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1128号 2017年3月17日

たんぽぽ大作戦が世界を変える

(今日のお話 2157字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。

昨日は終日、2月から始まった、
戦略実行4Dxのワークセッション、
5日目でした。

そして夜は、久しぶりのテニススクール。

そしてその後、ジムにてランニング。
本当は10キロ走りたかったですが、
身体のことを考え、3キロで終了。

100キロウルトラマラソンまで、あと67日。

がんばんなきゃなあ(汗)



さて、本日のお話です。

先日行った「働き方改革イベント」にて、
日本の人事部HRアワード2016 個人の部・最優秀賞を受賞の
ユニリーバジャパンの島田様にお越しいただきました。

昨日のお話は、
『改革というならば、前提条件を壊してこそ』
というお話で、

そもそもの”前提条件”を疑うことでしか、
劇的な変化は得られない、という島田様のお話をお伝えいたしました。

今日も引き続き、
島田様のお話から感じたことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、


「たんぽぽ大作戦が世界を変える」。


これからの日本を、そして世界を変えうる考え方だと思います。

それでは、どうぞ。

■さて、先日の「働き方改革イベント」は、
「7つの習慣 20周年記念イベント」ということで、
弊社のイベントの中でもかなり大規模のものでした。

約250名の方がご参加。

目黒雅叙園の会場をぶち抜きで利用での、
15:00-17:30の2時間イベント。


島田さんには、イベントで1時間
お話をいただいたのてすが、

実はそのイベントの直後、
島田さんは、ユニリーバジャパンの本社にて、
”別のイベント”をお持ちでした。

250名の方の前で講演した後、
また別の、おそらく大規模なイベントでプレゼン。

イベントの担当者によると、
打ち合わせの時間も30分1本勝負で、
全く時間を無駄にしない。


本当に、

”1分1秒の時間を惜しんで、
 全身全霊、魂を込めて仕事している、
 否、命を燃やしている”

そんな印象を受ける方。


■そんな島田様は、
「ただのイイハナシ」とは違いました。

何が違うかというと、

参加している方に、”迫る”のです。

例えば、このようなことを
冒頭におっしゃっていました。



「私、聞いているだけで、リアクションがないのはキラいです。

わかっても、わからなくても、リアクションをしてください。

頷きでも、表情でもいいです。

もし良いリアクションだったら楽しくなって、
たくさん色んなことを話します。

 わかりましたか?!」


大体こういうイベントでは、
日本人らしく、皆沈黙しているのですが、

そこにいる参加者の方も、
その場を飲み込まれた雰囲気で、

「はい!」

と一斉に答えられていました。


■なぜ、そんな風に、
参加者にも”迫る”のか?

別にイベントだから、
そんなに強く言わなくてもいいっちゃいいわけです。

でも、その理由と思われる話で、
島田様はこう言うわけです。


「”働き方改革”は、一社ではできないんです。

 「仕事」という根本から変えなければいけない。

 前提をみんなで壊さなければいけない。

 それで、少しでも多くの人が、
 「アーユーハッピー?」と聞いて、
 「イエス!!!」と元気よく答えられる、

 真面目に、そんな世の中にしたいんです。


 だから、私が経験してきた、
 20年間の人事の経験も、
 ユニリーバジャパンのWAA(Work from Anytime and Anywhere)の取り組みも、
 全部お話しします。


 だから、皆さんは、
 少しでも多く持って帰って、
 アクションをしてください。」


 「私はこの活動を、

  『たんぽぽ作戦』

 と呼んでいます。

 たんぽぽは、花を咲かせ、一輪から風に乗って綿毛を飛ばします。
 そして、それぞれの場所でまたたんぽぽを咲かせ、綿毛を飛ばす。

 私は今日、たんぽぽになって、
 皆さんに経験と情報を伝えます。

 今日は皆さんが”綿毛”になって、
 ご自身の会社に戻られて実行してください。

 そこで、またたんぽぽを咲かせて、
 また次の人がたんぽぽの綿毛を飛ばす。

 そうすることで、世の中は変わると思います」


そのようなお話をされていました。


■昔、流行った映画で、
『ペイ・フォワード』という映画があります。

ある子供が”世界を変える方程式”を生み出す方法を考えます。

それは、

”自分が誰かから嬉しいことを受け取ったら、親切にされたら
 それを次の2人に、その受け取った親切を渡していく”

というもの。

ポイントは、

「親切をされた相手ではなく、
 ペイフォワード(次の人にわたす)する」

というところ。

すると、ねずみ算式に
”幸せの輪”が広がり、
世界は幸せになるはずだ、

そんなシンプルな、
でも確かにその通りである、
力強いお話です。


■そして、島田さんがおっしゃられた
『たんぽぽ作戦』も全く同じでしょう。


何か、良い影響を誰かから貰ったなら、
それを自分の中で留めて終わらせるのではなく、
発信をする、アクションをする。

そうすると、自分の行動によってで、
”影響を受ける誰か”が新たに現れるはず。


そして、その人がまた行動をして、
次の人に良い影響を与えていく、

そうやって、
時間と空間を超えて、
連鎖していく。

それこそ、

「たんぽぽの綿毛」であり
「ペイ・フォワード」ということになるのでしょう。


■ちなみに、私の、
このメルマガもそのような気持ちでやっています。

正直、暑苦しいこと、
青臭いことを日々書いていて、

見る人によっては
「当たり前のことじゃん」
「毎回同じこと書いている」
と思われる方も、もちろんいるでしょう。

そうかもしれないし、
実際、そうだと思います。


見ている人見ていない人、
それぞれいらっしゃるでしょうし、

必ずしもリアクションがあるわけではないから、
本音でどう思っているのかはわかりません。


でも、自分が経験した、

”心動かされた話”
”ためになると感じた話”
”元気になる話”

これを、ただただ、
ひたすらに発信し続けることで、
与えられる「小さな影響」もあるはず。

そう思って、
1100回休まず続けています。


■そして働く誰もが
『たんぽぽ』たり得るはず。


それが一つでも二つでも、
それが必ず花にならずとも、
たとえ「小さな綿毛」でも、

まずは飛ばすだけで、
間違いなく価値があるはず、

そう思った次第です。


綿毛、受け取っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。

【本日の名言】 真の意味で僕を豊かにしてくれたのは、
僕が受け取ったものよりも
多くのものを与えた場合だけでした。

サン=デグジュペリ

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