人生は、バンジージャンプのよう。 台に立ったら、すぐ跳ばないと、足が固まり、ずっと飛べない
(今日のお話 1885字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
愛知県に出張に来ていましたが、
台風5号の吹き荒れる最中、
何とか1日の予定を滞ることなく終えることができました。
(暴風の中、お時間をいただきました皆様、ありがとうございました!)
また、夜は岡崎市の実家にて、父母と団欒。
現在、東京へ帰省中。
*
さて、本日のお話です。
最近、よくよく思うのが、
前に進むために、
そして自分を強く、自尊心を保つために重要なことは、
「行動すること」
であると、つくづく感じています。
今日はこのことについて
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「人生は、バンジージャンプのよう。
台に立ったら、すぐ跳ばないと、足が固まり、ずっと飛べない」。
それでは、どうぞ。
■10年ほど前でしょうか。
千葉に「マザー牧場」というテーマパークがあり、
そこに、20Mくらいのバンジージャンプ台がありました。
私は高いところが苦手で、
「バンジージャンプは絶対出来ない」
と常々思って人生を過ごしてきました。
が、友人とマザー牧場に行き、
バンジージャンプの塔があることに気が付きました。
そして皆で語ります。
「思ったより、低いじゃん。全然飛べるでしょ!」
確かに、下からみると低い(ように見える)。
大した事なさそうに見えます。
じゃあ、やるか、
ということで、皆でチケットを買い、
次々に登っていきました。
■皆、どんどん、飛びます。
サクサク飛んでいくので、
大したことないんだろうな、
と、下から見ていた私も、そう思っていました。
ところが、です。
上に上がった友人の一人の様子がおかしい。
階段を上がるたびに青ざめていきます。
「思ったより、たけえ。」
ちょっと震えた声で、そういっています。
そして、背中にゴム紐をくくられ、
ジャンプ台の前に足を出します。
しかし、その場で固まります。
「さっさと飛べー!」
「いけ!いけ!」
そんなヤジにも関わらず、
彼は、どうにもこうにも動けません。
そして、そのまま、しばらく固まっていて、
他の人がサクサク飛ぶ中、全く動けずに、
ただただ立ち尽くしていたのでした。
それを見て、周りが言います。
「さっさと飛ばないから、飛べないんよ。
飛べ、飛べ!」
■その後、私も上がって飛ぶ番になりました。
確かに、想像以上に、高い。
そして、結構怖い。
格好つけで、足が震えるのを
さとられないように、
努めてポーカーフェイスで登ります。
そして、先ほどの
ビビって動けなくなった友人を思い出して、
言い聞かせました。
『勢いで飛ばないと、絶対飛べない』のだ。
と。
下から見ていて、
友人の醜態を痛感した後だったので、
「立ち止まらない、すぐ飛ぶ!」と決意して、上がりました。
そして紐がつけられて、
前にせり出したジャンプ台に足を踏み出したそのまま
何も考えず、バンジーしたのでした。
■と、思い出話になってしまいましたが、
最近、「行動が少ない!」と自分で反省した時、
ふとこの話を思い出したのでした。
そして、改めて思ったのです。
おそらく、人生でも仕事でも、
”あらゆるチャレンジは、
「バンジージャンプ」のようなもの”
である、と。
新しいチャレンジをしよう、または、
骨が折れることをやろうとするとき。
行動の手を止め、
歩みを止め、
一度立ち止まってしまうと、
止まる時間が長くなるほど、一歩踏み出せなくなる。
ますます行動ができなくなる。
そう思ったのです。
■計画を立てて、じっくり作戦を練って、
という人もいるでしょう。
慎重に事を運びたい人もいるでしょう。
やり方は人それぞれ。
しかし、こと「チャレンジ」、
「新しい取り組み」などを考えた時は、
考えれば考えるほど、”足が固まる”と思います。
バンジージャンプと同じで、
飛んでみないとわからない。
なのに、
右から踏み出そうか、左から踏み出そうか、
紐が絡まったらどうしよう、
飛ばなかったら笑われる、
なんと言い訳をしてやめようか、
あれこれを考えているうちに、
時間という貴重な資源が失われていく。
タイミングというチャンスが
過ぎ去っていく。
そして時間が経てば経つほど、
足が「石」のように固くなり、地面と接合され、
更に動けなくなる。
そして「行動」しなければ、「結果」もでない。
「行動」しなければ、よくて現状維持、
多くの場合、後退するのみです。
「行動」とは、そんな特徴を持つものだし、
そのことを忘れてはならない、
そう思ったわけです。
■計画は重要です。
でも、「行動」はもっと重要。
インパクトがある一発を狙うより、
1000のアクションで、まだ見ぬ更なるビッグインパクトを狙いにいく、
そのほうが、変化が激しく、
答えがない世の中で動くスタンスとしては、
ふさわしいものではないだろうか、
そんなことを感じました。
天才じゃない私達(というより私は)
とにかく、動くこと。
頭を使いつつも、
手を動かし、足を動かす。
行動を止めない。
そのことが、
新たな世界、
新たなチャンス、
まだ見ぬインパクトをもたらすために、
重要なスタンスなのだろう、
そんなことを、強く思った次第です。
自戒を込めて。