人を変容させる最大最高最強の無形の力、それこそが「言葉」である
(今日のお話 2737字/読了時間3分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は午後より、
昨年から通っていた「サムライ塾」なる学びの場の、
塾長(70歳)宅へお邪魔して、
歴史の話、テクノロジーがどうなるか、
現在の北朝鮮問題の行く末、
世界の覇権がどうなるか、
など壮大な話を、夫婦そろって
食事をしつつ、15~23時までひたすら聞いておりました。
物凄く勉強になるとともに、
そのため、本日若干の寝不足です。
とはいえ、貴重な場でした。
こういった教養の大切さを、
最近身にしみて感じるこの頃です。
*
さて、本日のお話です。
最近、”言葉”の大切さをよく感じます。
言葉は思考のツールであり、
言葉があるから意識が明確になり、
人は成長することができる、
そのように思っているのです。
今日は、そんなお話を絡めつつ、
『人を変容させる最大最高最強の無形の力、それこそが「言葉」である』。
というテーマで、
思うところをご紹介させていただきます。
それでは、どうぞ。
■「言葉」の大切さは、
色々なところで言われてきました。
言葉によって物事を定義したり、
そして思い出したり、
発想が膨らんだり、
非常にパワフルなツールであり、
人の成長に不可欠なドライバー、
それが「言葉」である、
当たり前の話ですが、
私はそう想って止みません。
知れば知るほど、
その深さ、力強さを、
感じて感じて仕方ないのです。
■少し私の話を。
私は以前から、運動が好きで、
テニスやマラソンをやります。
でも、実は運動音痴なのです。
しかし、一応人並みに
プレイをすることができています。
そして、その理由は、
やはり「言葉のお陰」なのです。
*
例えばテニス。
特に私のように不器用な人間にとって、
「言葉」というのは、ラケット以上に強い武器です。
自分が打ったショットが、
物凄く上手く言ったとします。
その時、頭の中では
こんな問いが始まります。
「何が上手くいかせたのか?」
「どこか普通と違ったから上手くいったのか?」
「その時の身体の動きは、どうだったのか?」
すると、
そんな”問い”によって、
気をつけることが「言葉」として、
明確になってくるのです。
「今のは、「打点」が膝の横でちょうどいい位置だった。
『打点は膝の横』、
これに気をつけよう。」
「先のは、球に追いつけたから良いショットが打てた。
球に早く追いつき、準備するために、
『初動の一歩目を大きくする』、
これを意識しよう。」
「サーブのとき、体重が上手くのって、
早いサーブが打てた。これはリラックスできたからか。
『腕の力を抜いて、ムチのように打つ』
これ、大事にしよう」
そんなイメージ。
私は、おそらく、
身体の動かし方はあんまり上手じゃないですが、
この
「イメージを言語化するプロセス」
については、
結構得意だと想っているのです。
■そうして、
”気をつけるべきこと”とか、
”意識しようとしたこと”
というイメージを
「言語化」することによって、
記憶に残せるようになる、
すると、どうなるのか。
記号となった「言葉」は、
何度も何度も繰り返すことができるようになります。
テニスをする度に、
携帯に打ち込んだ、「言葉」を見返すのです。
『打点は膝の横』
『初動の一歩目を大きくする』
『腕の力を抜いて、ムチのように打つ』
そう思い返すことで、
繰り返し繰り返し、
自分の中に染み込ませることが
できるようになる。
すると、
はじめは”意識”だけしていたことが、
次第に”行動”として定着し、
そして意識せずともできる”習慣”となる。
こうして、
テニスでも才能がないなりに、
それなりのペースで、
成長の階段を歩んでいくことができる、
そのように思うのです。
■そしてこれは、
何もスポーツだけに限ったことではありません。
あらゆることに通ずる「原則」である、
そう思うのです。
スポーツだけでなく、
会社の理念だってそう。
自分自身のポリシーだってそうです。
人は「言葉」に影響を受け、
支配され、そして行動が変わるのです。
*
以前テレビでみたのですが、
羽生選手が、ある、
最高潮に緊張が高まった失敗が許されない演技の前に
「楽しもう」
と口に出して、
自分を鼓舞するようにしている、と聞きました。
また、イチロー選手は
自分のプロ野球選手としての役割を、
”ヒットを打つこと”でなく、
「ファンを楽しませること」
と定義し、それを何度も、
メディアの前で言葉に出している、
という話を聞きました。
かの有名な
スティーブジョブスは、
スタンフォード大学の有名な講話で、
「もし今日が人生最後の日だとしたら、
今やろうとしていることは 本当に自分のやりたいことだろうか?」
と朝、鏡の前で自らに問うていた、
と言っていました。
これらの人は、その力強い言葉で、
高い基準に自分を置き、自らを律し、
エネルギーを充電させて、
偉業を実現してきたのではないか、
そのように思うわけです。
■すなわち、そういった
「生きるスタンス」すらも、
”「言葉」として表し、繰り返し表現すること”
実現されるものなのです。
だからこそ、言葉とはただの道具ではなく、
成長のドライバーであり、
成長を促進させる栄養剤であり、
自らを突き動かすエンジンであり、
変容を加速させる4次元ポケットのような道具、
すなわち、
【人を変容させる最大最高最強の無形の力、それこそが「言葉」である】
そう思うわけです。
だからこそ、
自分を変えんと願うのであれば、
自らをより前進させたいと欲するのであれば、
それを実現させうる「言葉」を装填すること、
効果的に使うことが、
非常に重要になるのではないか、
そう思うのです。
■そして「7つの習慣」では、
過去200年間の偉人賢人、
すなわち圧倒的に成果を残してきた人達が、
もっていた思考イメージを、「言葉」として翻訳し、
そして誰もが使えるようにしたのです。
ビジネス書で非常に有名な
『ビジョナリー・カンパニー』を書いた、
ジム・コリンズは、「7つの習慣」について、
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「””コヴィー博士は、標準のオペレーティングシステム
いわば個人の効果性の“ Windows ”を生み出し、簡単に使えるようにしたのだ」
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と評し、『7つの習慣』が
「人生のOS」になると語っています。
だからこそ、これまでも、
20万人以上、2000社以上の組織で、
20年以上の長きに渡って、
「7つの習慣」の研修が選ばれ続けてきたのでしょう。
そんな「7つの習慣」を、
企業に導入し、成果につなげるための、
無料プログラム説明会が、来る【4月21日】に行われます。
まだ残席がございますので、
ご興味がある方は、是非お越しになられてみてください。
その「言葉」の明瞭さ、
そして使えるようになるためのシステムを理解することで、
官公庁をはじめ、
大手企業から中堅企業まで、
幅広く選ばれ続けている理由が、
きっとわかると思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。