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1159号 2017年4月17日

「100キロを走り抜く」には、「30キロを5回を走る」という『先行指標』をクリアせよ

(今日のお話 2653字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。

昨日日曜日は、朝から42キロのランニングでした。
来月に迎えたウルトラマラソンに向けて、
練習のため、北区から新木場当たりまでひたすらランニング。

そしてヘロヘロになりつつ、
午後からはカフェにて読書など。

この1ヶ月で、週末3回ほど、
フルマラソンを一人で走りました。


本日は、この私の、
最近のフルマラソンを走りまくっている理由について、
弊社の「実行の規律」の話をまぜつつ、
教訓をお伝えさせていただきたいと思います。


タイトルは、

「”100キロを走り抜く”には、”30キロを5回を走る”ことが条件である」

それでは、どうぞ。

■正直、42キロを走ると、
ものすごーく疲れます。

ですから、走りたいかと言われれば、
「別にそうでも」というのが本音。

(いっちゃった)


しかし、です。

走りたくないのですが、
自分が「やる!」といった目標は達成したい。

「やる!」といった目標とは、
来月に行われる日本最難関のレースの一つと言われる、

”野辺山ウルトラマラソン100キロ”

です。


■そして、色々調べてみたところ
野辺山ウルトラマラソン100キロを完走するには、
以下の”条件”をクリアする必要がある、

そんな話が散見されたのでした。


ちなみに、「完走するための条件」とは何か?

多い意見として、
こんなことが挙げられていました。


条件1:月間200キロ走る

条件2:月間30キロ以上のランニングを5回以上する


つまり、
”野辺山ウルトラマラソン100キロ”
を完走するには、この2つをレース前にクリアしておく必要がある。


だから、

・目標を達成するために

・フルマラソンを毎週走っている

ということをしている、

というのが私の最近の活動なのでした。


■さて、このようなことは、
仕事でも同じような事が言えますよね。


当然ながら、

何かの「結果」を出すには、
その「結果」を動かすための何かしらの
「行動」が必要となってきます。


ダイエットだったら、

”体重を減らす”

という「結果」を動かすには、

”カロリーを1200キロカロリー以下に抑える”

とか、

”心拍数120の有酸素運動を30分以上やる”

などが、
「結果」を動かす「行動」になります。



すなわち、
何かの目標を達成させるためには、

「結果」を動かす「行動」

をセットに考えなければいけない、
ということですね。


まあ、当たり前のことですよね。


■このことについて、
フランクリン・コヴィー・ジャパンの提供している

”戦略実行ソリューション『実行の4つの規律』”

では、
「目標を、先行指標と遅行指標の2つに分けて考えてみること」を
提案しています。


「遅行指標」とは、結果の測定基準。

このデータを手にする時には結果は既に出ています。
つまり、ダイエットで言えば、「体重」になります。


「先行指標」とは、
結果を予測でき、影響を及ぼすことが可能なもの。

つまり、ダイエットで言えば、
「カロリー制限」であり「運動」なります。



そして、注目すべきは、
影響をおよぼすことができる「先行指標」なのです。

体重計にのって、
体重が減った増えたと嘆くより、

運動をしたか、カロリーを制限できたか、
を意識すべきなのです。


そして、このことは、
あらゆることに対して言えるのです。


■例えば、ビジネスの例で、
こんな事例があります。

アメリカの百貨店の”婦人靴売り場”での実例です。

この売り場の「遅行指標」は


『顧客一人の購入額を増やし、前年と同じ売上を確保すること』


でした。


そして「先行指標」は、すなわち「遅行指標」を
動かすためのアクションをトップ販売員から調べ、
そして決めたのでした。

それは、この3つでした。

1)顧客一人につき最低4足の靴を見せる

2)お礼状を書く

3)購入した顧客全員に館員カードの作成を勧める


そして、この3つことをするたびに、
販売員はスコアボード(進捗チェックシートのようなもの)
にチェックを記入する。


そして、「先行指標」が達成できたかどうか?を
「今日」「今週」という“短期間でフィードバックする”
というリズムを作っていったのです。


そして、この婦人靴売場では、
望む結果、すなわち、

『顧客一人の購入額を増やし、前年と同じ売上を確保すること』

を達成することができたのでした。


■ビジネスでもプライベートでも、
私達が日々注目すべきこととは、


『今日、自分が影響可能な「行動」(=先行指標)にフォーカスすること』


です。


ダイエットなら、体重計に乗ったときに
一喜一憂しているのではなく、

”昼間のデザートのプリンを我慢するか否か”の、
影響可能であるシーンでこそ、一喜一憂すべきなのです。


ウルトラマラソンだって
100キロ走れたかどうか、を気にするより、

”毎週30キロ以上走れたかどうか”という「先行指標」こそ、
気にせねばならないのです。



【「100キロを走り抜く」には、
 「30キロを5回走ること」が条件である】


これがわかっているならば、
ただ「先行指標」(30キロラン)を粛々とするのみ。

これは仕事でも趣味でもなんでも、
同じことが言えると思うわけです。


■しかし、このことがわかっていない、
わかっていても実行できていない組織、
実際、かなりの数あるようです。

否、むしろほとんどといっても良いかもしれません。

では、どうすれば、
「先行指標」、すなわち、今日影響できる行動にフォーカスし、
成果につなげるリズムを作ることができるのか?

その答えとして、
本日ご紹介いたしました『実行の4つの規律』が
参考になるはずです。


3000の組織に実際に導入し、
生産性、利益、顧客満足度など、
各種指標を上げ続けた実績を持つプログラムです。


5月に“エグゼクティブ限定のワークセッション”を行いますので、
ご興味ある、事業部長、役員、経営者の皆さま、
ぜひお越し頂ければと思います。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。

【本日の名言】 生きている間は何事も延期するな。
汝の一生は、実行また実行であれ。

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