「100キロを走り抜く」には、「30キロを5回を走る」という『先行指標』をクリアせよ
(今日のお話 2653字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、朝から42キロのランニングでした。
来月に迎えたウルトラマラソンに向けて、
練習のため、北区から新木場当たりまでひたすらランニング。
そしてヘロヘロになりつつ、
午後からはカフェにて読書など。
この1ヶ月で、週末3回ほど、
フルマラソンを一人で走りました。
本日は、この私の、
最近のフルマラソンを走りまくっている理由について、
弊社の「実行の規律」の話をまぜつつ、
教訓をお伝えさせていただきたいと思います。
タイトルは、
「”100キロを走り抜く”には、”30キロを5回を走る”ことが条件である」
それでは、どうぞ。
■正直、42キロを走ると、
ものすごーく疲れます。
ですから、走りたいかと言われれば、
「別にそうでも」というのが本音。
(いっちゃった)
しかし、です。
走りたくないのですが、
自分が「やる!」といった目標は達成したい。
「やる!」といった目標とは、
来月に行われる日本最難関のレースの一つと言われる、
”野辺山ウルトラマラソン100キロ”
です。
■そして、色々調べてみたところ
野辺山ウルトラマラソン100キロを完走するには、
以下の”条件”をクリアする必要がある、
そんな話が散見されたのでした。
ちなみに、「完走するための条件」とは何か?
多い意見として、
こんなことが挙げられていました。
条件1:月間200キロ走る
条件2:月間30キロ以上のランニングを5回以上する
つまり、
”野辺山ウルトラマラソン100キロ”
を完走するには、この2つをレース前にクリアしておく必要がある。
だから、
・目標を達成するために
・フルマラソンを毎週走っている
ということをしている、
というのが私の最近の活動なのでした。
■さて、このようなことは、
仕事でも同じような事が言えますよね。
当然ながら、
何かの「結果」を出すには、
その「結果」を動かすための何かしらの
「行動」が必要となってきます。
ダイエットだったら、
”体重を減らす”
という「結果」を動かすには、
”カロリーを1200キロカロリー以下に抑える”
とか、
”心拍数120の有酸素運動を30分以上やる”
などが、
「結果」を動かす「行動」になります。
すなわち、
何かの目標を達成させるためには、
「結果」を動かす「行動」
をセットに考えなければいけない、
ということですね。
まあ、当たり前のことですよね。
■このことについて、
フランクリン・コヴィー・ジャパンの提供している
”戦略実行ソリューション『実行の4つの規律』”
では、
「目標を、先行指標と遅行指標の2つに分けて考えてみること」を
提案しています。
「遅行指標」とは、結果の測定基準。
このデータを手にする時には結果は既に出ています。
つまり、ダイエットで言えば、「体重」になります。
「先行指標」とは、
結果を予測でき、影響を及ぼすことが可能なもの。
つまり、ダイエットで言えば、
「カロリー制限」であり「運動」なります。
そして、注目すべきは、
影響をおよぼすことができる「先行指標」なのです。
体重計にのって、
体重が減った増えたと嘆くより、
運動をしたか、カロリーを制限できたか、
を意識すべきなのです。
そして、このことは、
あらゆることに対して言えるのです。
■例えば、ビジネスの例で、
こんな事例があります。
アメリカの百貨店の”婦人靴売り場”での実例です。
この売り場の「遅行指標」は
『顧客一人の購入額を増やし、前年と同じ売上を確保すること』
でした。
そして「先行指標」は、すなわち「遅行指標」を
動かすためのアクションをトップ販売員から調べ、
そして決めたのでした。
それは、この3つでした。
1)顧客一人につき最低4足の靴を見せる
2)お礼状を書く
3)購入した顧客全員に館員カードの作成を勧める
そして、この3つことをするたびに、
販売員はスコアボード(進捗チェックシートのようなもの)
にチェックを記入する。
そして、「先行指標」が達成できたかどうか?を
「今日」「今週」という“短期間でフィードバックする”
というリズムを作っていったのです。
そして、この婦人靴売場では、
望む結果、すなわち、
『顧客一人の購入額を増やし、前年と同じ売上を確保すること』
を達成することができたのでした。
■ビジネスでもプライベートでも、
私達が日々注目すべきこととは、
『今日、自分が影響可能な「行動」(=先行指標)にフォーカスすること』
です。
ダイエットなら、体重計に乗ったときに
一喜一憂しているのではなく、
”昼間のデザートのプリンを我慢するか否か”の、
影響可能であるシーンでこそ、一喜一憂すべきなのです。
ウルトラマラソンだって
100キロ走れたかどうか、を気にするより、
”毎週30キロ以上走れたかどうか”という「先行指標」こそ、
気にせねばならないのです。
【「100キロを走り抜く」には、
「30キロを5回走ること」が条件である】
これがわかっているならば、
ただ「先行指標」(30キロラン)を粛々とするのみ。
これは仕事でも趣味でもなんでも、
同じことが言えると思うわけです。
■しかし、このことがわかっていない、
わかっていても実行できていない組織、
実際、かなりの数あるようです。
否、むしろほとんどといっても良いかもしれません。
では、どうすれば、
「先行指標」、すなわち、今日影響できる行動にフォーカスし、
成果につなげるリズムを作ることができるのか?
その答えとして、
本日ご紹介いたしました『実行の4つの規律』が
参考になるはずです。
3000の組織に実際に導入し、
生産性、利益、顧客満足度など、
各種指標を上げ続けた実績を持つプログラムです。
5月に“エグゼクティブ限定のワークセッション”を行いますので、
ご興味ある、事業部長、役員、経営者の皆さま、
ぜひお越し頂ければと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。