たんぽぽ大作戦が世界を変える
(今日のお話 2157字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は終日、2月から始まった、
戦略実行4Dxのワークセッション、
5日目でした。
そして夜は、久しぶりのテニススクール。
そしてその後、ジムにてランニング。
本当は10キロ走りたかったですが、
身体のことを考え、3キロで終了。
100キロウルトラマラソンまで、あと67日。
がんばんなきゃなあ(汗)
*
さて、本日のお話です。
先日行った「働き方改革イベント」にて、
日本の人事部HRアワード2016 個人の部・最優秀賞を受賞の
ユニリーバジャパンの島田様にお越しいただきました。
昨日のお話は、
『改革というならば、前提条件を壊してこそ』
というお話で、
そもそもの”前提条件”を疑うことでしか、
劇的な変化は得られない、という島田様のお話をお伝えいたしました。
今日も引き続き、
島田様のお話から感じたことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
「たんぽぽ大作戦が世界を変える」。
これからの日本を、そして世界を変えうる考え方だと思います。
それでは、どうぞ。
■さて、先日の「働き方改革イベント」は、
「7つの習慣 20周年記念イベント」ということで、
弊社のイベントの中でもかなり大規模のものでした。
約250名の方がご参加。
目黒雅叙園の会場をぶち抜きで利用での、
15:00-17:30の2時間イベント。
島田さんには、イベントで1時間
お話をいただいたのてすが、
実はそのイベントの直後、
島田さんは、ユニリーバジャパンの本社にて、
”別のイベント”をお持ちでした。
250名の方の前で講演した後、
また別の、おそらく大規模なイベントでプレゼン。
イベントの担当者によると、
打ち合わせの時間も30分1本勝負で、
全く時間を無駄にしない。
本当に、
”1分1秒の時間を惜しんで、
全身全霊、魂を込めて仕事している、
否、命を燃やしている”
そんな印象を受ける方。
■そんな島田様は、
「ただのイイハナシ」とは違いました。
何が違うかというと、
参加している方に、”迫る”のです。
例えば、このようなことを
冒頭におっしゃっていました。
「私、聞いているだけで、リアクションがないのはキラいです。
わかっても、わからなくても、リアクションをしてください。
頷きでも、表情でもいいです。
もし良いリアクションだったら楽しくなって、
たくさん色んなことを話します。
わかりましたか?!」
大体こういうイベントでは、
日本人らしく、皆沈黙しているのですが、
そこにいる参加者の方も、
その場を飲み込まれた雰囲気で、
「はい!」
と一斉に答えられていました。
■なぜ、そんな風に、
参加者にも”迫る”のか?
別にイベントだから、
そんなに強く言わなくてもいいっちゃいいわけです。
でも、その理由と思われる話で、
島田様はこう言うわけです。
「”働き方改革”は、一社ではできないんです。
「仕事」という根本から変えなければいけない。
前提をみんなで壊さなければいけない。
それで、少しでも多くの人が、
「アーユーハッピー?」と聞いて、
「イエス!!!」と元気よく答えられる、
真面目に、そんな世の中にしたいんです。
だから、私が経験してきた、
20年間の人事の経験も、
ユニリーバジャパンのWAA(Work from Anytime and Anywhere)の取り組みも、
全部お話しします。
だから、皆さんは、
少しでも多く持って帰って、
アクションをしてください。」
「私はこの活動を、
『たんぽぽ作戦』
と呼んでいます。
たんぽぽは、花を咲かせ、一輪から風に乗って綿毛を飛ばします。
そして、それぞれの場所でまたたんぽぽを咲かせ、綿毛を飛ばす。
私は今日、たんぽぽになって、
皆さんに経験と情報を伝えます。
今日は皆さんが”綿毛”になって、
ご自身の会社に戻られて実行してください。
そこで、またたんぽぽを咲かせて、
また次の人がたんぽぽの綿毛を飛ばす。
そうすることで、世の中は変わると思います」
そのようなお話をされていました。
■昔、流行った映画で、
『ペイ・フォワード』という映画があります。
ある子供が”世界を変える方程式”を生み出す方法を考えます。
それは、
”自分が誰かから嬉しいことを受け取ったら、親切にされたら
それを次の2人に、その受け取った親切を渡していく”
というもの。
ポイントは、
「親切をされた相手ではなく、
ペイフォワード(次の人にわたす)する」
というところ。
すると、ねずみ算式に
”幸せの輪”が広がり、
世界は幸せになるはずだ、
そんなシンプルな、
でも確かにその通りである、
力強いお話です。
■そして、島田さんがおっしゃられた
『たんぽぽ作戦』も全く同じでしょう。
何か、良い影響を誰かから貰ったなら、
それを自分の中で留めて終わらせるのではなく、
発信をする、アクションをする。
そうすると、自分の行動によってで、
”影響を受ける誰か”が新たに現れるはず。
そして、その人がまた行動をして、
次の人に良い影響を与えていく、
そうやって、
時間と空間を超えて、
連鎖していく。
それこそ、
「たんぽぽの綿毛」であり
「ペイ・フォワード」ということになるのでしょう。
■ちなみに、私の、
このメルマガもそのような気持ちでやっています。
正直、暑苦しいこと、
青臭いことを日々書いていて、
見る人によっては
「当たり前のことじゃん」
「毎回同じこと書いている」
と思われる方も、もちろんいるでしょう。
そうかもしれないし、
実際、そうだと思います。
見ている人見ていない人、
それぞれいらっしゃるでしょうし、
必ずしもリアクションがあるわけではないから、
本音でどう思っているのかはわかりません。
でも、自分が経験した、
”心動かされた話”
”ためになると感じた話”
”元気になる話”
これを、ただただ、
ひたすらに発信し続けることで、
与えられる「小さな影響」もあるはず。
そう思って、
1100回休まず続けています。
■そして働く誰もが
『たんぽぽ』たり得るはず。
それが一つでも二つでも、
それが必ず花にならずとも、
たとえ「小さな綿毛」でも、
まずは飛ばすだけで、
間違いなく価値があるはず、
そう思った次第です。
綿毛、受け取っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。