自分の嫌いなところが、自分の最大の武器となる
(今日のお話 2484字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日はお客様への
”4Dx(戦略実行)プロセス”のコンサルティング4日目でした。
https://www.franklincovey.co.jp/books/4dx/index.html
社内にて「実行文化」を作るために、
コーチ役をされる方と共にセッション。
通常の研修とは違い、
ゼロから答えを見つけていき、
そして形にしていくプロセスなので、
結構タフ(大変)なのです。
が同時に、着実に、
粛々と行うことで
確実に成果がでるものであると確信しています。
思うのですが、本当に成果がある活動とは、
花火や祭りのようなイベントではなく、
日々の地味な、でも、淡々とやり遂げる歩みになると
強く思っております。
(私のメルマガも、地味ながらも、
1100号を超えて、やり続けることで、
確実に仕事の成果に繋がっているな、と感じます)
A社の皆さま、引き続きよろしくお願いいたします。
心より、応援しています!
*
さて、本日のお話です。
昨日、仕事の後、
外資系メディアで働いている友人の紹介で、
とあるイベントに参加してきました。
ちなみにイベントの内容は、
”今話題のIT起業家”のお話を聞く場、というもの。
昨日のIT起業家は関口舞さん(25歳)
という方で、「9(ナイン)」という
マッチングアプリを世界中で流行らせた人です。
オバマ夫人、トランプ氏も利用し、
話題となっているサービス。
それを若干25歳の若さで立ち上げた話なのですが、
超絶に刺激を受けてしまいました。
今日はその関口舞さんのお話を引用させていただきつつ、
思うところを皆さまにご共有させていただきたいと思います。
テーマは、
「自分の嫌いなところが、自分の最大の武器となる」。
それでは、どうぞ。
■関口舞さんは、
”女性起業家”としてテレビや雑誌など、
メディアでも取り上げている方。
しかしその物腰は、本当に
「普通の女の子」
(といっては失礼かもしれませんが)
という印象でした。
自信満々で、強気。
なんでもやる!どんとこい!
年上には負けないゾ!みたいな
「ザ・起業家」ではなく、
普通に恋愛して、
飾らず、自分の弱いところも見せて、
ゲームも好きで、一般の感覚を誰よりも持つ、
そんな親しみやすい方のイメージでした。
*
実際、関口舞さんは、
トークイベントで、こんな過去の話をされていました。
・中学時代の友人からハブにされたことから不登校になった
・2ちゃんねらーとしてのネット住民になった
(でも立てたスレッドは必ず流行った)
・広告代理店に入るものの、半年で退職。
(広告代理店でも、先輩に嫌われ、ストレスで体調を崩す)
昔から人一倍、
「人の目が気になる」という性格。
そのため、病んでしまうことも、
しばしばあったそう。
■しかし、関口さんは、
こう続けるのです。
「自分が人の気持ちを、人一倍考えてしまうがゆえに、
自分が恋愛でも告白する勇気がないがゆえに、
あるサービスを思いついたんです」
例えば、『One heart』という、
フェイスブックの機能を利用した、
「両思いかどうかわかる」というアプリ。
フェイスブックの友達から、
自分が好きな人を1人だけ選ぶ。
選べるのは1人だけです。
1ヶ月変えられないので、適当には選べない。
相手が”自分”を選んだら、
そして”自分”も”相手”を選んでいたら、
「おめでとうございます!
あなた達は両思いです!」
とお互いがわかるという、
非常にシンプルなアプリ。
これは、
”「好きな人に告白できない」という自分の勇気のなさ”
から元々は生まれたものである、
と関口舞さんは言いました。
*
そんなアプリは会員が6万人を超え、
実際のユーザー3万人の仲、
8%が両思いでマッチング。
その中には、LGBTで、
好きな人が同性の友達で、
でお思いを言い出せなかった人が、
お互いつながり合うことができたり、
その”影響の輪”を、
「自分の弱さ」というものを昇華させて結果、
図らずも生み出すことができた、
*
その後も、相手の「顔」じゃなく、
インスタグラムを使い内面、感性でマッチングができる
アプリ『9(ナイン)』を開発。
世界中でローンチし、結果的に、
冒頭にお伝えしたように、大きな話題となったのでした。
そして、今ではAIの専門家をパートナーに、
投資家の力も借り、
「人と人繋ぐこと」
を助けている
そんな話が昨晩のお話の印象的に残ったことでした。
■私は特に、関口舞さんが、
こんなことを言っていたのが非常に印象に残っています。
「自分は人のことを気にし過ぎたり、
相手がどう思うかを気にし過ぎたりしてしまいます。
でも、その性格があったから、
「こんなサービスがあったらみんなこう思うだろうな」
と想像できるし、企画もできたのだと思います。
そして、そんな気にし過ぎるところは、
”自分の嫌いだと思っていたところ”でした。
でも、実は今は、そんな
【「弱み」こそが「自分の武器」】だって、
最近、思えるようになりました」
そんな内容でした。
■当然ながら、
誰もが得意不得意なことがあります。
そして自分の理想、憧れは、
必ずしも自分が持っている特性とは
違うかもしれない。
でも、自分の持っている資質、性格、癖、
それらのものは、きっと掘り下げることで武器にし得ること、
誰でもできると思うのです。
それは、簡単には見つからないかもしれません。
でも、誰にでも可能性や強みは、絶対にあります。
だからこそ今はまだ分からない人も、
自分の能力・資質をもっと活かせる方法が、
もっともっとあるはずと信じること。
関口舞さんの言われるように、
【自分の嫌いなところが、自分の最大の武器となる】
ことだってあるかもしれません。
そして、それを探し続けることが、
今を楽しく、そしてまわりを幸せにするためにも、
想像以上に大事なのではないか、
そう思うのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。