激変の時代に生き残るためには「ネオテニー」的スタンスが重要
(今日のお話 2867字/読了時間3分半)
■こんにちは。紀藤です。
本日は朝からテニススクール3連発。
1年間通ってきた土曜朝9~12時の英語塾が3月末で終わりとなり、
土曜日の朝、久しぶりにフリーでした。
ということで、ずっとバタバタで休み続けていたテニススクールの
振り替えレッスンでひたすら朝から、テニス、テニス、テニス(合計4時間)。
しかしながら、これからの目標を考えると、
テニスもあんまりやってられないな、
とテニスからの卒業も考えつつある今日この頃。
(本当に大好きなんですけどね)
まずは5月21日にある
野辺山ウルトラマラソンまであと50日なので、
そこに向けて練習を優先させたいと思います。
*
さて、本日のお話です
最近、AI(人工知能)の本にもっぱらハマっています。
読んだ本は、
『エクサスケールの衝撃』
『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』 (文春新書)
『AIの衝撃 人工知能は人類の敵か』(講談社現代新書)
などなど。
そして未来を考え、
結構な危機感を感じています。
今日はその話をご紹介しながら、
これからの時代に生き抜く姿勢として、
『激変の時代に生き残るためには「ネオテニー」的スタンスが重要』
というタイトルで、
思うところをお伝えしたいと思います。
それでは、どうぞ。
■これからの世の中を変える
“ゲームチェンジャー”という存在があります。
北朝鮮、トランプ政権、
また中国、ロシア、人口動態の変化、
テクノロジーの進化、
こういった「大きな潮流」は、
私たちが意識せずとも、
私たちの生活を制的に変えていくことは間違いがありません。
そして、その中の最も大きなゲームチェンジャーではないか、
と個人的に思っているのが、冒頭にご紹介した「AI」なのです。
■この10年でも、
スマートフォンの出現により、
劇的に私たちの“仕事の仕方”が変わりました。
私も長らく営業をしていますが、
外出する時に、地図を印刷しなくても良くなったし、
また顧客情報も直前にも見られるようになったし、
仕事もいつでもどこでも出来るようになりました。
また人間関係もSNSでつながり、
昔の友達もfacebookでつながるし、
新しく知り合った人も、繋がりつづけられるし、
趣味が合うか合わないかもなんとなくわかったりします。
故スティーブ・ジョブズは、
彼が言った言葉通り「世界を変えた」のでしょう。
そして、これから先、
それを越えるほどのとんでもない勢いで、
世の中は変わっていくのだと思います。
否、「AI」のを始めとしたテクノロジーが
世の中を否応なしに変えていくのでしょう。
■そして、どんなスピード感で変わっていくのか?
と考えた時、ふと頭に思い浮かぶ、
とある漫画がありました。
それは、知る人ぞ知る、
『ジョジョの奇妙な冒険』という漫画。
その中では登場人物が、
「スタンド」という魔法(?)みたいな能力を使います。
その「スタンド」なる能力は、
時間を止めたり、空間を削ったり、
ちっちゃい兵隊をいっぱい出したり、
色んなものに命を与えたり、
すんごい勢いでパンチを繰り出したり、
かなりの創造性溢れる能力があるのです。
その中に出てくる一人で、
『ジョジョの奇妙な冒険 第六部 ストーンオーシャン』に登場する
ラスボス「エンリコ・プッチ」という人物がいるのですが、
(いよいよマニアックになってきました苦笑)
彼のスタンド(能力)で、
『メイド・イン・ヘブン』なる能力があるのです。
これは何と、
”世の中の時間を加速させる”(!)
という能力。
もう、哲学的すぎて、
漫画の能力なのか何なのかすら不明。
この能力を食らった主人公の仲間(ポルナレフ)は、
こんなセリフを口にします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「な…何を言っているのかわからねーと思うが、
俺も何をされたのかわからなかった
頭がどうにかなりそうだった、催眠術だとか超スピードだとか、
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
「なんなんだ?!
速すぎやしないかッ!
1時間が確か2分か3分の感覚ッ!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ジョジョの奇妙な冒険」を読んだことがない人にとっては、
何が何やら???と言う話だと思うのですが、
何が言いたいかというと、
『これからの変化は、これくらい凄まじいものである』
ということをお伝えしたかったのです。
おそらく、これからの時代に生きる人は、
先ほどの「メイド・イン・ヘブン」の能力を食らった、
登場人物ばりに、
「なんなんだ?!
速すぎやしないかッ!
1時間が確か2分か3分の感覚ッ!!」
と、つい口に出したくなるくらい、
ものすごいスピードで変化する時代になってくるのではないか、
そう思えてなりません。
しばしば、
「年を取れば取るほど、
どんどん1年間が早く感じていくよね~」
なんて話を、大人達が口を揃えていいますが
その傾向は、益々加速する可能性が非常に高そうである、
AIの本を読めば読むほど、
識者のこれからの未来の予測を知れば知るほど、
私は、そのように思えてならないのです、
■そして
「AI」というゲームチェンジャーによって、
加速されていく時代において、
それについていけなくとなるということはイコール、
「時代に取り残される」
という事を意味するのでしょう。
そしてこれから予測される未来は、
・寿命が伸びる
・仕事を引退する年齢も後ろになる
・職業(求められるスキル)が劇的に変わっていく
ことが想定されます。
■では、そんな中、私たちは
どのようなスタンスで日々行けていけばよいのでしょうか?
その答えになる一つの考えとして、
先日読んだ、
『LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略』
の中で紹介されていた話で、
これからの世の中に生きる人のあるべき姿とは
【ネオテニーであること】
と述べていました。
これは進化生物学の言葉で
”「ネオテニー」=「幼形成熟」”
を意味します。
その言葉から推定されるように、
”動物が幼体の性質を残したまま、成体になること”
を指す言葉。
人間で言うならば、
時代の変化が激しくなる世の中において、
大人になっても、まるで思春期的な若者の性質、
“高度な柔軟性と適応性を維持し,
一定の行動パターンにはまり込むのを避けることができる“
“変わり続けることができる”
そんなスタンスを表します。
そして、思うのが、
そのような「ネオテニー(幼形成熟)」的スタンスこそが、
これからの時代に生き残り続けるために、
大変重要な姿勢ではなかろうか、
そう思ったのでした。
■、、、と、話が色々と飛びましたが、
要するに、言いたいことは、
1.ゲームチェンジャーとしてAIの登場が
かなりの確率で予測される。
2,それによって、”変化のスピード”が加速する。
(まるで「メイド・イン・ヘブン」ばりに)
3,その時代において生き残り続けるためのスタンスは、
「ネオテニー」の如き、柔軟性と適応性を保つことではないか、
という話でした。
「変わり続けること」
「いつまでも柔軟であること」
守りに入らなければ、
きっといつまでも活躍していられる、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。