シェアハウスから学ぶ、「違いを受け止めること」の大切さ
(今日のお話 1658字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、3件のアポイントへ。
ならびに、夜は、私の10年来の友人であり、
私が妻と出会ったきっかけにもなった仲人(?)の
平岡くんが運営する東武練馬のシェアハウスへ、
妻と共に遊びにいきました。
「シェアハウス」というと、
ドラマになったり、恋愛ドキュメントのような企画になったりと
今でこそ珍しくなくなりました。
私も実は、まだ「シェアハウス」、
という言葉が流行る前の今から10年ほど前
25~30歳くらいまでの5年間に渡って、
その平岡くんと、他の友人、
たまたまネットで知り合った人(!)と合計6人で
荻窪の一軒家で住んでいたことがありました。
(なんていうと怪しいのですが、
住人は皆さん、社会人として活躍している、
立派な人でございました)
*
さて、本日のお話ですが、
昨日、懐かしきシェアハウスに
久しぶりに遊びに行き、思ったこと、
そして感じたことについて、共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「シェアハウスから学ぶ、「違いを受け止めること」の大切さ」。
それでは、どうぞ。
■私の友人の平岡くんが、
数年前、独立して作った会社、
「株式会社絆人」。
シェアハウスを都内、そして大阪に
合計5棟ほど運営しています。
一番大きな家では、
4階建てで合計40名ほど住むことができ、
シェアハウスというよりも、
アパートとか、学生寮のよう。
(ホームページを見るだけで、
その平和な世界観が伝わってくるかと思います。)
彼と、彼の奥さん、
その他、仲間たちと共に
「おかえりと、ただいまがある生活」
をコンセプトに運営をし、
彼と彼の奥さんは
「おじいちゃんおばあちゃんになっても、
子供が生まれてもシェアハウスに住む!」
といっており、
もはや仕事ではなく、まさしく
”ライフワーク”としての生き様を感じさせられる、
そんな生活をしています。
■「シェアハウスに住む」。
この考え方は、比較的新しい考えで、
ビジネスとしても今とても注目されているようです。
しかし、
「他人と一緒に住むなんて考えられない」
「一人の時間を大事にしたい」
「プライバシーが大事」
「自分の自律した生活をできてこそ、一人前」
という考えもあるでしょうし、
どちらが正しい、というのはないと思います。
が、昨日、
そんなシェアハウスに行って、
思ったことがありました。
それが、
『人に対しての「受容性」を広げることに、
持って来いの環境である』
ということでした。
40人くらいが暮らすシェアハウスですから、
若い人が比較的多いとはいえ、色々な人がいます。
仕事も、
裁判所、飲食、アパレル、
起業家、保険会社、事務、学生、
中国からの留学生、アニオタ(アニメオタクの略)。
よく喋る人もいれば、
シャイであまり話さない人もいる。
しかしながら、誰もが、
人との繋がりの重要性を感じていて、
かつ、
”お互いの違いを認めている(違いを否定しない)”
ということを、誰もが持っていることが、
とても印象的だったのでした。
■少し話は変わるのですが、
何かの本に書かれていた言葉で、
「ストレスはほぼ100%人間関係」
という話がありました。
(もちろん、お金、健康など、生きる事自体に
支障がある場合は別として、ですが)
しかし、想像してみると、
確かに、職場や家庭の中でのストレスとは、
・ある上司との関係がうまくいかない
・夫婦仲がうまく言っていない
・友達と相性が合わない
などなどが、思い浮かぶはず。
やっぱり「人間関係」が原因であることが多いものです。
そして、そのような
”人間関係の問題”を作り出している
大きな原因の一つとして、
『相手のこと(考え・価値観・行動)を受け入れられない』
ことが、挙げられるのではないか、
そのように思うのです。
■誰もが多かれ少なかれ、
心のどこかで、
「あの人が苦手」
「彼の考えが嫌い」
「絶対、私は◯◯さんは違うと思う」
と思っていたりするものです。
とはいえ、
あの人がそばにいるだけで、イライラしてくる。とか
絶対、あの人の考えは認めない!
と意固地になっていても、
何も生み出しません。
相手は変わらないのだから、
ただただストレスが積み重なるばかりです。
で、あるならば、
人に対して、得手不得手があっても、
”『相手の違いを受け止める』という技術”
を磨くことは、
生きる上でたくさんの人と関わっていく中で、
大変重要なスキルではなかろうか、
そんなことを思ったのでした。
そして、そういった「技術」を磨く、
一つの環境が、シェアハウスなのかもしれない。
と同時に思ったのでした。
■人は人と関わり、
「世の中には色んな人がいるもんだなあ」
と知ることで、自らの受け入れる受容性の幅も
広がっていくもの。
ですから、
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「こんなのはありえない」と片付けず、
”ありえないと思う世界”だからこそ飛び込んでみる
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ということで、
未知の世界に飛び込みつつ、
自分の受容性の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
結果的に、人間関係を円滑に、
ストレスなく生きることにつながるかもしれません。