う今日この頃です。
■では、本日のお話です。
今日は、最近マイブームとなっている
「トヨタの仕事術」より、学んだことを共有させて頂きます。
■誰もが知る世界のトップ企業、トヨタ。
日本が誇る素晴らしい会社で、
成功企業の事例などにも数多く取り上げられる企業ですね。
そして、そんなトヨタが
成果を生み出し続ける理由は、
会社に根差している多くの文化があるから、
などと言われます。
例えば、
・会議の資料はA3一枚にまとめる
・定位置を決める
・改善・問題解決に終わりはない
・現地・現物(現場を見に行くことの大切さ)
などなど、
その内容は非常に多岐にわたります。
(参考文献:『トヨタ仕事の基本大全』 中経出版
『トヨタに学んだ「紙一枚!」にまとめる技術)』 サンマーク出版)
その中で、「なるほどな」と
特に思わされる内容がありました。
以下、『トヨタに学んだ「紙一枚!」にまとめる技術)』
より抜粋です。
<「動詞」でごまかさず「動作」に落とし込む>
あなたは「仕事をする上では、目的を意識することが大切だ」
と言ったアドバイスを、
これまでに一度は見聞きしたことはあるのではないでしょうか。
(中略)
ここで質問です。
もし、あなたが
「『目的を意識する』には具体的にどうすればよいですか?」
と聞かれたら、どう答えるでしょうか?
私がトヨタで実践していた方法はこうでした。
「目的を書きだした紙を繰り返し見る」
私は、ふだん会社の「方針」が記載された
一枚を、クリアファイルに入れて持ち歩いていました。
そして、会議の合間や出張の移動中などの
隙間時間を利用して、チラチラと何度も見返していました。
こうした小さな動作を4月、5月、6月…
と続けていった結果、どうなったか。
夏を迎える頃には、
頭の中にしっかりと「方針=働く目的」を
意識できるようになっていたのです。
(中略)
たいていの人の場合、
「目的を大事にする!」と100万回唱えたところで、
実際に目的を意識した働き方はできません。
【「動詞」でごまかさず、「動作」に落とし込む。】
そうやって初めて実践が可能になります。
実践できるからこそ、日々の働き方が変わり、
望む未来を手に入れることができるのです。
『トヨタに学んだ「紙一枚!」にまとめる技術)』(著:浅田すぐる)
■いかがでしょうか。
有名な書籍である『7つの習慣』でも、
”第二の習慣 終わりを思い描くことから始める”
と紹介されていますが、
上記にも記されていたように、抽象的な
「終わりを思い描く」
という事だけを唱えていても、
何が生まれるわけではありません。
何かを変えるためには、具体的な行動が必要。
言うまでもない原理原則です。
だからこそ、本に書いてあることは、
ただ読んで理解した気になるだけなく、
例えば、『7つの習慣』であれば、
・「自分のミッションを紙に書きだす」
・「毎朝ミッションを見返す」
・「1年の始まりには、手帳に年間計画を記す」
など
<行動をセットにして実践する>
ということが、とても大事なポイントなのでしょう。
何かをするとき、しようと思ったときは、
「しっかり考える」「意識する」ではなく、
「動作」に落とし込むことが重要。
【「動詞」でごまかさず、「動作」に落とし込む。】
ここまでを一つの習慣にしていきたいものですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。