「神道」について考える
(今日のお話 1653文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1日中社内ミーティング、
ならびに、生産性向上のための
「5つの選択」の公開コースがあり、
そのフォローなどを行っていました。
お越しいただいた、I様はじめ、
皆様、ありがとうございました!
皆様の働き方改革の一助になればとても嬉しく思います。
また、お話しいたしましょう。
*
さて本日のお話です。
この前の土曜日の話ですが、
日本を代表する大変有名な神宮の、
武道館の館長にお会いしてきました。
昨年から、私が学んできた私塾
「サムライ塾」のイベントの打ち合わせで、
ご挨拶に伺った、というのがきっかけ。
そこで伺った話が、
非常に面白いものであるとともに、
私たち日本人が、ぜひ知っておくべきことだろう、
と思いましたので、本日はそのお話を、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「「神道」について考え、思うこと」。
それでは、どうぞ。
■昨年から、日本の歴史や、
武士道、精神性などを学ぶ中で、
知ったことがあります。
それは、日本人は無宗教と言われるけれども、
その根源の考えには「神道」があるということ。
それが、いつからか「仏教」と混ざり合い、
明確な絶対神は無いものの、
日本人の心に、共通の精神性が根付いている。
言葉にすると、そんなことでしょうか。
■確かに、日本人の皆が愛する(と勝手に私が思っている)
宮崎駿氏のアニメの
「千と千尋の神隠し」や「となりのトトロ」
などに代表されるような世界観は、
なんとなく共感することがあるのではないかと思います。
即ち、
森や川や太陽や、
水や木などあらゆる自然の一部に神が宿る、という
「八百万の神」= 神道
ということ。
では、そんな「神道」の、
”信仰の形”とは一体何なのか?
他の宗教が、教会に行ったり、
教典を読み上げたりするのと同じように、
日本人になんとなく根付いている
「神道」とはどのようにその信仰を形にするのか?
このことについて、先日伺った、
日本を代表する神宮の館長は、
こんな話をしてくれました。
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「神道」と言うと、曖昧なものとして認識されがちです。
しかし、きちんとした”信仰の形”があります。
「神道= 八百万の神」であるという話は有名です。
全ては自然から生まれてきて、自然に還る、という考えです。
これを深く解釈してみると、
肉体は自然から借りている。
魂はどこからか、といえば宇宙から借りている。
となります。
「神道の信仰」とは絶対神を認め、
経典を読んだりする他の宗教と違い、
『自然からもらったエネルギーを循環させる、創造すること』
が神道の教えなのです。
だから、漫然と生きて、ただただ
エネルギー(気)を消費するだけの生き方は、
「気が枯れる(気枯れ)= 汚れ」とみなされる。
だから我々日本人の魂にやどる「神道の信仰」とは、
【日々を全力で、一生懸命生ききること】。
そして、そうすることで、エネルギーを創造すること。
それが「神道」である、と考えています。」
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とのこと。
私自身は無宗教ですが、
日本人の多くに根付く「信仰の形」とは、
【日々日々、全力で一生懸命生きること。
エネルギーを創造する、循環させること
これこそが「神道」である】
というお話には、私自身、非常に共鳴しましたし、
納得いたしました。
ともすると、こういった話は、
ただの精神論のように聞こえるかもしれません。
でも、私はかなり大事なことだと思うのです。
これまでも、世界を動かしてきた一つの要因は、
宗教や精神性でありことは間違いありません。
そして、更に多様な人が繋がり合うことが当たり前の世の中で、
”「自分の中の精神性(日本人の精神性)とは何か?」
について説明できること”
は、グローバルで活躍しようとするあらゆる日本人が知るべき、
一般教養であるのでは、と思います。
ということで、
【日々日々、全力で一生懸命生きること】
大切にしたい、と思ったというお話でした。