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1172号 2017年4月30日

『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』

(今日のお話 1234字/読了時間1分半)
■こんにちは。紀藤です。

本日は、神奈川県の足柄峠にて、
有名な峠走25キロを仲間と実施。

そして、これからは
テニスに行ってきます。

このGWは、100キロマラソンに向けて、
とにかく運動をしまくる予定です。



さて、本日お話です。

毎週日曜日は、今週のオススメ本を紹介する、
「今週の1冊」のコーナー。

今週、皆さまにご紹介させていただく本は、

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『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』
(イアン エアーズ (著)‚ Ian Ayres (原著))


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です。""

■「やる気」とは、不思議なものです。

ある日は、「やる気」に溢れ、
ものすごい集中力を発揮して、
バシバシ仕事終わらせることができる。

かたや、あるときは、
全然「やる気」にならず、
いつまでもごろごろ、ダラダラしながら、
1日が過ぎていく。


あることについては、
継続的に続けられるのに、

別のことに関しては、
全く続けられない。


大事だとわかっているものの、
コントロールがしづらく、
しかしながら私たちが働く上、
何かを実現する上でとても重要な要素が

「やる気」

ではないでしょうか。


■では、そんな「やる気」には、
どんなメカニズムがあるのでしょうか?


そんな「やる気のメカニズム」について、
イエール大学のイアン教授が解き明かした本が、

この

『ヤル気の科学―行動経済学が教える成功の秘訣』

で書かれているのです。


そして、この本では
「やる気」に関わる行動科学を、
色々な側面から伝えています。


例えば、


”「損失は大きく見える」性質を利用せよ”

 (得るものよりも、失うものの方が大きく見える。
 「やらなかったら、何かを奪われる」、という約束が最も効果的)


”ガミガミ屋はなんだかんだで役に立つ”

(人は「人にどう思われるか」を気にする生き物。
 だから、ガミガミ説教をする人を側に置くと、
 決めたことをやる確率が高まる(場合がある))


”失敗したときの「遊び」が重要”

(目標を破っても、大目に見るゆとりや、
 高すぎる目標を設定しないことが、
 「やる気」を継続するために重要である)


などなど。

面白いもので、
上記のような事を通じて、
人を「コミット」させると、
何かを行動できるようになります。

そして、

”行動すると後発的に
 「やる気」が湧いてくる”

ものなのです。



■難しいと思われることを
チャレンジし続けて達成する人。

逆に、いつも決めたことをやり遂げられない人。


ここには、確かに何かの
「法則」があるようです。


そして、その「法則」を、
多数の実験とそして分析により、
解き明かした本がこの『ヤル気の科学』なのです。


私もこの本を読んでから、


「宣言して、自らの外堀を囲う」

「ある程度決めたことでも、ゆとりを持たせてOKとする」

「仲間(ガミガミ屋)をつくる」


などの工夫をし始め、
結果、色んな事が達成できるようになりました。


「やる気」のメカニズムを知りたい方、
ぜひ手にとって読まれてみてください。

ちょっと小難しい表現が多いですが、
そういった内容が嫌いでなければ、
参考になるはずです。


知的な側面から、
「やる気」を分析したい人は、オススメでございます。

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