笑いと幸せがなければ、失敗したほうがマシ
(今日のお話 1638文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
また、全社展開で実施をした
生産性向上のための「5つの選択」の最終回でした。
F社の皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました!
学びを活用され、ビジネスにプライベートに、
より大切なことに集中できる習慣ができるのう、
心よりお祈りしております。
*
さて、本日のお話です。
先日、ある書籍を読んでいて、
「確かにそうだよな」と、
強く納得してしまう一節がありました。
今日はそのお話を紹介させていただくとともに、
日々大切にしたいスタンスについて、
思うところをご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「笑いと幸せがなければ、失敗したほうがマシ」。
それでは、どうぞ、
■私が好きな本に、
『世界最強の商人』
(なかなか暑苦しい自己啓発本ですが、良書です)
という本があります。
これは、
「ある若者が、世の中の原理原則を知り尽くした
大富豪の弟子となって、”世界最強の商人”になるプロセス」
を描いた、ど真ん中ストレートの、
成長譚(たん)なのですが、
その中の一節に、
こんな文章が登場してきます。
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笑いと幸せがあって初めて 、
私は本当に成功することができる。
笑いと幸せによってのみ
私は労働の果実を楽しむことができる。
笑いと幸せがないならば、
失敗するほうがずっとましだ。
なぜならば、幸せは
食事の味をよくするワインのようなものだからだ。
成功を楽しむためには、
私は幸せでなくてはならない。
そして笑いは私に給仕する少女のようなものだ 。
『世界最強の商人』より引用
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いかがでしょうか。
これだけ「成功」を連呼されると、
抵抗感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、とはいえ
「本当にそうだよな」、とつくづく思うのです。
■少し私の話をさせてください。
私が新卒で入社した会社は、
世間では「ブラック企業」と称される飲食店でした。
「どこよりも成長できる」。
そんなキャッチコピーと、
成長著しい会社ということだけで、
特に何も考えずに入社しました。
朝10時から朝7時まで働き、
身体がボロボロになっても、
「成長、成長」
とつぶやきながら、
それでもまだ、自分に鞭打って働こうとしていました。
なぜ、そこまで
頑張ろうとしたのか?といえば、
「成長したかったから」
それが唯一無二の動機だったのです。
しかし、
寝る時間もなく、
身体も疲れ、
友達もいない。
日々楽しいはずもありません。
そして、ふと気がつけば、
この一年、ちっとも
「笑って」ないし、
「幸せ」も全く感じていない。
もし、ちっとも楽しくも幸せでも、
笑えてもいないこの状態が続いて、
それで
「成長できてるよ!」
なんて言われたとしても、
生きていて幸せでないなら、
「成長」に果たして何の価値があるのか。
そう思った瞬間、
糸が弾けるように、
心も身体も動かなくなってしまったのでした。
そして、その後、
しばらくして退職をすることになりました。
■結局、人の人生は
”感情の積み重ね”ではないかと思います。
”いい人生だったと思えるかどうか”は、
「どれだけ幸せを感じることができたか」
ということに、深く関わっている、
私はそう思うのです。
もちろん、
頑張ること
立ち向かうこと、
日々負けず努力し続けること
これらのことも
もちろん大事なこと。
でも真面目すぎて、
ちょっと笑いもない人生は、
やっぱりもの足りないと感じます。
冒頭の著書でもあるように、
『笑いと幸せは、
食事の味を良くするワインのようなもの』
です。
サラリーマン風に言えば、
『笑いと幸せは
焼肉を10倍美味しくする
金曜日の夜の生ビールみたいもの』
なのです。
焼肉にはビール。
人生には笑いと幸せです。
であれば、
”笑いと幸せがなければ、失敗したほうがマシ”
なのかもしれません。
ということで、
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「日々、どれだけ笑えたか」を意識し、1日を振り返る
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こと、ぜひ大切にしていきたいものです。