成果を出し続ける組織は「70点で目標達成」を目指す
(今日のお話 2343字/読了時間2分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、三日間続いた
米国本社からのファシリテーターによるトレーニング(受ける方)の最終日。
午後からは、社内ファシリテーター導入検討のお客様と打ち合わせなど。
また、夜からは、ウェブ制作をやっている妻とともに、
地元愛知県岡崎市のコンサルタントの方と、
スカイプにてディスカッションなどしていました。
会ったことがないのに、地元が一緒とか共通点があると、
なぜだか親近感を感じてしまうのが不思議です。
(Oさん、先日は長時間ありがとうございました!)
また、本日土曜日は、朝から英語塾、
そして夕方4時からは先週から始まった「組織コンサル養成講座」の第2回目でした。
いろいろ情報が頭に入って、パンクしそうです。
メルマガネタが、10個ぐらいできてしまいました。
*
さて、本日の話です。
本日、受講してきた「組織コンサル養成塾」にて、
いろいろと興味深いお話を聞きました。
本日は、その話を引用しつつ、
”継続的に成果をあげられる秘訣”について、
学んだことを皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
『成果を出し続ける組織は「70点で目標達成」を目指す』
それでは、どうぞ。
■私たちが、仕事や人生において求めたいこととは、
「継続的に望む結果を続ける」
ことではないかと思います。
当然ですが、
”今日は幸せ、でも明日不幸”とか、
”今年はいいけど、来年はずっと調子が悪い”、とか
”今期売れるけど、来期売れない”とか
”今は幸せだけど、老後は惨めな孤独な生活”
等々は、望むべくはずもないし、
「今よりも明日がもっともっと良くなる事」は、
誰しもが当然求めていきたいことだと思います。
■では、そんな、
「望む結果を得続ける」ためには、
どんな工夫、どんな姿勢が必要なのでしょうか?
その答えを考えるにあたって、
本日受講した「組織コンサル養成塾」にて
面白いお話を聞きました。
それは、”伸び続ける組織”とは、
(特に中小企業において)
『70点で目標達成ができる』
という特徴を持つ、と言うのです。
少しわかりづらいので、例え話をすると、
中小企業とは、原則として、
「稼げる時に、稼ぎまくる」ということを、
1つの行動指針とすることが多いとのこと。
中小企業は、
基本的に潤沢な資産があるわけではないため、
その時その時の利益を、きちんと上げることが求められるためです。
しかし、稼げる時以外はどうしているかと言うと、
人員を配置替えしたり、
教育に投資したり、
人の可能性を発掘するためのシステムを変えたり、
というように、あえて
「ベストメンバーではない状態」で戦う、
ことをしつつ、それでも
通常の状態で目標達成をできる状態を目指すべし、
と組織コンサル養成塾の塾長は言っていたのでした。
■当然のことながら、組織も人も、
ある目標に向かって、100%中の100%の力で、
時間と労力、24時間すべて注ぎ込んで、
汗だくでひた走ったとすると、
時間と労力が、すべてその目標に持って行かれます。
すると、どうなるか。
その目標達成に向けての事以外は、
当然ながらできなくなります。
しかし、
それを繰り返していたとすると、
結果として、
「新しい能力を磨く機会」
というものが作り出せなくなります。
そうすると、ずっと
今までの武器、
今までの体制、
今までと同じ戦略で。
ひたすら戦い続けることとなります。
すると、短期的、
長く見ても中期的にはうまくいくかもしれません。
しかし3年、5年、10年となってくると、
今までの武器が陳腐化し、だんだんと成果が出て来なくなることが、
予想されるのです。
だからこそ、先ほどお伝えした原則、
【70点で目標達成を目指す】
という姿勢が大切になる。
100%中の100%、全力中の全力を出して、
常にアキレス腱が切れるような、
背水の陣で臨むのではなく、
”目の前の目標”も見つつ、
”3年後、5年後、10年後の将来の目標”
にも目を向ける、
すなわち、先ほどの
「望む結果を得続ける」ことを、
常に念頭に置く必要があるわけです。
だから、今、
”目の前の目標”に対しては
【70点で目標達成を目指す】
という状態を実現し、
そして残りの30点分は、
”未来への投資活動」”に回せるような、
「投資のための遊び」を設けることが必要になるのです。
■そして、このことは、組織だけではなく、
私たち個人個人でも同じことが言えます。
今与えられた仕事のミッション。
今、取り組むべき評価対象の行動。
今期達成すべき営業目標。
もちろん、それらはとても大事です。
しかし、真に望むべき事は、
「望む結果を得続ける」
ことです。
そうすると、
今日の目標、今月の目標、今期の目標だけではなく、
それらを達成しつつも、
「未来への自分の目標」を達成するために、
”投資する”遊び”を設ける事は、
忘れてはならないと思うわけです。
だから、繰り返しになりますが、
【70点で目標達成を目指す】
というスタンスが、
大事ではなかろうかと思うのです。
■「7つの習慣」では、
望む結果を得続けるための原則として、
『P/PCバランス』
という普遍の原則があるといいます。
これは、
・P=Production(得たい成果)
・PC=Production Capability(得たい成果を得るための能力)
を表します。
つまり、
「望む結果と、望む結果を得るための能力のバランス」
を常に考え、そして行動することが必要である、
という意味です。
今も大切です。
でも、未来も大切です。
今得たい結果と、
これから得たいものを得続けるための能力、
どちらもバランスよく考えてまいりましょう。
そのためにも、
もちろん日々、全力で生きつつも、
今の目標に対してだけ、
100%中100%になるだけではなく、
時間軸を長く見た上で、
今の目標に対して、
「70点で目標達成を目指す」
という状態を目指すこと、
長い目で見たときに、自分のため、ビジネスのため、
人生のためになるのではなかろうかと思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。