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1342号 2017年10月17日

真剣な想いを伝えたければ、「自分の言葉」で話すこと

(本日のお話 1443文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は2件のアポイント。
ならびに、戦略実行のコーチングセッションの実施でした。
また、夜はいつもながら「サムライ塾」なる、学びの場の打ち合わせ。



さて、早速ですが本日のお話です。

1年前からずっと携わっている
「サムライ塾」の影響もあってか、
最近、人前で話をすることが増え、
また人の話(発表)を聞くことが多くなっています。

そんな中、世の中には2種類の話がある、
と思うようになりました。


それは、

「魂がこもっていて、心動かされる話」と
「一生懸命話している風だけど、何も感じない(心動かされない)話」。

の2種類。

今日はこのことについて思うところを、
皆様にお伝えさせていただきたいと思います。

タイトルは、


【真剣な想いを伝えたければ、「自分の言葉」で話すこと】。


それでは、どうぞ。


■人には、特殊な能力があるな、と、
感じることがあります。

同じ内容で、
同じようないい話をしているんだけど、
どうも「薄っぺらく」聞こえる人。

はたまた、その逆で、
同じような話のはずなのに、
「もの凄く厚みと重み」を感じる人。

目に見えませんが、
確かに「迫力」とか「オーラ」とか「雰囲気」というものを
感じるし、大体その感覚が共通しているのが不思議です。

例えば、有名な「キング牧師」のスピーチなどは、
ものすごい迫力があります。

これらは、「厚みと重みがある言葉」の代表的なものでしょう。



■「この人、いいこと言っているよな。
でも、全然伝わらないな」(多分、本心じゃないんだろう)

人の“アツい”話を聞いていて、
こういった感覚を持った経験がある人は、
きっと私だけではないはず。



話し方なのか、声のトーンなのか、
はたまたその人の、体の大きさなのか、

色々、理由を考えるけれども、
なんともよくわからない。
そこに法則性はないようにも思える。

しかしながら、

「伝わる」or「伝わらない」
「心に響く」or「響かない」

という、
目に見えない感覚は、たしかに、あるのです。


■では、その感覚を生み出す、
決定的な違いとは何なのか?

伝わる、伝わらない、
心に響く、響かないを分かつものは何か?

思うに、それは、


『その人自身が、どれほど本気で、心の底から、
強く強く、思っているかどうか』


ただ、そのことに尽きると思うのです。



精神論に見えるかもしれません。

でも、「言葉の重さ」というものは、
間違いなく、「心」を映し出しているもの。

それはメールですら、伝わるもの。

私のメルマガだって、何となく思っていることと、
心の底から、叫びたいほど言いたくなる時の違いは、
読んでいる人が一番よく分かっているのでしょう。


■人には、「第六感」のようなものがあり、
“何かを感じる力”があります。

そしてそれは、

「自分が心の底から思った言葉か」
「人からの借り物ではなく、自分の言葉か」
「嘘、偽りがないか」

という話になると思うのです。


営業だろうが、社内の打ち合わせだろうが、
友人関係だろうが、仕事の取引先だろうが、
人を動かすのは、その人の“想い”であり、”真剣な気持ち“です。


そして、それらが表出すると、
どこかの本から借りてきた言葉でなく、
人の言っていることを真似した言葉ではなく、
『自分の言葉』で自然と語ってしまうのだろう、

そのように思います。


【人に想いを伝えたければ、「自分の言葉」で話すこと】です。


自分の言葉で話しているかどうか、
本気で話をしているかどうか。

たとえ、声が震えても。
かっこいい言葉で話せなくても。
何度もつっかえたとしても。

真剣な思いは、必ず、伝わります。

形より、想いです。

そしてそれが、
人が人を動かす上で絶対的に重要なことである。


そう、強く思う次第です。

【本日の名言】 自信を持て、自信がないから
君の仕事には迫力も粘りも、
そして厚みすらない。

吉田秀雄”

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