『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
(今日のお話 1563文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
本日で、第1200号となりました。
約4年前から始めて、
ひたすらメルマガを送り続け、
気づけば結構な号数になったなと、感慨深く思います。
これからも、
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本日、日曜日は、昨年、
日本の歴史や国際情勢などについて
真剣に学び合った「サムライ塾」のメンバーとともに、
”日本の近現代史(日清戦争~太平洋戦争まで)”
について勉強会をしておりました。
今日は、この中の課題本にもなった一冊を、
「今週のお勧めの一冊」として、
皆さまにご紹介させて頂きたいと思います。
ということで、今週の一冊は
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<今週の一冊>
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 加藤 陽子 (著)
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それでは、どうぞ。
■最近、NHKの番組で、
よく特集されるのが、
「日本国憲法から70年」
をテーマにしたもの。
そして、これらの番組を見る度に、
思うことがあります。
それは、
「果たしてどれだけの日本人が、
”日本国憲法”について考えたことがあるのだろうか?」
ということ。
■正直なところ、私は、
「歴史」
と名がつく科目は、
好きではありませんでした。
というより、嫌いでした(汗)
正直、年号を覚えたりすることに、
何の意味があるのだろう、
と思っていましたし、
だから高校の選択科目でも、
徹底的に避けてきていました。
(という方も、多いのでは)
しかし、昨年、
ふとした縁で「サムライ塾」なる私塾を通じて、
日本の歴史、特に近現代史を学ぶ機会がありました。
そして、その中で色々な事を感じ、
今回、改めて歴史の勉強をするに至ったのです。
■今回の、
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
では、歴史の教科書には書かれない事実が、
東京大学文学部教授であり、
近現代史(特に1930年代)を専門とする加藤陽子さんが、
”国内、国外の戦争の意思決定をした人が、
どのような意図を持って戦争を決めたのか?”
について、教えてくれる一冊です。
加藤陽子さんが、高校生と一緒に、
日清戦争から太平洋戦争までの日本の選択を、
共に考えていく、
という授業タッチの本であるため、
比較的読みやすい本ではないかと思います。
(とは言っても、高校生は
歴史に詳しい歴史クラブ所属の高校生なので、
結構、ツワモノな質問をしていますが)
■この本を、じっくり読めば、
・日本がアジアの中で、
不平等を強いられていた時代
・日清戦争、日露戦争と勝利をおさめ、
西欧諸国に認められた背景
・その当時の天皇がどのような役割であったのか
・満州事変になぜ突入し、
なぜ日本が孤立をしていったのか
・戦争を決めていった人達の思惑、
各国の利害関係とは何か
・敗戦により、何が失われたのか
日本人の心はどのように変わったのか
これらのことを知る俯瞰的に、
「一つのストーリー」として
知ることが出来ると思います。
■外交問題で、不安な要素が
たくさん出てきている昨今。
そして、日本国憲法から70年の今。
「”自分の国”のことを、深く知る」
ということは、
これから世界に向けて活躍しようとする人にとっては、
絶対的に必要な教養であると思いますし、
また、
『愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ』
という言葉にもある通り、
深い学びが多くあるはずです。
良いところも、悪いところも含めて、
「大人の教養」
として、ぜひお勧めしたい一冊です。