気分が乗らないときは、3割増しで早歩きをする
(今日のお話 1756文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
また、夜は汗を流すべくテニススクールへ。
野辺山ウルトラマラソン100キロの大会まであと24日。
もっと走り込みせねばと焦り始めております。
*
さて、本日の話です。
人間とは不思議なもので、
誰でもある程度、”感情の浮き沈み”があるものです。
これは人間らしくて素敵なものですが、
時に、その感情の並に疲れてしまうこともある、
だからこそ、
できれば常に元気で、気分良くいたい、
そんな性質のものだと思います。
今日は、この
「感情の波」をコントロールする方法として、
”人生と仕事に役立つヒント”を、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「気分が乗らないときは、3割増しで早歩きをする」。
それでは、どうぞ。
■なんとも不思議なものです。
昨日の夜、絶好調で、テンションがMAXだったのに、
次の日朝起きてみると、なぜか昨晩の気分が嘘のように、
気分が乗らなかったりする。
はたまた、
寝る前はなんだかスッキリしない、
面白くない、と思っていたのに、
よく寝て朝起きると、
途端に気分がよくなり、
世界が明るく見えたりする。
花が咲く。枯れる。芽がでる。
そんな自然の移ろいのように、
人の感情も「バイオリズム」があるのかもしれません。
■しかしながら、願わくは、
日々元気で、最高の気分で過ごしていたいもの。
「気分が乗らないから」
そう言って、落ちる気分に任せていたら、
ますます気分が沈むばかりです。
だから、何らかの断ち切る方法が欲しい。
これは、多くの人が
願うことではないでしょうか。
■少し話が変わりますが、
こんな話を聞いたことがあります。
長崎のハウステンボスが経営危機だった時、
経営者が交代することになりました。
その際、まず出した指示と言うのが、
「生産性を上げなさい。
具体的にどうしたらいいかわからない人は、
移動を、全部『早歩き』にしなさい」
と言ったそうです。
ハウステンボスは、実際、
劇的なV字回復を果たしました。
その背景の一つとして、
まことしやかに言われているのが、
この「早歩き」という地味だけども、
毎瞬間、全社員が「生産性向上」を意識せざるをえないこの指示が、
確かに業績に影響与えていた、
そんな話でした。
■この話に通ずることなのですが、
一つの心理として、
【行動は、思考に影響与える】
ということが言えるのです。
もし、
「3割増のスピードで早歩きをする」
という”行動”をすると、面白いことに、
「頭の回転も早くなる(覚醒する)」
そんな影響があるのです。
やってみるとわかるのですが、
”ため息をついて、愚痴を言ってみる”
という”行動”すると、
確実に、気分は暗くなります。
逆に、ちょっと気分が乗らなくても、
「やったー!ついてる!ついてる!
ウフフ、あははは!」
と、心から”そのつもり”になって喜んでみると、
これまた、なんだか気分が上がってくるものです。
(実際、人混みでやったら、
完全にクレイジーな人になってしまいますのでご注意を)
と、言うように、
【行動は、思考に影響与える】
のです。
■とすると、です。
先述の、
「人は気分が移ろいやすい」という前提を踏まえ、
常に元気良くいるために、こんな工夫ができると思うのです。
それは、もし気分のバイオリズムが、
下降に向かっていると気づいたときは、
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気分が乗らないときは3割増しで早歩きする
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ということをやってみたらどうか、
とお伝えしたいのです。
おそらく普通は、”早歩き”を少ししたところで、
「沈んだ気分 VS 早起きしている自分との乖離」
に、居心地の悪さ、無理している感に
とらわれてしまいますが、
2時間も意識して”行動”していれば、
少しずつ感情が行動に支配されていきます。
重い足取りの代わりに、
軽やかな早歩きにすることで、
気分も晴れやかになってくるのです。
だから、改めてお勧めしたいのです。
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気分が乗らないときは3割増しで早歩きする
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のです。
心理学的にも、心をポジティブに保つ、
1つの有効な方法として知られています。
ぜひ試してみてください。