「尊敬する人は誰か?」と聞かれたときの、”深みのある”答え方
(本日のお話 1653文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
また夜遅くから今週末のトライアスロンに向けて、
10キロのランニング。
なかなか別件で練習ができていませんが、
何とか調整して臨みたいとジタバタしております。
まずは完走を目指すのみ、です。
*
さて、本日のお話です。
先週末、政治家をやっている先輩と
日本の歴史の遺跡めぐりをいたしました。
その時に、“自らの軸”を作る、という意味で、
ある興味深いお話を聞きました。
本日はそのお話をご共有させて頂くとともに、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
タイトルは、
“「尊敬する人は誰か?」と聞かれたときの深みのある答え方”。
それではどうぞ。
■よく自己紹介である定番の質問。
「尊敬する人は誰ですか?」
という項目。
直接聞かれることはないかもしれませんが、
Facebookや自己紹介シートの定番であるのは
間違いありません。
当たり前ですが、
なぜそういった「尊敬する人は誰か?」
という項目があるかというと、
”「尊敬する人」が、その人の「人となり」を表す“
からに違いありません。
パンクなミュージックが好きなら、
世の中の常識なんて知らねえ!みたいな
「強さ」に憧れを持つのかな、
とか、
マザー・テレサとかガンジーなどだったら
無償の「愛」みたいなものを自分も伝えたい、
と思っているのかな、
とか、つい想像してしまいます。
何にせよ、その人の
感性、価値観、考え方、生きる軸、
みたいなものを表す、
そんな良い質問だから、
古今東西、脈々と受け継がれているのでしょう。
■そんな「尊敬する人は誰か?」という質問について、
政治家として活動している先輩が
面白い話をしてくれました。
政治家というと、たくさんの人に会い、
一回でその強烈かつ、好印象を残す、残しまくることが
大事な仕事でありミッションです。
その彼が、この
「尊敬する人は誰か?」の質問に対して、
こんなことを言っていました。
『「尊敬する人は誰か?」と聞かれたら、
3人、答えられるのがいいですね。
私がおすすめするのは、
1,1‚000年以上前の歴史上の人物
2,歴史上の地元の有名な人
3、ノンジャンルで好きな人
という軸で、「尊敬する人」を語れる、
これを、ぜひやっていただきたいですね」
とのことでした。
■さて、では、なぜ「尊敬する人」が、
「1000年以上前の歴史上の人物」だと良いのか。
「歴史上の地元の有名な人」だとおすすめなのか?
この理由というのが、
「なるほど」と思うものでした。
その理由というのが、
「”自分自身が、教養を高め、軸を作るため」
「”深い教養”を持っていることを、伝えること」
を大事にしたいから、というのです。
別に友人と、何気ない話をする上では、
どんな話でも構いません。
ただ、年代を超えて、
特に50、60代の世代の人や、
立場が高い人と話をするときは、
相応の「教養」が求められる、
というのは、間違いなく事実かと思います。
芸能ニュースだけで、世の第一線で活躍している人と
盛り上がれるか、といったら、難しいものです。
■「教養」とはいろんな区切りがあるかと思いますが、
その根幹をなしているテーマとは、
「歴史」&「哲学」
です。
そしてこれらの教養は、
「世界共通」「世代共通」で、
深く語れる唯一のテーマではないか、
とすら思います。
そして、「歴史」「哲学」に対して、
自らのあり方、姿勢を伝えることになるから、
1,1‚000年以上前の歴史上の人物
2,歴史上の地元の有名な人
を「尊敬する人」に挙げることがおすすめである、
というわけです。
もう少し掘り下げると、
”1,1‚000年以上前の歴史上の人を
「尊敬する人」として挙げることができる”
ということは、
・その当時の歴史の文脈を理解している
・過去の歴史から学ぼうという真摯な姿勢がある
ことを表しますし、
“2,地元の過去の偉人を
「尊敬する人」として挙げることができる
ということは、
・よくある定番の質問「出身はどこ?」に対して、
地元の深い歴史を語れる(教養の深さ)
・自らのルーツに対して真摯であるという姿勢を表す
ということになります。
■簡単な質問でも、
「自分がどのような事を考えて生きているのか?」
「どのような知識・教養を持っているのか?」
ということが、
すぐに明らかになってしまうもの。
だからこそ、敢えて、
なんとなく今思いつく「好きな人」でなく、
自らが「歴史を知る」という意味でも、
【「尊敬する人は誰か?」の深みのある答え方】
の一つの例ではないか、と思うのです。
加えて、副次的な効果として、
・幅広い人と深い話ができる
という意味でも、
・自らの生き方を「歴史という文脈」になぞらえて理解する、
という意味でも、非常に良い方法なのだろう、
そんなことを思った次第です。
一つの例ですが、グローバルの世の中、
結構良い方法だな、と思いました。
ぜひご参考まで。""