「健全なぶつかり合い」が生み出すもの
(今日のお話 1534字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は1件のアポイント。
ならびに夜は、
フランクリン・コヴィー中国支社より来日した
中国人のピーターさんとともに神楽坂へディナー。
彼は、世界的に伸びている4Dx(戦略実行)の
プログラムのリーダーを務めている方で、
「戦略実行」について情報交換などをする中、
サムライ文化の話やら、中国語の発音の練習やら、
楽しい時間になりました。
思ったことは、
「やっぱり国際人として英語は必須だなあ」、
という一点。もっと勉強しよう(反省)
*
さて、本日のお話です。
去年の年末に参加した「サムライ塾」という、
ちょっと怪しいネーミングの学びの場があったのですが、
それを通じて、自分の中に
大きな変化がありました。
そこで強く思ったこととは、
「健全なぶつかり合いを、敢えて求めること」
の大切さ。
今日はそのことについて
思うところを皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
”「健全なぶつかり合い」が生み出すもの”。
それでは、どうぞ。
■話は変わりまして、
我が祖母(中国人)は
しばしばこんなことを言っていました。
「言いたいことがあったら、言わんといかん。
黙って我慢しとったら、(ストレスで)命がいくつあっても足りん」
そして、お店の人でも、お客さんでも、
ガンガン言いたいことを言いまくっていました。
見ている方としては、ヒヤヒヤしていますが、
なんだかんだで愛されて、かつ自分の生き方を通していたように見えます。
■逆に、私は元来、
”争いごと”系の話は苦手です。
ディスカッションや議論も、
正直、”競争心むき出し”になってくると、
億劫になっていました。
しかし、ある時から、
「言いたいことは言ったほうが双方にとってメリットがある」
と思うようになったのです。
特に日本人の場合、
その「優しさ」故に、
我慢する傾向があると言われます。
ゆえに、
・相手が傷いたら申し訳ないから
・お客様だから
・人間関係がやりづらくなるから
ということで、
「本当はこうしたいのに」
という思いを、胸に抱えながら、
”正直な思いに蓋をする”とする傾向、
しばしばあるようです。
■しかし、怖いのが、
その”言わないこと”を
「優しさ」と勘違いしてしまうことではないかと思います。
本当は、
「言う勇気がない」
「面倒に巻き込まれたくない」
「事なかれ主義でよい」
「戦う気概がない」
というような、
”自らの『勇気の欠如』”
から「言わないと言う選択肢」が生まれているのに、
それを「相手が傷つくから」みたいな言い訳に置き換えるのは、
ちょっと違うように思うのです。
本音を言うと、軋轢、衝突、
時に、不和が起こりうると思います。
でも、
「この人とは真剣に向き合っていきたい」
「組織、チームをよくしていきたい」
「自分に嘘をつきたくない」
と思うのであれば、
言いたいことは言ってしかるべきだし、
『健全なぶつかり合いを、敢えて求めること』
で生まれることもあるのでは、
そう思うのです。
■「7つの習慣」では、
人間関係の原則である、
”第4の習慣 Win-Winを考える”
において、
【「勇気」と「思いやり」のバランスこそが、WINーWINだ】
と言っています。
「思いやり」(相手のWINを考えすぎる)と、
相手はWIN、私はLOSEになり、
「勇気」(自分のWINを考えすぎる)と、
自分はWIN、相手はLOSEになる。
すなわち、
”相手への気遣いばかり多くて、言いたいことも言えない”
でもよくない、
”相手への気遣いが少なくて、言いたいことしか言わない”
もよくないということ。
そして、私達日本人は、
世界的に見て、「思いやり」が強すぎる、
逆に言えば、「勇気」が弱い傾向があると言われます。
ということで、
”自分が日本人的だな”と思われるのであれば、
『健全なぶつかり合いを、敢えて求めること』
で「勇気」を発言することも
大事なのではなかろうか、
結果、もっと良好で、
健全で、前向きな結果が生まれることもあるのではないか、
そんなことを思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。