迷って、迷って、迷いまくったからこそ、大切なものを見出すことができる
(今日のお話 2436字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに夜は一ヶ月ぶりのテニススクールと、
スクールの後、5月に出場する100キロウルトラマラソンに向けて、
ランニング&筋トレ。
100キロ走るのに、
それに加えて1000メートルも登るという
非常にふざけたコースであるため、
最近流行りの、24時間フィットネスに期間限定で登録し、
”筋トレ&ランニングマシン”にて、
負荷をかけたランニングをひたすらやっておりました。
運動すると最高に寝付きが良いですが、
同時に、最高に朝、起きられなくなりました。
(そりゃそうですね、疲れてますから汗)
もっと睡眠時間を確保できる生活にしよう、
と思った次第です。
*
さて、本日のお話です。
先日、私が尊敬する研修講師のKさんと
お客様先にご提案に伺いました。
ちょうどお昼だったので、
一緒にランチをしながら、
あれやこれや話をしていたのですが、
その際に、とても共感、感銘を受ける話を聞きました。
テーマは、
「迷って、迷って、迷いまくったからこそ、
大切なものを見出すことができる」。
という内容で、皆様に思うところを
ご共有させていただきたいと思います。
それでは、どうぞ。
■研修講師のKさんは、
齢60歳を超えてなお、物凄い熱量と、
目力と、そして溢れる想いを乗せて、
一瞬一瞬全力で伝える、
そんな
「魂の研修」
(と私は勝手に呼んでいます)
を提供される稀有な講師です。
その登壇回数も、
1000回を超え、私は
”日本の中でも最高の講師の1人である”
と思っています。
■さて、このKさんとランチを食べつつ、
こんな話をしていました。
いや、正しくは、
”私の相談”でしょうか。
私「ちょうど私は昨年、「サムライ塾」なる、
”自分を揺さぶられる学びの場”、に参加しました。
それまでは、「自分のミッションはこれだ!」と言って、
否定もしなかったし、されることもなかった。
でも、サムライ塾にて、
「本当にそう思ってるの?なんか薄っぺらく聞こえるんだけど」
と、”揺さぶり”をかけられ、
その言葉を真摯に受け止めるたび、
”揺れる”自分がいたんです。
早く、もっと強く自分の軸を決めて、
もっと突き進みたい、毎日そう思うのですが、
Kさんは、”今の道”をどう決めたんですか?」
そんな問いを投げかけたのでした。
■対して、Kさんはこのように答えました。
「自分も、実は今の仕事が決まったのは、
”46歳”のときだった。
つまり、
”人を教える仕事こそが、自分の道”
だって確信したのは、結構遅かったんだよ。
それまで、ずーっとこのままでいいのか、
自分の命をここで使っていいの?
そんな問いに向き合い続けてきた。
そしたら、 迷いに迷って考えた果てに、
ふと、ある瞬間、
「自分の道はこれだ!」
と思う瞬間がきたんだよ。
その瞬間、
「あっ、これしかないな」、
と自然となって、それからは、
誰に、何を言われようと、動じなかった。
妻から、
「子供がお金かかる時に、
なんで全く違う仕事をするの!?リスクもあるのに?」
と言われても、聞かなかった。
でも、それは、
”「迷った時間」があったから見つかったんだ”と
今は思うんだよ。」
そんな話でした。
■彼が最も強く伝えていたのが、
『迷う時間の大切さ』
でした。
あーでもない、こーでもない。
こっちな気もするけど、あっちな気もする。
でも、立ち止まっているわけにはいかないから、
とりあえず進んでみる。
でも、やっぱり違ったようだ。
また迷う。何が違うのだろうか。
他に自分の才能をいかし、
情熱が燃え上がるものが、何かあるのではないか。
迷う時間というのは、
なんだか立ち止まっているような気がするけど、
真剣に悩むことは、自分の中の太くて硬い芯を練り上げている、
そんな大切な時間である、ということ。
■「7つの習慣」では、
”第二の習慣、終わりを思い描くことから始める”、
という習慣がありますが、
『自らのミッション(使命)を見つける』、
すなわち、自分の価値観、軸を見つけることこそが、
自分が思い描く、理想的で、充実した、
右肩あがりの人生を生きる上で、
必要不可欠なものである、といいます。
しかし、それは
1時間、2時間、ちょろっと考えただけで、
見つかるものではない。
大げさにいえば、
それらを見つけるためには、
何年も何年もかかるものなのです。
■私自身、毎年考えて、
そして見直していますが、
それでも、やっぱり惑います嘘になります、
密度は高まっていても、
それが「ダイヤモンド並みに硬い鉱石」かと言われれば、
まだまだそれには達していない。
しかし、自分を見つけるために、真剣に、
・『人生は手帳で変わる 3週間ワークブック』
・『完訳 7つの習慣』
・『目標設定練習帳』
・『さあ、才能に目覚めよう』
・「サムライ塾」
・「座禅」
・「毎日のメルマガ」
などの書籍や研修などに取り組む過程で、
泥団子を石のように固くするように、
雪だるまを何度もギュッギュと叩き、
固め、割れない大きな玉にするように、
固めつつあることは実感するのです。
そしてその過程の中で、
より強く、ぶれない自分になるように感じ、
その度に、実生活の仕事の成果も、
どんどん良くなってきています。
多分、それは、
「ぶれなくなる」ことによって、
『常に高いエネルギー状態でいられるから』
からなのです。
すぐ疲れず、
24時間365日、常に駆け回っていても、
楽しくて、充実した感覚が得られるから、
プライベートも仕事も、
良い成果が得られる、其のように思います。
■「迷う時間」は、大切です。
「自分探しどうなの?」
という風潮がありますが、
【迷って、迷って、迷いまくったからこそ、
(自分にとって)大切なものを見出すことができる】
と思うのです。
ただし、
「現実から逃げず、
頭も時間も体も人脈も、
大切なものを使って”真剣に”迷う」
ことが条件であると思います。
誰もが、
何かしらの才能や、
情熱を持っていて、
その「歩留まり」を上げることができれば、
きっとその分野で大きな成果を上げられ、
必要とされる人間になれるはず。
それが何なのかを、
運を天に任せるのだけでなく、
「自分で探しに行く」
という姿勢も、より充実した人生を生きるために、
大事な要素ではなかろうか、
そう感じるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
本日が皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。