生産性を高めようと願うなら、三倍忙しくする(ただし、身体を壊さない程度に)
(今日のお話 1654字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに夜は、個人的なプロジェクトとして取り組んでいる、
「サムライ塾」なる学びの場の運営について、
塾長、OBの方とともにディスカッションなどでした。
最近は、小康期を抜けて、
やることが増えてきつつありますが、
正直なところ、そちらの方がリズムに乗っている感があり、
集中力も増している感覚があります。
本日はそんな話に関連させつつ
思うところをお伝えできればと思います。
タイトルは、
「生産性を高めようと願うなら、
三倍忙しくする(ただし、身体を壊さない程度に)」。
それでは、どうぞ。
■先日、お世話になっている、
ある企業の、情熱的な教育担当の方と、
人材育成についてディスカッションしている際の話。
お互いの影響力を高めるには?
というような文脈で、
こんなことをおっしゃられていました。
「私はもっと影響力を発揮しなければと思ったのです。
そんな時に、ある有名なコーチの方に、
こう言われたんです。
『三倍忙しくしたらいいよ』
って。
三倍忙しくしようとすると、
当然、密度を高めないといけない。
だから工夫も生まれるし、
”生産性”のレベルもあがる、
そんな意味で言われたみたいなんですね。
結果やりすぎて、体調を壊してしまったんですけどね(苦笑)」
というようなお話。
■もしかすると、
「いやいや、三倍忙しくって、
そんなの時代錯誤も甚だしい!」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は、
あながちそうとも言えない、
実は、的を射た話ではなかろうか、
と感じたのです。
やることを三倍にすると、
物理的に無理が生じます。
当然、負荷も増大します。
でも、長く働くのは好ましくありません。
(時代的にも、そうです)
もちろん、ダラダラ働くことが、
三倍忙しくすることではないので、
そんな前提の上、
「三倍忙しくする」
という定義だとしたら、どうなるか。
おそらく、心理として、
・無駄を省く、
・結論をさっさと決める
・思いついた時にすぐアクションする
・新しいアイデアを提案する
そんな動きに近づくのではなかろうか
などと思うわけです。
■少し前にこんな話を聞きました。
以前、経営危機だった、
「長崎ハウステンボス」に
経営再建のために社長として入った
元エイチ・アイ・エス取締役の澤田秀雄社長。
「絶対無理だろう」と言われた再建を、
実現してしまったことは「澤田マジック」と
称されているそうです。
そんな彼が赴任して、
最初に社員に指示したことが、
『早歩きで移動する』
ことであったそう。
「早歩き」なんて些細な行動でも、
「日常の意識」が変わると、
全てに波及効果をもたらす。
それがわかっていたから、
「なんでそんなことを?」と思われることを、
施策として実行されたのかもしれません。
そして、見事、
無駄を省き、活気づけ、
経営再建に成功させられたのかも、しれません。
そして思うに、
『三倍忙しくする』
という心の姿勢も、
同じようなものではないか、
そう思うわけです。
■成果とは、「質」と「量」の掛け算です。
行うアクションを、
より成果にインパクトがあるものにすること。
すなわち、「質」を高めること。
そして、行動の「量」を増やすこと。
密度を高めること。
結局は、この方程式です。
「質」を高めることが大事ですが、
「量が質に転化する」というのもこれまた事実。
その両輪で、「生産性」とは高まっていくものではないか、
そのように思うのです。
だからこそ、
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生産性を高めようと求めるなら、
三倍忙しくする(ただし、身体を壊さない程度に)」
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という意識を持つことを大切にしてはどうでしょうか、
と思う次第です。
予想以上に、意識は、行動に影響を与えるもの。
私も、もっともっと密度高く、
日々生き抜いていきたいと思います。