『走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー 運動オンチで85kg 52歳フルマラソン挑戦記』
(本日のお話 2‚234文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
本日、これから人生初のトライアスロン本番。
現在、電車に乗っております。
昨日は眠るのが遅くなってしまい、
ほぼ眠れず、今に至りますが、
結局電車の中でも目が冴えてしまうため、
現在、本日のメルマガを書きつつ、木更津へ向かっております。
「まずは完走が目標」と言いながら、
皆が一生懸命走っていると、何だかギリギリまで追い込みたくなるのが、
性分なので、なんだかんだで、頑張るのだと自分ながら思います。
後は、海で沈まないよう気をつけるのみ。
言ってまいります!
*
さて、毎週日曜日は、
今週のオススメの一冊を紹介する、
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、トライアスロンにかけて、
“運動系”のこの一冊です。
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『走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー
~運動オンチで85kg 52歳フルマラソン挑戦記!~』(著:みやすのんき)
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■最近というか、
結構前から流行りつつある、ランニング。
ランニングの競技人口は年々増えてきており、
最近は、トレイルマラソン、ウルトラマラソンなど、
幅も広がりつつあるようです。
私もマラソンはしますし、
むしろそれが転じて本日トライアスロンをするわけですが、
かくいう私も、本当はマラソンなんて
「大嫌い」とまでは言わずとも、
「好きではない」部類、
いや、正直「嫌い」な競技(!)でした。
だって、疲れるし、
ひたすら走っていて暇だし、
フルマラソンなんてやったら1日終わってしまう。
果たしてこんな“時間の浪費”のようなスポーツ、
あるのだろうか?!
くらいに思っていたのでした。
■しかし、7~8年くらい前に。
たまたま友人と、
「面白そうだから、皆で記念に、フルマラソン出てみない?
完走できなかったら焼肉おごりね」
というノリで参加をしてからというものの、
気がつけば、数回のフルマラソン出場、
そして昨年は、「三浦半島100キロウルトラマラソン」。
今年は、日本屈指の難易度と言われる、
「野辺山100キロウルトラマラソン」(高低差2000メートル)
に参加をすることになり、
14時間走り続け、涙を流しながら走り、
挙句の果てには、その姿を見ていた妻まで
「私もフルマラソンに出る!」と言い出す始末。
(なんじゃこら、です)
■そして、ふと思ったのです。
「なぜマラソンには、このように、
人をのめり込ませる力があるのか?」
と。
そしてその答えが、
この『ひいこらサブスリー』に、
一つのヒントがあると思ったのです。
では、この本、どのようなことが書いてあるのでしょうか。
以下、内容紹介です。(↓)
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『走れ! マンガ家ひぃこらサブスリー
~運動オンチで85kg 52歳フルマラソン挑戦記~』
<内容紹介>
従来の「陸上経験者が教える本」とは一線を画した、
運動オンチの一般市民ランナー目線で語る効率の良い練習内容に
「目のウロコが落ちた、故障から立ち直れた、自己ベストが更新できた」
と多数の読者からの感想多数! !
運動オンチで身体が弱く、運動会の駆けっこはいつもビリ。
中学・高校は帰宅部で大学はマンガ研究会。
マンガ家になってからは机に向かいっぱなしの不摂生な生活で、気がつけば体重も増え、
10年前、友人に誘われるままに突然出場したマラソンは
なんとか全区間を走り(歩き)通したものの、タイムオーバーで失格。
その後、体重はますます増加、ついに85kgに。
そんな作者が、2014年、50歳を過ぎたところでくすぶった思いを糧に一念発起。
マンガ家ならではの、身体の動かし方、関節や筋肉という視点で試行錯誤を重ね、
85kgから55kgまでのダイエットにも成功し、1年半という短い期間でサブスリーを達成。
その細かすぎるこだわりのランニング研究とサブスリーまでの道のりを
マンガ家ならではの、わかりやすいイラストで詳細に追求。
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■この本は、言ってしまえば、
“もっと速く走りたい人”に向けて書かれた本。
ですから、正直、
「走るためのテクニック本」でもあります。
しかし、私が思うのが、
この本は、タイトルの通り
“「作者の52歳の挑戦記」であり、
すべての諦めない人に対する「挑戦記」である“
と感じるのです。
ちなみにこの本のタイトルは、
『ひいこら“サブスリー”』とあります。
「サブスリー」とは、
聞きなれない言葉かもしれませんが、
『3時間未満で走ること』を意味します。
これは、知る人ぞ知る
市民ランナーの“究極の目標”といっても過言ではありません。
ちなみに「サブスリー」(3時間未満で完走)とは、
全ランナーの“4%”しかいません。
繰り返しますが、「4%」です。
かなり、というかとてつもなくすごいのです。
それを、
「85kg、50歳から、
運動経験がほとんどなかったマンガ家」
が、やってのけた。
このことが素晴らしく、
そして、そのプロセスに勇気づけられるのです。
■しばしば、
「人はいつからだって挑戦できる」
と言います。
でも、なんだかんだで、
年を重ねるごとに、運動能力はどうしても下がる。
達成できるものも達成しづらくなってくるもの。
しかし、この本が証明するように、
ことランニングに関して言えば、
「いつからだって成長できる」
のです。
体力の代わりに、精神力。
敏捷性の代わりに、持久力。
勢いの代わりにテクニック。
そして、走ることに関して
「どうすれば成長ができるのか」を、
具体的かつ、マンガ家のわかりやすいイラスト付きで、
解説をしてくれる本です。
とても、参考になります。
特に、ランニングを趣味にしている方は、
ぜひ読んでみて下さい。
きっと色々な発見があるはずです。