変われるという事。それ自体が「資産」である
(今日のお話 1630字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
並びに夜は、発信力についての勉強会でした。
さて、最近読んだ本の中で
非常に私が感銘受けた1冊の本
『ライフシフト 100年時代の人生戦略』
を改めて読み返していて、
思うことがありました。
本日はその話をご紹介しつつ、
「変わり続けることの重要性」について、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
タイトルは、
「変われるという事。それ自体が”資産”である」
それではどうぞ。
■今の世の中、寿命が
どんどんどんどん伸びています。
寿命予測の調査によると
2007年に生まれた人は、100歳まで、
50%の人が生きるようになるそうです。
寿命が延びると、何が起こるか。
そう、お金がかかるのです。
だから、私たちが、
この伸びゆく寿命の中で、
健やかに生きていくためには
否、”生存”していくためには、
”今までと違った資産”
が必要になってくる、
そう、著者のリンダ・グラッドン氏はいいます。
■では、どんな資産が必要なのか。
それは
「貯金」「家」などの”有形資産”以上に、
目に見えない”無形資産”こそが重要である
と彼女はいいます。
そして、その中でも非常に重要であると
彼女が言うのが、
『変身資産』
である、
そう述べています。
「変身資産」とは、その次のごとく
”変わり続けられること”を意味します。
歳をとると(というと偏見かもしれませんが)、
つい言ってしまうのが、
「今更変わらないよ」
「これから新しいことを覚えるなんて困難だ」
「若い人とはスキルの飲み込みが違う」
「俺はこういう性格だからなあ」
みたいなこと。
(年を取っていなくても、こういう人いますが)
生きてきた年輪があるがゆえ
経験を経たがゆえの、
「変われない理由付け」
がどんどん上手になってしまいます。
■しかし、もし寿命が80歳から、
100歳になったとすると、
少なくとも生活するお金を20年分稼ぐために、
もっと働かなくてはいけなくなる。
(年金も危ないので)
つまり、60歳で定年して、
そして年金で悠々と過ごしていけた時代は、
なくなる可能性が高く、
”70歳、75歳位までは、
働き続けなければいけない”
なんて時代になることも、
大いに考えられる。
そうすると、今までのように、
会社から仕事を貰えばいい、という前提が、
そもそも壊れる可能性がある、
ということになります。
すると、
”自分が、自分自身で、
自分が持ちうる資産(人脈、スキルなど)で
何ができるのだろうか”
ということを、考えなければいけなくなる。
そして、そんな状況を想定した上で、
相乗以上に大事なのが、
『変身資産』
(=変われるかどうかということ自体)
これが非常に重要な鍵になってくる、
そんなお話でした。
■「変わるため」には、
色々なことが必要です。
自分の状況変えても、
仕事ができるためのキルを、
あらかじめ蓄えておく必要もある。
自分の状況が変わっても大丈夫な、
独自の人脈も必要になる。
しかし、結局、
そんなことも踏まえて、
一番大事なのは、
『いつまでも変わり続けられるということ自体』
(=今の自分にこだわらない、学び続ける、挑戦し続ける、という姿勢そのもの)
ことである、
そんな話を、100年時代の専門家が、
強く伝えているのが印象的でした。
■自分の人生を、
1年、5年という短期・中期で考えると、
「今の職場は、待遇が良いから」
という理由でいる人もいるかも知れまあせん。
しかし、これが10年、20年という
長期単位で考えると、また話は変わります。
場合によっては、いくら待遇が良くても、
同じことを延々繰り返すだけの会社や仕事で、
もしあるとしたら、
『変身資産』を磨くことができない、
となり、ある意味リスキーである、
と言えるかもしれません。
去年と同じことを繰り返した1年が、
もし続いたのであれば、それは、
長期的に見たときに1つのリスクになるのでは、
そう思います
自らの足で立ち、
自らの人生を切り開いていくという前提で、
「変わり続けること」
(変身資産を増やし続けること)
このことは、想像以上に、
非常に重要であると思った次第です。
自らの未来のために、
変わり続けましょう。
チャレンジ、し続けましょう。