「2時間語れること」を増やすことが、人間の幅を拡げる
(今日のお話 1912字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日関東地方は凄いゲリラ豪雨でしたね。
皆様、大丈夫でしたでしょうか。
私の昨日ですが、
午前は、あるお客様にご提供する
”7つの習慣のリーダー向けのコース”
(5日バージョンの特別コース)
の設計等について、
講師、開発の方とミーティング。
また昼からは、一件のアポイント、
並びに企画書作成などでした。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
先日、あるコーヒー屋さんの店主さんと
お話をする機会があったのですが、
その時に聞いたお話が、興味深いものでした。
本日はその話をご紹介するとともに、
「””2時間語れること””を増やすことが、人間の幅を拡げる」
というタイトルで、思うところを、
お伝えさせていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■市ヶ谷にある、夫婦で営んでいる、
とあるコーヒー屋さんがあります。
こじんまりした雰囲気ながら、
豆こだわっており、何より店主さん、
そして奥様の雰囲気が素晴らしく居心地が良い、
そんな素敵なお店です。
(料理も美味しいです)
【カフェケイティ】
その店主の方が、お店を開業する前に、
スターバックスコーヒーで働いていたそうなのですが、
その時にとある”興味深い研修”をやった、
という経験談をお話してくれました。
■どんな研修かと言うと、
「5分間何でもいいから、皆の前で話す」
という内容だったそう。
なんでもいいから好きなお題について、
一人一人前に立って、語っていくとのこと。
コーヒー業界なので、
コーヒーについて語る人もいる。
プラモデルについて語る人もいる。
最近の情勢について語る人もいる。
釣りについて語る人もいる。
料理について語る人もいる。
ランニングについて語る人もいる。
しかし、それを見ながら、
店主の方が感じたことというのが、
『本当に、語っていることが好きな人は、
その語っていることへの”愛”が、にじみ出ている』
と、言うことだったそうです。
■面白いもので、人は
”その人が言っていること”が、本物か偽物か、
を高度なセンサー、五感を通じて
感じられる生き物のようです。
それは、
目遣いだったり
声のトーンだったり、
身振り手振りだったり、
いろんな要素があるのでしょうが、
それら全体を見渡して「何となく感じる」ものなのでしょう。
しかし、確かに、
それが事実(語っていることに対してどれくらいの思いでいるか)の一面を、
表していることがあると思うわけです。
■今は日本を代表する経営者である.
ソフトバンクの孫正義氏は、
坂本龍馬が好きであると知られています。
そんな孫社長は、
米国で、大手企業の社長と会合した時、
”坂本龍馬の話を、延々2時間、英語で、
興奮した様子で話し続けた”
そうです。
本当に好きなこととは、
きっと、それぐらいのボリュームと熱量で語ることができるのだろう、
このエピソードからもそんなことを感じました。
■そして、同時に思うことがあります。
それは、
「私たちは、多くの時間を費やす自分の仕事に対して、
どれほどの時間、熱量を持って語ることができるのだろうか?」
ということ。
いくら自分が時間と労力を使っていたとしても、
そこに「愛情」「使命感」「こだわり」などがなければ、
語るものも生まれず、その状態は、
ただの、
”「やらされ感」になっている二流”
となっているのではないか、
そう思いました。
どんな状況であるにせよ、
然るべき報酬をもらい取り組むのであれば、
それこそ、2時間でも、3時間でも、4時間でも語れるほど、
想い、熱量、知識を持っていたいもの。
そして、
そのように2時間でも、3時間でも、4時間でも、
否、1日中語れるようになってこそ、
「本物、プロ」
と呼べるのではなかろうか。
コーヒー家の店主さんの話を聞き、
そんなことを感じたのです。
そして同時に、自分の専門分野以外だったとしても。
「2時間語れること」が増えていけば、
それはすなわち「教養の深さ」を表すことになります。
そうすれば、
世の中がますます面白く見えてくるのであろう、
と思うし、話題も豊富な魅力的な人になる(かもしれない)
そう、思います。
と、いうことで、
ビジネスで成果を生み出すためにも、
また、自分自身の教養を広げ、魅力的な人になるためにも、
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(本業、趣味問わず)2時間語れる、専門分野を持つ
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こと、トライしていきたいものですね。