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1200号 2017年5月28日

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』

(今日のお話 1563文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。

本日で、第1200号となりました。

約4年前から始めて、
ひたすらメルマガを送り続け、
気づけば結構な号数になったなと、感慨深く思います。


これからも、
「皆さまの1日を5%元気にする」をテーマに、
メルマガをお送りさせていただきたいと思います。

いつもお読みいただける皆さま、
本当にありがとうございます!


また、メルマガはサイトから登録(もちろん解除も)可能です。
参考になりそうなご友人、知人の方がいらっしゃれば、
ぜひご紹介くださいませ。

改めて、いつもお読み頂き、
本当にありがとうございます!


(以下、よろしければご活用ください)
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本日、日曜日は、昨年、
日本の歴史や国際情勢などについて
真剣に学び合った「サムライ塾」のメンバーとともに、

”日本の近現代史(日清戦争~太平洋戦争まで)”

について勉強会をしておりました。


今日は、この中の課題本にもなった一冊を、
「今週のお勧めの一冊」として、
皆さまにご紹介させて頂きたいと思います。


ということで、今週の一冊は

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<今週の一冊>

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』 加藤 陽子 (著)

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それでは、どうぞ。

■最近、NHKの番組で、
よく特集されるのが、

「日本国憲法から70年」

をテーマにしたもの。


そして、これらの番組を見る度に、
思うことがあります。

それは、

「果たしてどれだけの日本人が、
 ”日本国憲法”について考えたことがあるのだろうか?」

ということ。


■正直なところ、私は、

「歴史」

と名がつく科目は、
好きではありませんでした。

というより、嫌いでした(汗)


正直、年号を覚えたりすることに、
何の意味があるのだろう、
と思っていましたし、

だから高校の選択科目でも、
徹底的に避けてきていました。

(という方も、多いのでは)


しかし、昨年、
ふとした縁で「サムライ塾」なる私塾を通じて、
日本の歴史、特に近現代史を学ぶ機会がありました。

そして、その中で色々な事を感じ、
今回、改めて歴史の勉強をするに至ったのです。



■今回の、


『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』


では、歴史の教科書には書かれない事実が、

東京大学文学部教授であり、
近現代史(特に1930年代)を専門とする加藤陽子さんが、


”国内、国外の戦争の意思決定をした人が、
 どのような意図を持って戦争を決めたのか?”


について、教えてくれる一冊です。


加藤陽子さんが、高校生と一緒に、
日清戦争から太平洋戦争までの日本の選択を、
共に考えていく、

という授業タッチの本であるため、
比較的読みやすい本ではないかと思います。


(とは言っても、高校生は
 歴史に詳しい歴史クラブ所属の高校生なので、
 結構、ツワモノな質問をしていますが)


■この本を、じっくり読めば、



・日本がアジアの中で、
 不平等を強いられていた時代

・日清戦争、日露戦争と勝利をおさめ、
 西欧諸国に認められた背景

・その当時の天皇がどのような役割であったのか

・満州事変になぜ突入し、
 なぜ日本が孤立をしていったのか

・戦争を決めていった人達の思惑、
 各国の利害関係とは何か

・敗戦により、何が失われたのか
 日本人の心はどのように変わったのか



これらのことを知る俯瞰的に、
「一つのストーリー」として
知ることが出来ると思います。


■外交問題で、不安な要素が
たくさん出てきている昨今。

そして、日本国憲法から70年の今。


「”自分の国”のことを、深く知る」


ということは、
これから世界に向けて活躍しようとする人にとっては、
絶対的に必要な教養であると思いますし、

また、

『愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ』

という言葉にもある通り、
深い学びが多くあるはずです。


良いところも、悪いところも含めて、

「大人の教養」

として、ぜひお勧めしたい一冊です。

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