「卒業証書」の正しい使い方
(今日のお話 1995文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、2件のアポイント。
ならびに、夜は会社のボーリング大会でした。
同僚と企画し3年ぶりに実施したのですが、
非常に楽しい会でした。手前味噌ながら笑
最近、しばしば
”「飲みニケーション」の是非”について、
最近の若者は飲み会の付き合いが悪いとか、
プライベートと仕事を分けすぎるのはいかがなものか、とか、
色んな意見がありますが、個人的には、完全に、
”飲みニケーション肯定派”です。
(とか言いながら、飲みにはあんまり行かないのですが)
ただ、一緒に長い時間を過ごす人であれば
色んな面を見られたほうが面白いし、
好きになれるものだよな、
と改めて思った夜でした。
*
さて、本日のお話です。
今日土曜日は、朝から英語塾でした。
「リーダーが英語とリベラルアーツを学ぶ塾(IELLA)」
という内容で
昨年の4月から1年間、学んできました。
毎週土曜日 朝9時~12時の3時間を1年間。
8月と12時を除いて、
丸1年間、毎週通い続けましたが、
今日がその最終日だったのでした。
その区切りになる最後の授業にて
英語塾の先生が、贈ってくれた言葉が、
「そのとおりだよなあ」と共感し、納得する
印象深いものでした。
ということで、卒業シーズン。
今日はその話について、
皆さまにご共有させていただくとともに、
「卒業証書の正しい使い方」
というテーマで、
皆さまに思うところご共有させて頂きたいと思います。
それでは、どうぞ。
■3月25日(土)。
1年間通ってきた英語塾の最終日。
最後に、先生から、
「Certificate of Achievement」
(卒業証書)
がそれぞれの生徒に手渡されました。
その時に、先生が贈ってくれた言葉が、
印象的で、何より身が引き締まる言葉でした。
それは、こんな話。
「これから、これ(卒業証書)を渡すけれど、
しまっておくんじゃないよ。
机の前に貼って、そして、
英語を学ぶことを、忘れないようにしてください。
英語の学習は今日で終わりじゃなくて、
今日からもずっと続くもの。
そのために、この卒業証書は、
リマインダーとして使ってほしい」
そんなシンプルな話でした。
実際、英語塾の先生も、
もう齢70の半ばで、英語のキャリアも50年以上
だから、英語自体も完全なバイリンガルレベルにも関わらず、
それでも未だなお、
まだわからない単語や言葉があったら、
ノートにメモをして覚えるようにしている、とのこと。
■この話を聞いて思ったことが
確かに、学校でも塾でも、
「卒業」という節目はあるものの
”何かを「卒業」したから”
といって、そこで全てが終わるわけではないのです。
むしろ、逆。
英語塾だけでなく、
よく小学校でも中学校でも大学でも、
その”卒業式”において、
「卒業ではなく、今日からが始まりです」
と、耳にタコが出来るほど(失礼)、
何度も言われてきた話こそが事実だと思うわけです。
卒業式の後も、連続して続くものが人生なのです。
だから、当然ながら、
「学ぶ必要がある」と思ってスタートしたことであれば、
卒業したからおしまい、ということなどなく、
”ずっとずっと学び続ける”
という姿勢こそが、
あるべき姿ではないだろうか、
と思うわけです。
■しかしながら、
たくさんの情報に紛れ、
日常という名の竜巻のような忙しい毎日を送る中、
”あの時、大切にしようと誓った想い”
を、いつの間にか忘れてしまう。
続けていくと誓ったはずなのに、
あの頃の努力は、過去の想い出に成り果ててしまう。
そして、どこかに
「続けなきゃな」「きりが付いたらまた始めよう」
なんて思いながら、胸に小さなシコリを抱えつつ、
日々の喧騒に飲まれていく。
そんなことが、往々にして
起こってしまうのが現実ではないか、と思うのです。
■しかし、そんな思いがあるとしたら、
願わくは続けていきたいし、卒業をスタートとして、
さらなる高みへ飛翔していきたいもの。
この大空へ、翼を拡げ、飛んでいきたいよ
(by 翼をください)
ばりに飛び立ちたいもの。
では、どうすればよいか。
「あの時の想い」を忘れないよう、
何をすればよいのか?
その答えの一つが、まさしく
先ほどご紹介をした英語塾の先生が語った、
『これ(=卒業証書)は、しまっておくんじゃない。
机の前に貼って、”学び続けること”を思い出すためのものだ』
という言葉にあるのではないか、
と思ったのです。
■たしかに、
・目標を紙に書いて掲げる
・机の前に貼る
・携帯の壁紙にする
なんてことは、
青臭く、子供じみたことである、
と感じられかもしれません。
実際、言い尽くされ、提案されつくした、
「自己啓発まっしぐらな話」であることも事実。
でも、だからこそ、
なんだかんだで効果がある、
原理原則だとも思うわけです。
少なくとも私はそう思うし、
私が出会った尊敬すべき偉人・賢人も、
皆口をそろえて、
『大切なことは、書いて、貼って、思い出す。
間違いなく、時差を経て、形になる』
と、自信に満ちた目で、言うのです。
■繰り返しになりますが、
人生に「卒業」はなく、ずっと続いていくもの。
だからこそ、「小さな卒業」をきっかけに、
続けるべきことを終わらせてしまい、
そして過去の想い出にするのは、もったいない。
だからこそ、ずっとずっと学び続け、
そして、続ける気持ちを促すためのツールとして、
ぜひ、
”卒業証書は、目に見えるところに貼ってみる”
のはいかがだろうか、と思います。
そして思うに、それこそが、
【卒業証書の正しい使い方】
ではなかろうか、
そう感じた、
3月の卒業シーズンの1日でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。