一度負けると、リセットされる。
「積み上げる」ことは大変だが、得るものも多い、という話”
(本日のお話 1781文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
土曜日は、9月よりコミットしている
「サムライ塾」のDAY2でした。
朝から打ち合わせが始まり、
そして懇親会(飲み会)までノンストップ。
最近、色々とやること、やろうとすることにまみれて、
お酒を飲む機会が少なくなっていましたが、
しこたま飲んで、家に帰り、失神するように気を失い、
今しがた、目を覚ました次第です。(現在、午前4時30分)
*
さて、本日のお話です。
現在、私はメルマガを書いています、
そして、暦では10月1日です。
ですが、この号は9月30日の号です。
そして今日のお話のポイントでもありますが、
私の中では、今は
「9月30日の28時30分」
と、しています。
なぜ、このようにこじつけるのか、
そして、
「続けているという感覚」を、
なぜゆえに、しがみついてでも持たねばならないのか、
このことについて、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
タイトルは、
【一度負けると、リセットされる。
「積み上げる」ことは大変だが、得るものも多い】。
それでは、どうぞ。
■私は昔、ゲーム少年でした。
中学、高校までは、
スーパーファミコン、プレイステーション、
セガサターン、メガドライブ、などなど、
あらゆるゲーム機を揃え、
それに没頭しておりました。
その中で、特にハマったゲームで、
『トルネコの大冒険』
というゲームがあります。
そして、このゲームの特徴は、
こんな内容なのです。
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「トルネコの大冒険 不思議のダンジョン」とは(wikipediaより)
主人公は人格を持つ一人の人間「トルネコ」である。
目的は、不思議のダンジョンの地下27階にある「幸せの箱」を獲得し持ち帰ること。
力尽きて冒険に失敗しても死亡するのではない。
倒れて気絶し、”身ぐるみを剥がされて”ダンジョンから追い出され、
同一人物が再挑戦する設定である。
ただし同一人物ながら一度冒険が終了すると、
”経験値はすべて失い、レベルも1に戻される”。
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要は、その設定の中で、
「一度負けると、“リセット”される」
という設定があるのです。
一生懸命、100時間プレイをしたとしても、
一度負けると、
獲得したアイテムも、
強くしてきた経験値も、
鍛えてきた武器も、
覚えてきた魔法も、
負けたその瞬間に、
全て“ゼロ”へとリセットされる。
レベル1から再スタートとなる。
そんな設定があるのです。
「一度でも負ける」ということは、
『死にはしないが、リセットされる』
のです。
■少し話が変わりますが、
私の友人で、私と同様、
メルマガ、ブログを更新している方がいます。
エッジが聞いた切り口と、
独特の言い回しで他と一線を引く、
面白い記事を書いているブログ。
しかし、彼は最近、
しばらくお休みをしていました。
そんなメルマガ著者の彼が、こんなことを言っていました。
「一度(メルマガを)やめると、元に戻れなくなるね。
あんなに当たり前に毎日更新していたのに、
全然できなくなる。
気づいたら、自信がなくなり、
他のこと(マラソンなど)でも、負けることが多くなり、
あらゆることに対して、”負けグセ”がついてしまった。」
そんなお話でした。
*
この話で着目したいところは、
「あんなに当たり前に更新していたのに、
一度やめると、戻れなくなる」
という”くだり”です。
「たった1回」の敗北くらい、いいじゃん
そう言ってしまえば、それまで。
そうかもしれません。
しかし、その1回の敗北が、
「トルネコの大冒険の1回敗北→全てリセット」
に非常に近い感覚があると思うのです。
その「たった一回」という例外を作ると、
全てが瓦解した感覚を覚えてしまう。
だから、岩にしがみついてでも、
「継続する」「継続している」という感覚を持てているからこそ、
続けていることに、こだわりが生まれ、
続けていることに、誇りが生まれ
続けていることから、自尊心が作られ
続けていることから、自信が生まれ、
積み上げてきたものが、
自らの強く硬い軸を作ってくれる、
そんなものだと思うのです。
■暦では、10月1日(日)の
4時30分を指しています。
でも、私の中では、
「9月30日(土)28時30分」
です。
「自らの軸を作る」という文脈で考えれば、
重要なのは、
”事実ではなく、解釈“
です。
続けているという感覚、
積み上げているという感覚。
これを得ることは、
想像以上に、大事なのです。
一度の敗北、妥協は、
「一度負けると全てを失う」
ということを意味します。
それくらいのリスクをはらんでいるからこそ、
「続けている」
という感覚は、自らにかけがえのない、
強い軸、自信を与えてくれる。
だから大切にしたいし、
こじつけても大切にしたい、
そんなことを、思うのです。
(という壮大な言い訳でした。
でも、それでいいのです)