白馬国際トレイルマラソンから考える、賞賛すべき、”舞台を作り出す人たち”の話
(本日のお話 1447文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、1件のアポイント。
ならびに社内での営業ミーティング。
夕方からは新しく入ってきた社員の歓迎会。
その後、新入社員時代にお世話になっていた先輩で、
かつ独立して会社を立ち上げた経営者の方とお食事など。
足が筋肉痛でバキバキの1日でした。
*
さて、本日のお話です。
まずは、昨日、白馬国際トレイルマラソンの体験談を
書かせていただいたところ、
たくさんのご感想をいただきました。
ありがとうございます!
(全部に返信できず恐縮ですが
一つ一つ噛み締めて感想を拝読させていただいております)
今日も引き続き、先日の
「白馬国際トレイルマラソン」のお話について、
書かせていただきたいと思います。
タイトルは、
【白馬国際トレイルマラソンから考える、
賞賛すべき “舞台を作り出す人たち”の話】
それでは、どうぞ。
■受付開始からわずか7分。
一瞬で「参加枠」が埋まってしまうほど、
「白馬国際トレイルマラソン」は、
日本の中でも、最も人気なレースの一つになりました。
白馬のスキーコースを開拓した美しいコース。
雪化粧をした山の絶景。
町全体を巻き込んだサポート。
地域の学生の応援、声援。
折り重なるような多数の魅力が、
この『白馬国際トレイルマラソン』を作り上げています。
そして、この「場所」があるからこそ、
「1000を超える挑戦」
がこの週末生みだされ、
たくさんの感動も生まれました。
■そして、「この場所」。
この”素晴らしき舞台”をそもそも作り上げたのが、
現在私が、取り組んでいる「サムライ塾」の創始者であり、
仲間なのでした。
(そんな縁もあって、先日参加することができたのでした)
彼は白馬の生まれ。
そして、そこで暮らしている時に、
こう思ったそうです。
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「白馬は、冬は賑わっても、夏は人が来ない。
だから町の皆は、年収も200~300万程度。
しかしながら、一軒一軒の民宿、旅館を始め、
町の人達は、本当に真心こもった、いい仕事をしている。
“無”から“有”を生み出しており、
素晴らしい価値を提供している。
でも、その人達が活躍する機会がない。
それなのに、別の場所では、
お金を右から左に動かすだけで、何億と稼ぐ人もいる。
これはおかしい。
町の人たち、彼ら、彼女らの生み出す価値が、
正しく評価される”HOW”を作りたい。
だから、考えたことが、
『白馬国際トレイルマラソン』
を立ち上げることだったんだよ」
~~~~
そんな話を、レース後に
聞かせてくれたのでした。
■この週末、私も、妻も、そして他の多くの参加者も、
50キロ、35キロと様々なチャレンジをしました。
が、真に賞賛すべきこと。
それはは、
何千、何万人にとって、
その人の人生の歴史の1ページになりえる、
「挑戦の舞台」を整えた人々なのでしょう。
何もないところから、
何かを作る、というのは、途方もない作業です。
白馬国際トレイルマラソンも、
最初は本当に反対ばかりで、
味方はいなかったそうです。
それを、一軒一軒、ビジョンを語り、
少しずつ味方ができてきて、
人々を巻き込み、形にしていったそう。
そして、今では白馬全体のイベントのごちく
町が賑わい、そして町のお金におちる”仕組み”の一つができたそう。
そして現在はそれを足がかりに、
もっと継続的な「観光資源」の活かし方を考えている、
とのことでした。
■しかも、この取り組みは、
「白馬だけ」に限った話ではありません。
同じような地域活性の方法が
日本全体に共有されていくのです。
そうすると、
トレイルランニングだけでなく、
ロゲイニング、マウンテンバイクなど、
“町がもっている観光資源”をさらに活用することを、
それぞれの地域が考え始めたりするのです。
そうして、地方が活性化していく。
そんな
「ビジョンの連鎖」
の如き減少が、実際に起っているのです。
だからこそ、最近は、
日本全国で色々な「マラソン」のイベント、
企画が行われているようになりました。
■“無”から“有”を生み出すこと。
そして、たくさんの感動を生み出す
「舞台」を整えること。
それがあるから、
何千、何万の挑戦や感動が
生まれる機会になるのです。
先日の日曜日に、
いたるところにある配慮の一つ一つ、
そして街全体から溢れるエネルギーを感じ、
励まされると同時に、感謝の気持ちを感じずにはいられませんでした。
そして、そのビジョンを描き、形にした
「サムライ塾」の創始者であり、仲間。
そして、この舞台を献身的に支えていただいた
ボランティアの方々、
そして、白馬の街全体の方々。
この人達、
”「舞台を整えた賞賛すべき人たち」の偉大さ”
に、改めて思い馳せた次第です。