「スティーブ・ジョブズ病」にならぬよう、”夢中になる努力”をする
(今日のお話 2054文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は、3件のポイント。
並びに夜は、ウルトラマラソンから1週間ぶりに
5キロのランニングをしました。
面白いことに、
格段に走るスピードが上がっていて、
「人は経験を重ねると成長する生き物なのだなあ」
と皮脂と思った次第です。
また、8月24日には、
生まれて初めてのトライアスロンに出場します。
まだ、人生で75メートルしか泳いだことがないのが
不安で仕方ありませんが、
とにかく頑張ろうと思います!
*
さて、本日の話です。
ランニング選手として活躍され
メディアでも有名な為末大さんが
インタビュー記事にて、興味深い話をされていました。
今日はその話を引用させていただくとともに
思うところを共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
”「スティーブ・ジョブズ病」にならぬよう、夢中になる努力をする”
それでは、どうぞ。
■400メートルハードル日本記録保持者。
スプリント種目の世界大会で
日本人として初のメダル獲得者。
そして、スポーツに関する事業を行い、
メディアでも登場するインフルエンサー。
著書も多数出しており、
その考え方、哲学感はとても有名な方が、
為末大さんです。
そんな為末さんが、
”集中をすること”ついて、そして
「目標達成すること」
について、
こんなお話をしていました。
(ここから引用)
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集中できるかどうかに2つの要因があります。
1つは夢中になるべき対象に出会えること。
もう1つは、自分自身を夢中にできる方法を知っていること。
僕は出会いに賭けすぎない方がいいと思っています。
よく世の中で言われる「スティーブ・ジョブズ病」みたいなものがあります。
運命の何かと出会うと、もう無我夢中で人生を駆け抜けられるんだというような。
でも、運命の出会いを求めて、
いつまで経っても「これは自分にしっくりこない」という飽き方をする人がいる。
それは夢中になるべき対象に出会っていないのではなく、自分自身の問題かもしれません。
NEWS PICKS 「超集中力」 より
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「集中できるかどうか」というのは
確かに、”夢中になれるものを見つけられるかどうか”に、
ある程度、影響されるものの、
「いつか、自分にも没頭できるような夢中になれるものが見つかるはずだ!」
と、あれでもない、これでもない、と探し続け、
ちょっとでも合わないと、「やっぱり違う」といって諦める。
この話を聞いた時に、
確かにこういうこと、
世の中で起こりがちなのではないか、
と思うのです。
「自分にも、ぴったりの”合うもの”が見つかれば、
きっと自分は夢中になれるはず」
「自分が頑張れないのは、
”見つかっていない”せいだ。」
「頑張れるものさえ見つかれば、
俺はこんなものじゃないハズなのに」
確かに、ある側面では事実かもしれない。
しかし、もしこんなことを
言い続けたとすると、
次第に思考が、自分ではなく、
”「周りの誰か・何か」のせい”
へと引っ張られてしまうのでしょう。
すると、どんどんどんどん、
底なし沼のように思考パターンが、
「環境さえ良けれ、」
とネガティブなパターンに引っ張られることも、
あり得るかもしれません。
■いろんなことに、興味を持ち、
そして自分が夢中になれるものを探すことは大事。
「横」を拡げることも、
確かに大切なことです。
しかし、「横」を拡げて、
つまみ食いをしているだけでは、
「縦」、すなわち”高さ”は積み上がりません。
だからこそ、同時に思うことが、
「これかな」とピンときたら
”石の上にも3年”と古くから言われるように、
ある程度の実績が出るまで、
「縦」の”高さ”を積むこと。
根気強くやってみること。
このことが改めて大事なのだな、
と思った次第です。
■当たり前のことですが、
「青い鳥」を見続けても得られるものはない。
スティーブ・ジョブズのように
ある事業やミッションとの出会いで、
人生が一変する、という事は確かにあるかもしれない。
でも、それだけに頼ってはいけない。
そうしないと、
”自分にピッタリあう”仕事”を探し、
中途半端に転職を繰り返す”
みたいな素人的な話にこそ、
ならないにせよ、
・自分にピッタリあう”英語の参考書”を探し、
これもダメだった、あれもダメだったと買い続ける。
とか、
・自分にピッタリあう”ダイエット法”を探し、
家が筋トレマシン、サプリだらけになる。
とか、
・自分を変えてくれるハマれる”自己啓発セミナー”を探し、
延々と渡り歩く、セミナー狂になる
ということになりかねません。
何かを卓越させるためには、
何かを成し遂げるためには、
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自分で好きになる努力をする。
自分で掘り下げていく努力をする。
自分で夢中になる努力をする。
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こういった”筋肉”を鍛えていくことが大事なのだろう、
そう改めて感じる次第です。