『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』から考える、「人生の長期戦略」の描き方
(今日のお話 2053文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また、メール配信システムが壊れてしまい、
危うく「毎日メルマガ配信をする」という、
自分の中の約束が破られてしまうところでした。
別に他の人は気にしていないかもしれませんが、
自分にとって、
「何が何でも毎日続けてきた」
という心の奥にある想いは
小さな自信、信念となり、
自分を支えてくれているように思います。
ということで、
今後も「何が何でも配信し続ける」ために、
メール配信システムを今後変えていくことにしました。
もしかすると、
届かなくなる方もいらっしゃるかもしれませんので、
その際は、サイトにお問い合わせください。
*
さて、本日のお話です。
今、個人的に、
人工知能(AI)がもたらす未来が、
どのようになるのか、凄く気になっています。
読んでいる本が、
『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』井上 智洋 (著)‚
という本なのですが、
2017年新書大賞 ベスト10にも入った本で、
非常に興味深く、
「人工知能が私達の仕事にどう影響を与えるのか?」
についてイメージしやすく、
わかりやすく書いています。
今日はこの本より、
幾つか引用させて頂くとともに、
「『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』から考える、”人生の長期戦略”の描き方」
というテーマで、
思うところをお伝えさせていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。""
■最近、人口知能(AI)という言葉を、
あらゆるところで耳にするようになりました。
どうやら、世間は、
「AIブーム」
と呼ばれる波の中にいるようです。
そして、AIの世界では、
どうやら、今が始まったばかりで、
そのテクノロジーがあらゆるところで活かされ、
盛り上がってくるのが、
”2030年頃”
という説が多いようです。
■2030年というと、
先のように思えて、実は、13年後。
「13年後かあ」と考えた時、
私は、いや待てよ、結構近くないか!?
と思ってしまいました。
先述の
『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』井上 智洋 (著)‚
によると、
2030年から2045年の間に、
「とっても賢い『汎用型AI』が
商業として活用され始めるであろう」
と述べています。
『汎用型AI』というと、
なんだか聞き慣れないですが、要は、
上司が部下に、
「会議の資料まとめといて」
というように、
”まるっとしたお願い”を処理できる、
そんな課題解決型のAIのこと。
今は、
・決められた範囲での事務作業 とか
・決められたプロセスのものづくり とか、
・プログラミングされた中での介護の手伝い とか、
そういった”特定の範囲”を超えて、
どんどん人の仕事の領域に近づいてくる、
そのように言うわけです。
■そうすると、何が起こるのか?
結果、
「”技術的失業”が起こる」
のです。
要は、機械に仕事を奪われていく、ということ。
もちろん、これはネガティブな意味ではなく、
AIや3Dプリンタやその他のツールを使い、
”企画やアイデア”を形にできるのであれば、
逆にチャンスである、という見方もできます。
しかし、逆に
「誰でも出来る仕事」に甘んじているならば、
残念ながら、機械に仕事を奪われる可能性が高い。
なぜならば、
機械(AI)に働かせたほうが、
人件費(というかわかりませんが)が安いので、
わざわざ資本家やオーナーは、
人を雇おうと思わないからです。
時給1500円の受付を雇うより、
1時間500円で借りられる「進化型ペッパー」を導入したほうが、
安いからです。
■すなわち、13年後くらいから、
『自分自身の市場価値が問われる』
という時代の訪れが、
既に予測されているのです。
ということは、
”起こりうる未来”に対して、
私たちはどうすべきなのか、
ということを、考え始めることが
大事なのではないだろうか、
私はこの本を読み、切にそのように思いました。
■人生には、色々な”時間単位”があります。
短期。
中期。
長期。
超長期。
今月の売上を上げなければいけない。
1~3ヶ月など「短期」の視点。
来年以降の仕事、
出世のチャンスをつかむため、
英語やらMBAの資格を勉強しなければいけない。
1~3年くらいの「中期」の視点。
激変する労働市場と、自分の未来について考える、
10年の「長期」の視点。
今自分が持っている仕事自体の存在価値が問われ、
クリエイティビティ、アイデア、人の繋がり、
教養の深さなどが問われる、
15年、20年、30年の「超長期」の視点。
当たり前ですが、
一番大事なのは、”今目の前にあること”であり、
時間単位で言えば、
”「短期」の話”
のことを考えるし、
まず足元のそこから考えることを、
周りからも求められるもの。
それは否定しません。
「今」は、何にもまして大事です。
■しかしながら、時計の針は進み続け、
そしていずれ、
”起こりうると言われていた未来”
がなんだかんだ訪れるのです。
だからこそ、
【「短期」に向き合いつつ、「長期」の準備をする】
という姿勢が、
非常に重要なのではないだろうか、
そんなことを思ったのです。
「7つの習慣」では、
”第3の習慣 最優先事項を優先する”
において、
『緊急ではないけど、重要なこと』
にいかに時間を使えるか、が、
効果的で長期的に繁栄する豊かな人生を形作る上で、
とても大事である、
と言います。
「短期」の視点も大事。
しかし、今を生きつつ
「短期」の成果を上げつつも、
「長期」「超長期」の視点を持つことも、
大事なのでなかろうか、
そのように強く思った次第です。
ということで、今旬な話題なので、
明日は「機械に奪われにくい仕事」ということで、
もう少し掘り下げてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日も皆さまにとって素晴らしい1日になりますように。""